昨年、民主党へ政権が交代し、鳩山総理が普天間基地移転の中止、再考をアメリカ側へ申し入れました。これは鳩山さんの外交音痴ぶりを示しただけにとどまらず色々な波紋をおこしたのです。私自身の気持ちも巻き込まれました。世界に配置されているアメリカ軍基地のホームページを読み、それぞれの基地の守備範囲と役割を明らかにし、このブログ上で皆様へご報告しました。
その結果、アメリカは世界を軍事的に制圧しています。いかなる国もアメリカへ軍事的に対抗できることは不可能です。アメリカには歯が立ちません。日本をはじめ西欧諸国にアメリカは強大な軍事基地を持っています。このような状態で、再度、国家とはどういう条件があれば独立国と定義されるか?という新しい問題に行き着きました。そこで私は次のような4種類の国家へ分類することを提案したいと思います。
(1)米軍基地が無く、軍事的に独立している国
ロシア、中国、インド、パキスタン、などの少数の核兵器保有国です。
(2)アメリカ軍の核の傘の下にある、中規模の国家群
日本、イギリス、ドイツ、フランス、イアタリー、など所謂西側自由主義国です。
(3)近代国家としての民主主義体制まで発達していない国家群
アフリカ諸国、ミャンマー、などです。
(4)アメリカへ敵対するイスラム宗教国家
シリア、イラン、イエメン、などなど中近東の国家群
最後の宗教国家の性質を注意深く研究し、戦争が起きなようにすることが21世紀の最大の課題と思います。
このような国家群をアメリカが支配する方法は単に軍事力だけに依るのではないのです。経済力、技術開発力、科学力、金融力、人道主義的影響力、環境保護主義による影響力、などなど多岐にわたります。単なる軍事力だけでないのです。
今回のこのシリーズ記事ではまず他国と非常に違うアメリカ社会の特徴を考えてみます。
その上でアメリカの強みを少しでも解明したいと思います。アメリカ社会は常にダイナミックに変化する社会なのです。そこで、その強大さの秘密の一部だけでも明らかにして見たいと思います。
皆様からのご指導やコメントをお願いもうしあげます。(続く)