後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

出来たてのビールを飲みたい方はサントリー武蔵野工場へ是非御出掛け下さい

2010年01月25日 | うんちく・小ネタ

ビール工場では一般の見学者を歓迎してくれます。府中市にあるサントリー武蔵野工場を先程見学して来ました。1時間の見学コースの後は下の写真のようなラウンジで、出来たてのザ・プレミアム・モルツを中ジョッキ3杯頂けます。乾きもののオツマミも付いています。見学も見学後のビールも全て無料です。

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見学は10時から16時まで30分ごとに案内してくれます。

出来たてのビールを楽しみたい方は車でなく電車とシャトルバス(無料)でお出かけ下さい。シャトルバスは京王線・JR南武線の「分倍河原駅」南側駅前ロータリーから出ています。詳しくはhttp://suntory.jp/FACTORY/ をご覧下さい。

下にドイツ直輸入のホップや工場内の風景写真です。

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花々と人生(4)戦死した父とちひろさんの花々の写真

2010年01月25日 | インポート

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皆様へ心から推薦したいブログに琵琶湖のほとりに住んでいるちひろさんのブログがあります(http://www.eonet.ne.jp/~hanamusasi/)。写真が美しいのです。鋭い感性で、自然へたいする限り無い愛で撮る写真です。息を止めてシャッターを切ります。

彼女が公開している自己紹介を簡略にしてご紹介します。1940年に3万5千石の城下町に生まれました。しかし父は3歳のとき海軍へ出征し、トラック諸島沖で戦死しました。父の顔を覚えていません。その父恋しさにに思春期には睡眠薬を飲みました。多感な少女時代を過ごし、結婚し、子供を育て、孫も出来ました。日本舞踊を一生続けています。幸多い女の一生です。しかしブログに掲載している写真には何かシーンとした淋しさが感じられます。私の間違いかも知れません。しかし私は静かな中にある種のはかなさが漂っているように感じます。それがちひろさんの写真の世界と勝手に思っています。例えば上に掲載した朝明けの空の写真です。私にはちひろさんの亡くなった父上がこの空の上から幼くして別れた娘を慈しんで見降ろしているように感じられるのです。そして以下の4枚の花々の写真を丁寧に撮っている娘の姿を天国から静かに見守っているのです。ちひろさんの花々の写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。

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名護市長の選挙結果が日米関係を一層ギクシャクさせる

2010年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム

普天間基地移転を受け入れる予定だった名護市の市長選挙があり、基地受け入れ拒絶方針の稲嶺進さんが新しい市長として当選しました。これで普天間基地の移転と返還は暗礁に乗り上げる情勢になったのです。名護市へ移転出来なければ現在普天間基地に居る海兵隊の一部をグアム島米軍基地への移転もとん挫します。

結果的には普天間基地は現状維持で返還されません。米軍は日本全国の基地の移転も返還も出来ないという現実を鮮明に理解せざるを得ないことになります。

日本の役所も政治家も「現状通り」という発想が摩擦を生じないので好きなのです。

何故このような日米間の齟齬が起きたのでしょうか?根本の原因は軍備拡張が世界の平和を保障するというアメリカ側の考えを日本人が理解していなかった事にあります。日本人は軍備を撤廃すれば世界に平和が訪れるという幻想を持っています。家庭の主婦が本気でそのように主張します。それを聞いた子供たちが成長して同じことを叫びます。ごの現象を私は冷笑も軽蔑もしないで穏やかな気持ちで受け入れます。それは日本が平和で幸福な国である証拠です。

ところが一国の進路を決定する総理大臣が同じことをアメリカへ言って、「駐留なき安保体制」を主張するのは大変な誤りです。

冷戦でアメリカがソ連に勝ったから米軍基地は不要になると考えるのは非常に短絡的な間違いと思います。軍備拡大でアメリカが勝ったのですから、アメリカがますます軍備拡大をすれば世界から大きな戦争が無くなります。これが合理的な考え方です。

昨年、アメリカとロシアの間で核弾頭付きのミサイルの保有数を削減する方向で合意に達しました。これは一見軍備縮小に見えるのですが実態は正反対の可能性が大きいのです。分かり易く言えば、数を減らして命中精度を上げれば反対に軍備拡張となります。たとえばロシアが7000発の核弾頭付きのミサイルをアメリカ本土めがけて発射してもその命中精度が悪くて大部分が山林へ着弾したとしたら大きな戦力になりません。これに対抗してアメリカが100発のミサイルをロシアに向けて発射して、ロシアの軍事基地や首都のモスクワを破壊したならアメリカは一気に勝利を得ます。

従ってアメリカは絶えず軍事技術の向上に努力していています。ミサイルの命中精度も画期的に改善出来たので2000発も不要になっただけです。その事実を伏せてロシアと交渉して居るのだろうと想像出来ます。ミサイルの命中精度向上には高度な技術開発が必要です。それを知っているからこそロシアも中国もアメリカへ対して軍事的に対抗出来ないのです。

在日米軍基地の返還を考える場合にはアメリカ側の軍備に対する考え方や世界戦略を充分過ぎるくらいよく理解して、それから交渉に入る必要があります。そうでなければ何も成果を得られず、日米間に悪感情が残るだけです。鳩山総理は軍備と平和維持に関して非現実的な幻想にとらわれていると思います。

皆様のご意見やコメントを頂ければ嬉しく思います。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人