久しぶりの南アルプス入山となった。今回の目的は花探しでも風景写真撮影でもなく、YBSテレビ関連の取材の手伝いである。本日の宿泊地は仙水小屋なのであまり急いで行く必余は無く、12時半広河原発北沢峠行きのバスで行くことにした。芦安バス停の駐車場に到着すると案の定駐車場は混雑しており、第5駐車場を案内されそちらに止める。親切なことにジャンボタクシーが駐車場まで迎えに来てくれて予定していたバスよりも1時間ほど早く芦安を出発できた。
広河原で北沢峠行きのバス時刻まで2時間ほど余裕が出来たので、界隈を散策してみた。
キツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)。 登山道脇のやや湿った場所に咲いていた。
同上
やや痛んでいるがミソガワソウ(シソ科イヌハッカ属)。
ソバナ(キク目キキョウ科ツリガネニンジン属)。登山道脇を彩る鮮やかな薄紫の花。
キリンソウ(ユキノシタ目ベンケイソウ科キリンソウ属) 沢沿いのやや湿った岩の上に咲いていた。
イワアカバナ(フトモモ目アカバナ科アカバナ属) 湿り気のある登山道脇に咲いていた。
青い実を付けたツバメオモト(ユリ目ユリ科ツバメオモト属)
レイジンソウが1本(キンポウゲ目キンポウゲ科トリカブト属)
ジャコウソウ(シソ目シソ科ジャコウソウ属) タニジャコウソウとの違いは花柄が花冠より短いこと。
クサコアカソ(バラ目イラクサ科カラムシ属)? アカソの葉先は3裂するがこれは裂せず、クサコアカソと思われる。
枯れて真っ黒になっていたサカネラン(ラン科サカネラン属)。そろそろ別の腐生植物ランが出る頃だろうが、まだ芽を出していない。
見たかったのがこれ。タカネ・フタバ・ラン(ラン科フタバラン属)。
タカネ・フタバ・ラン
ちょうど見頃を迎えていた。
バス時間の20分前にバス停に戻り、北沢峠に移動する。やまびこ山荘で昼食にラーメンをいただいた後、花を探しながらゆっくりと仙水小屋まで歩く。午後2時半ごろには到着してしまい、一休みした後に仙水峠まで散策してみた。こちらでもコイチヨウランをはじめとする稀少な植物を見ることができた。
苔の生えた木の上を着生植物が居ないか覗き込むと、赤い実を付けたタケシマランが付着していた。(ユリ科タケシマラン属)
花の切れ込みが深く、これはタカネナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)。
オオビランジ(ナデシコ科マンテマ属) 毛の有無は見ていないが、場所的にオオビランジ。(我らハゲ頭の仲間がオオビランジ。)
ヤナギラン(アカバナ科ヤナギラン属) ランの名がつくがラン科植物では無い。鹿の大好物。
仙水小屋の前に咲いていたミヤマオダマキ。南アルプス林道が開通する前の北沢峠はお花畑になっていたそうで、ブルドーザーで削られてしまう前に数株移植したものがここまで増えたそうだ。
ミヤマタニタデ(アカバナ科ミズタマソウ属) 沢沿いの湿った登山道脇に生えていた。
コバノイチヤクソウ(ツツジ科イチヤクソウ属)
針葉樹林帯の森で見つけたシャクジョウソウ(ツツジ科シャクジョウソウ属)。
キソチドリ(ラン科ツレサギソウ属)
ゴゼンタチバナ(ミズキ科サンシュ属)
結構な数があったコイチヨウラン(ラン科コイチヨウラン属)
コイチヨウラン。同じコイチヨウラン属のハコネランは唇弁にギザギザがあり、ブナの森の林床に生える。
こんな苔の生えた環境ならばきっとあるはず。見つけましたコフタバラン(ラン科フタバラン属)。 タカネに次いで2種類目のフタバラン属。日本には5種類のフタバラン属の花がある。
5時に仙水小屋に戻るともう夕食が始まっていた。この小屋の食事には定評があり、この日もホタテやマグロの刺身の他に天ぷらやサラダなど料亭のような食事が振舞われた。大満足の夕食である。翌朝は未明2時起きで出発の予定なので、7時前にはさっさと布団をかぶって眠りに就く。天候に恵まれて良い映像が撮れれば良いのだが・・・。
広河原で北沢峠行きのバス時刻まで2時間ほど余裕が出来たので、界隈を散策してみた。
キツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)。 登山道脇のやや湿った場所に咲いていた。
同上
やや痛んでいるがミソガワソウ(シソ科イヌハッカ属)。
ソバナ(キク目キキョウ科ツリガネニンジン属)。登山道脇を彩る鮮やかな薄紫の花。
キリンソウ(ユキノシタ目ベンケイソウ科キリンソウ属) 沢沿いのやや湿った岩の上に咲いていた。
イワアカバナ(フトモモ目アカバナ科アカバナ属) 湿り気のある登山道脇に咲いていた。
青い実を付けたツバメオモト(ユリ目ユリ科ツバメオモト属)
レイジンソウが1本(キンポウゲ目キンポウゲ科トリカブト属)
ジャコウソウ(シソ目シソ科ジャコウソウ属) タニジャコウソウとの違いは花柄が花冠より短いこと。
クサコアカソ(バラ目イラクサ科カラムシ属)? アカソの葉先は3裂するがこれは裂せず、クサコアカソと思われる。
枯れて真っ黒になっていたサカネラン(ラン科サカネラン属)。そろそろ別の腐生植物ランが出る頃だろうが、まだ芽を出していない。
見たかったのがこれ。タカネ・フタバ・ラン(ラン科フタバラン属)。
タカネ・フタバ・ラン
ちょうど見頃を迎えていた。
バス時間の20分前にバス停に戻り、北沢峠に移動する。やまびこ山荘で昼食にラーメンをいただいた後、花を探しながらゆっくりと仙水小屋まで歩く。午後2時半ごろには到着してしまい、一休みした後に仙水峠まで散策してみた。こちらでもコイチヨウランをはじめとする稀少な植物を見ることができた。
苔の生えた木の上を着生植物が居ないか覗き込むと、赤い実を付けたタケシマランが付着していた。(ユリ科タケシマラン属)
花の切れ込みが深く、これはタカネナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)。
オオビランジ(ナデシコ科マンテマ属) 毛の有無は見ていないが、場所的にオオビランジ。(我らハゲ頭の仲間がオオビランジ。)
ヤナギラン(アカバナ科ヤナギラン属) ランの名がつくがラン科植物では無い。鹿の大好物。
仙水小屋の前に咲いていたミヤマオダマキ。南アルプス林道が開通する前の北沢峠はお花畑になっていたそうで、ブルドーザーで削られてしまう前に数株移植したものがここまで増えたそうだ。
ミヤマタニタデ(アカバナ科ミズタマソウ属) 沢沿いの湿った登山道脇に生えていた。
コバノイチヤクソウ(ツツジ科イチヤクソウ属)
針葉樹林帯の森で見つけたシャクジョウソウ(ツツジ科シャクジョウソウ属)。
キソチドリ(ラン科ツレサギソウ属)
ゴゼンタチバナ(ミズキ科サンシュ属)
結構な数があったコイチヨウラン(ラン科コイチヨウラン属)
コイチヨウラン。同じコイチヨウラン属のハコネランは唇弁にギザギザがあり、ブナの森の林床に生える。
こんな苔の生えた環境ならばきっとあるはず。見つけましたコフタバラン(ラン科フタバラン属)。 タカネに次いで2種類目のフタバラン属。日本には5種類のフタバラン属の花がある。
5時に仙水小屋に戻るともう夕食が始まっていた。この小屋の食事には定評があり、この日もホタテやマグロの刺身の他に天ぷらやサラダなど料亭のような食事が振舞われた。大満足の夕食である。翌朝は未明2時起きで出発の予定なので、7時前にはさっさと布団をかぶって眠りに就く。天候に恵まれて良い映像が撮れれば良いのだが・・・。
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