後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

東京地方の12チャンネルの「美の巨人達」の熊谷守一画伯の紹介に感動しましたので、、、

2010年01月30日 | インポート

只今終りましたテレビ番組のことを書いて恥ずかしいのですが、東京地方の12チャンネル、午後10時から30分の「美の達人達」で熊谷守一を紹介していまた。彼の一生の間の画風の変化の裏にある血の滲むような深い思索がよく描いてありました。彼の「馬」という題目の絵画をお送り致します。おやすみなさい。

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ヨットの係留地の移動に行ってきました

2010年01月30日 | 写真

霞ヶ浦のヨットの係留用の杭を太いものに打ち込み直す作業がありました。茨城県の県庁の土木課の事業です。先週から他に動かしていたヨットを新しい杭打作業の終わったもとの係留地へ移動すす作業を家内と2人でしてきました。

上の写真は先週から臨時に係留していた所で、下が杭打作業が終わった本来の係留地へ移動完了したあとの写真です。

ついでに妻と一緒に船体の外側、特に喫水線に近い所の外側に付着したドロを長い柄を付けたブラシで1時間ほど洗って来ました。白い船体になりました。

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美しい絵を描いていらっしゃる方のブログをご紹介いたします

2010年01月30日 | 写真

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2年ほど前からネットの上でお付き合いをさせて頂いている方に「めいこ」さんという方がいらっしゃいます。「80歳の生活」というブログを書いていらっしゃいます。

掲載される絵がほのぼもとして心温まる素晴らしい絵です。平成16年から数多くの絵が掲載されていますが、今日はその中から4点をご紹介いたします。

上から順に、「初夏の上野」、「華やかな法事」、「新しいお皿」そして「池袋の家・女学校」という題目の記事の挿絵です。

お楽しみ頂ければ嬉しくおもいます。(出典:http://hyoutannjima.hp.infoseek.co.jp

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人

「華やかな法事」という今年1月の記事も以下に転載させて頂きます。

「華やかな法事」
 平成二年の二月に夫が亡くなったが、家が神道なので、五年毎に法事をしている。いつも神主さんにお祭りをして頂いてから、近くのレストランで簡単に食事をしていた。平成二十二年二月は、二十年目に当たるので、極寒を避け、同じような法事を十二月にするつもりでいた。
 しかし、長男はこの五年の間に癌などの大病を二回もしているし、丈夫だった次男までがこの十月、心筋梗塞で入院。私を含め、病気がらみの者が三人もいて、みんなが元気な顔で揃っている今、この二十年祭は何時もより盛大にしようと考えた。

 新宿のあるホテルを候補として、次男とその娘の三人で試食にゆく。コース料理を注文したが、食事のあと、料理も場所も何にも印象に残るものが無い。これではつまらないと、今はやりの外資系ホテルも覗いたが、作りは豪華だが、なんとなく気分にそぐわない。孫娘からどうせ派手にやるなら、東京の中心の方にあるホテルにしたらと意見が出て、私たちの車は、東京の中心へと向かって走った。車中、私はいろいろと思いを巡らす。

夫は相当裕福な暮らしの中に育った。昭和初期、撮った写真をみると、上野にある岩崎邸に似た大きな洋館の建物の前に、着物姿の姉二人を交え、父母の周りに兄弟十人が並んでいる。直ぐ上の兄と六歳離れている末っ子の夫は小学校の制服を着ていて特別に小さい。
 子どものころ、夫は兄達から「先祖は泥棒で牢屋にも入ったんだぞ」と、そんな話ばかり聞かされていたそうだ。先祖は坂本竜馬のころ、土佐から出てきて成功し、大きく財をなした。しかし一人いた息子が早くなくなり、政治家の甥を養子に迎えた。夫の父親にあたる。当時、家の前には専属の交番があり、執事の家があったそうだ。
 連れ添った義母から聞いた話では、父親は商売が下手でだんだん家が衰退していった。何千坪もあった土地や貸家はだんだん減って行く。戦争の末期には空襲で家が焼けた。それに加えて、頼りにしていた長男が、終戦直後病気でなくなったので、夫はゼロからの出発となった。
夫は私と一緒になって、中流サラリーマンとして暮らしをするより、もっと違う選択もあったと思うが、三人の兄が結核で亡くなり子の無い兄が二人いるので、伴侶は健康を第一の条件としていたそうだ。
品性の無い人に頭をさげるのを嫌がり、世間離れをした性格だったので、社会に出て苦労も多かったのではないかと思う。考えているうちに、新しいホテルより、戦前からあって夫もよく知っている、宮城近くの帝國ホテルがふさわしい気がしてきた。この日、このホテルの下見をしてから、法事部に申し込んだ。

――――中略――――――

 私の家には、初めての身分不相応な法事をしたと思うけれど、それだけ、悔いのない良いことをしたような気がした。(終り)