このブログには毎日、3つも4つもの記事が掲載されることが珍しくありません。誰も読んでくれないから書くのは止めなさいという意見も聞こえてきます。多すぎるとも言われます。
しかし書く理由は毎日、活き活きと考えて生きて行きたいと思うからです。何を考えるか?まず、つまらない設問を作ります。例えば、「日本にキリスト教は根付いているか?」とか「在日米軍基地の実態とは?そして撤廃は可能か?」という具合に自分で問題を作り、調べたり、考えたりします。すると何気なく新聞を見ていても重要な記事が見つかります。
今朝もアッと驚きました。ヨーロッパにあるアメリカ空軍基地に配置してある原子核爆弾の弾頭を持った攻撃用ミサイルの数の一覧表が出ていました。例えばドイツのビュッヘル空軍基地には20発、イタリアのアピアノ空軍基地には50発、トルコのインジルリク空軍基地には90発などと出ています。ヨーロッパにある6つのアメリカ空軍基地の総計は、少なめに推定すると150発で、大目に考えると230発です。そうすると当然日本のアメリカ空軍基地にはその半分位は配置してあると想像できます。75発から115発くらいの核兵器が日本に配置されていると想像できます。アメリカの仮想敵国のロシアと中国を挟むように米軍基地が存在している以上、核兵器も同じように配置されていると想定するのが合理的なのです。
何故、米軍基地が日本から「絶対に」撤去できないか?こんな設問を作ってみると新聞には出ない本当の理由がテレビの座談番組に出てきます。基地があることで儲けている人々が多数いるのです。基地へ自分の農地を貸している人々は毎年日本政府から多額の土地使用量が入るのです。返還されても農業が出来るような土地ではないのです。空軍基地の滑走路を水田にする費用は誰が出してくれるのでしょうか?それに一般的に言えば日本の経済人、実業家が基地撤廃による軍備増強を恐れています。軍備増強のための税金、事業税の増額が怖いのです。アメリカの基地があることで日本の会社は楽な経営が出来るのです。
それと人間は軍備が本能的に好きなものです。他国を支配できるからです。
「キリスト教が日本に根付いているか?」という問題を考えているとその設問の無意味さも分かってきます。それは「欧米文化は日本に根ついているか?」という設問に似ている部分もあります。
そんな事を考えて新聞を読んでいると、「青森にキリストの墓、村おこしに降誕祭を行う」という記事があります。荒唐無稽と言えますが、兎に角、イエス様の墓とイエス様の弟の墓があるのです。茨城県で発見された古い文書に青森県に墓があると記載されているのです。面白いのは降誕祭を執り行うのが神社の神官なのです。
私の想像ではこの2つの墓は江戸時代の隠れキリシタンの墓と思っています。隠れキリシタンが捕まって処刑されたのは長崎、四国、中国地方や関西だけでなく仙台など陸奥の国まで広がっています。現に仙台の広瀬川にかかっている大橋のたもとに隠れキリシタン処刑の跡があり、石造の慰霊碑が立っています。
自分で問題を作り、それを考えながら新聞やテレビをみるのです。そうするとマスコミに出てくる情報の背後にある事実も見えてきます。考えを深化させるために文章にして見るのです。自分の設問の無意味さも分かりますし、考えの浅墓さも分かります。ですから、このブログの記事の全てをお読み頂く必要は無いのです。ご自分の興味がある記事だけをお読み頂ければ嬉しく思います。写真も出ています。自分の写真が下手なのもよく分かっています。それで写真のお上手な友人の素晴らしい作品をお借りしています。写真だけ見て楽しんで下さっても良いように編集しています。
どうぞ今年も宜しく御願い申し上げます。(終わり)
静かに広がる諏訪湖のヨットマリーナの写真をお送りします。
1月2日と3日は関東地方と山梨県の大学が参加する大会があります。駅伝と称して東京、丸の内から箱根の芦ノ湖まで約100Kmの道路を、往復約200Kmを10区間に分けて各大学10人の選手がリレーで走ります。2日は東京から箱根まで、3日は箱根から東京まで走ります。
戦前から続く競技で毎年お正月が近づくと箱根駅伝の予想記事が新聞に出ます。家内がファンなので私もつられて毎年見ています。この競技は素人が見ても面白いのです。
走る道路が大部分、昔の東海道です。そこを大学生が飛脚のように疾走します。各大学違った色のタスキを渡して往復タスキを繋いで行きます。往復20のチームが10人ずつ走るので200人の選手が全力で走るのです。とても早い学生が10人抜きをするのは珍しくありません。順位がドンドン変わるので見ていて飽きないのです。その上、5つの区間には夫々特徴があります。5・6区の箱根の坂道以外は平坦で同じようですが、それでも小さな坂やあり同じではないのです。従ってそれぞれの区間に強い選手を各大学が出します。特に面白いのは箱根の急な坂道を登るのが抜群に速い選手がいます。下りが早い選手もいます。今年、急坂で素晴らしい走りを見せたのは東洋大学の柏原です。昨年も箱根の登りでゴボー抜きでした。それとアフリカ出身の選手が平坦な区間で目の覚めるような走りを見せます。日大のダニエルが11人抜きをして第二区で区間賞を取りました。山梨学院大のコスマスが第三区で区間記録2位の走りを見せました。
とにかく家内は熱心で、出場選手の記録に詳しく、昨日もヨットへ一緒に行きましたが岸壁に停めてある車の中でテレビを見ていました。今日も朝から新聞を叮嚀に読んで昨日のことをもう一度楽しんでいます。8時に芦ノ湖畔をスタートするのに7時からテレビを見ています。(続く)
今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人