長者ヶ岳・天子ヶ岳から下山して午後6時になったが、日没にはまだ少し時間がある。夕暮れの富士山を眺めつつ、見ておきたい樹があったので急いで小田貫湿原に移動する。
小田貫湿原入り口
ここにもアシタカツツジが結構生えている。
満開のアシタカツツジ
こちらは満開の真っ赤なヤマツツジ
見たかった樹はこれだったか?記憶が曖昧である。
花が付いているがもう終盤でほとんど落花してしまっている。
グミの花。これは探しているハコネグミなのだろうか??
葉を見てみる。星状毛ではないようである。
トリーミング画像。これは鱗状毛である。ナツグミではないかと思う。
湿原の中にはヤマドリゼンマイがたくさん生えていた。
ヤマドリゼンマイ。茶色いのは胞子葉。
湿地の中に生えたサワギキョウ
これはカサスゲか?
果胞が熟しかけている。カサスゲで間違い無さそうである。
池の中に生えているヒルムシロの仲間
新しい葉と花穂が出ているようである。
この季節に花穂が出でいる。これはフトヒルムシロではないかと思う。
夕暮れの富士山。期待していたほど焼けなかった。
送電線と鉄塔が邪魔になる小田貫湿原の富士山だが・・・
場所を選べば送電線を避けられる。
今年の課題として山梨県に生育しているハコネグミを見に行こうと思っている。おおよその生育場所も既に花仲間から教えてもらっている。しかし問題なのは他のグミとハコネグミを見分けられるかどうかということである。グミの仲間は判別がとても難しく、現在の私の力では確実に見分けるのはきわめて難しいのではないかと思っている。予習のために小田貫湿原に立ち寄ったが木が違ったようで、訪問時間が遅かったため探している余裕が無くなってしまった。
また、ヒルムシロの仲間のヒルムシロとオヒルムシロは普通夏から秋ごろに花を咲かせる。この季節に花を咲かせているということは、もう1種類のフトヒルムシロの可能性が高いのではないかと思う。八ヶ岳にある池に生育しているヒルムシロの仲間も夏から秋には花を咲かせておらず、ひょっとしたら6月ごろに花を咲かせているかも知れない。今年は是非とも見に行ってみたいと思っている。