後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

美しい女性の写真をお送り致します

2010年03月06日 | 写真

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昨年の11月に神田、お茶ノ水のニコライ堂で伝教師の金田豊一さんの知遇を得て、ロシア正教会や日本正教会の歴史を勉強する機会を得ました。金田さんの事は、今日は夫婦解散、別々の教会へ行きました という記事として掲載しました。そして日本へロシア正教を伝えた聖ニコライさんのことを、ロシアから来た偉大な宣教者、ニコライをもっと知ろう! という記事でご紹介しました。(この2つの題目をクリックするとそれぞれの記事が出てきます)。

それ以来、ロシアに親しみと興味が湧き、ロシアの事を掲載しているブログを探して来ました。そして最近、堀江 豊さんのブログを発見しました。そのブログについては、国家の消滅と再興を繰り返す東ヨーロッパ(2)ソビエト連邦の第二次大戦中の戦没者は2660万人 という先日の記事でご紹介しました。

その後、彼のブログをさらに詳しく見ていましたら、素晴らしい美人の写真が数枚掲載されています。上品で美しい女性の写真です。私のこのブログには美しい女性の写真が無くて淋しいと思っていたところでしたので、早速、転載許可のお願いのメールを送りました。堀江さんから返事が来て転載を快諾して下さいました。そしてメールに3枚の写真を添付してお送り下さいました。その中の1枚が上の写真です。

写真の女性は堀江さんの御奥様のグリアさんとの事でした。イルクーツクご出身の方だそうです。堀江さのブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/horierussia/18232875.html の画像一覧をクリックするともっと沢山の写真が御座います。

お楽しみ頂ければ嬉しく思います。

尚、下記に堀江さんの略歴を示します。

堀江豊さんの略 歴: 駐日ソビエト連邦大使館勤務、ロシア語専門学校卒業、東京都立板橋高校卒業、モスクワ国立大学留学。
? ロシア滞在暦10年以上、ロシア及びCIS?各国歴訪100?都市以上。
?全国知事会ロシア語主任通訳を45年以上勤めている。
?国際会議同時通訳、国際会議、セミナーなど100?以上を組織・実施、コンサルタント暦50年以上続ける。
?主な通訳暦として、ソビエト連邦初代大統領ミハイル・ゴルバチョフ、ソ連・ロシア政府高官、ロシア連邦の各知事、日本の歴代首相、全国の知事、政財界の指導者の通訳を勤める。
?天皇陛下、皇太子殿下の通訳を拝命した。
?航空自衛隊、海上保安庁、裁判所の通訳実績、(以下省略)


心豊かにする地方文化(2)風の盆、郡上八幡盆踊り、小金井の阿波踊り

2010年03月06日 | 日記・エッセイ・コラム

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盆踊りは元来、帰ってきた先祖の霊魂を慰めるために始まったといいます。各地の盆踊はいささか騒々しすぎて帰って来た先祖の霊も落ちつかないと思います。

ところが数年前に見た富山県八尾の「風の盆」は静かで優雅です。しんみりとします。胡弓の音色が哀愁をおびて静かな夜の町へ流れます。帰ってきた先祖の霊魂を慰めようとする踊り手の気持ちが心に伝わります。所作が上品で、ゆっくりした音曲に合わせて優美に踊ります。女は笠を深くかぶり決して顔を見せません。なんというつつましさだろう。姿が楚々として美しいのです。そして男踊りは飽くまでもいさぎよいのです。町の家々は軒の低い昔風の造りで、人々は明かりを消して奥へ引きこんでいます。観光客だけが踊りの列を囲んでいます。誰も声を上げません。静かです。富山県の八尾の上品な地方文化です。このような地方文化を持っているところは多くないと思います。八尾の人々の高い品格を偲ばせます。写真は風の盆のポスター写真です。

これと対象的で賑やかで楽しい盆踊りが木曽の谷間にある郡上八幡の盆踊りです。踊りの振り付けが洒脱で軽妙です。曲も楽しいのです。例えば「春駒」という踊りはいかにも可憐で躍動感に満ちて居ます。ほかにも「ヤッチク」「げんげんばらばら」など歌詞も曲も踊りも違うものが何曲もあります。郡上八幡に住んでいる人々の創意工夫が溢れています。連歌師の宗祇が滞在していた影響もあるのでしょうか?今でも宗祇を記念して「宗祇水」という名前の水場が町中にあります。少し騒がしい盆踊りですが、決して下品ではありません。踊りに参加している人々の楽しそうな顔を見て居るとこちらも楽しくなります。下にその写真を示します。

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さて私の住んでいる多摩地方の小金井市の盆踊りはどんなものでしょうか?以前は空き地に高い櫓を組んで、その上で太鼓や三味線を弾き、横笛を吹きならし声の良い人が唄います。踊る人々がその歌に合わせて櫓の周りを回りながら簡単な手ぶりで踊ります。踊りの歌として、「東京音頭」というものを良く唄っていました。歌も踊りも単純で誰にでも参加できるようになっていました。

それが2、30年前から「阿波踊り」が輸入され、昔風の盆踊りが消えてしまいました。阿波踊りはテンポが速くて振り付けも難しく素人にな無理です。小金井では数十のグループが数ケ月かけてチームで訓練をします。体育館などで秘かに練習を重ねます。そして7月の末に多くの連が一斉に練習を重ねた踊りを披露するのです。早いテンポで一糸乱れぬ群舞をします。そして少しずつ通りを進んで行きます。小学生だけのチームがあります。若い男女のチームもあります。幼児、小学生、中高生、青年男女、老人男女と全ての年齢層を揃えたチームもあります。職場のチームも学校のチームも、そして町内会のチームといろいろあります。随分と練習を重ねるようで、見事な群舞です。あまり品が良いとは言えない振りですが、道端のすぐ傍で見ていると感動します。そして考え込みます。「これは小金井の地方文化と言えるでしょうか?」とか「阿波踊りを無節操に輸入するこは恥ずかしい」とか考え込みます。しかし最近は気楽に、「小金井阿波踊りも小金井の誇らしい地域文化です」という結論に至りました。地方文化も時代とともに変わって行きます。変わらないものも貴重な文化ですが、変わるものも重要な地域文化です。

さて貴方の住んでいらっしゃる土地の盆踊りはどのようなものでしょうか?情報をコメントとして頂ければ嬉しく思います。(続く)


山林の中に独り住み、モリアオガエルを育てて居る友を訪ねて

2010年03月06日 | 日記・エッセイ・コラム

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高地の山林の中にも春がきます。そこに独り住んでいる友を訪ねました。友の名は鬼家雅雄さんと言います。独身です。この山林の中に移り住んでからもう20年近くなります。自分で暖炉のある部屋を、弟さんと2人で作り、私と3人で暖炉の前でビールを飲みました。石造りの暖炉は堂々としていますが煙突から煙が出て行かず、煙で泣きながらビールを飲んだことを、つい昨日のように思い出します。文学青年の弟は去ってしまいました。それ以来、山林に独り住んでいます。花々を植え、池に金魚や鯉を飼い、キノコを栽培しながら、季節の移り変わりを楽しみながら、自然を相手に悠々と暮らしています。孤独な筈ですが、いつ訪ねて行っても明るく暮らしています。

039 昨日は春のように暖かい日でしたのでキノコ栽培の金網小屋も案内してくれました。左のように椎茸が出た原木を沢山並べて、毎日新鮮なキノコを食べているのです。

丁度2年前の春に、私もこのような原木を6本頂いて、東京へ持ち帰りました。このPCの窓の下で椎茸が出てきます。少しずつ取って、バター炒めにして食べています。

山林の中に独りで住むことは大変な事です。彼は4輪駆動のジムニーという車と軽トラックを持っていて、時々、人里に買い物に下りて行きます。遠方の病院へも、車で行きます。雪が積ると苦労します。

042 その上、自然の山林の冬は緑が無く、荒々しい風景です。この写真のように決して美しくはありません。山荘の敷地の中を谷川が流れています。彼は大きく、深い池を作り、コンクリートで橋を作りました。この荒々しい風景も、春になって、水芭蕉が咲くころになると優しい風景になります。この谷川で2年前からモリアオガエルを飼うことを始めました。

まずモリアオガエルが産卵する特別な池をつくりました。傍の木々の枝に産んだ泡に包まれた卵をその池に入れ、オタマジャクシにします。やがて手足が出て小さな蛙、モリアオガエルになったら大きめの段ボール箱に入れ、ヨーロッパイエコウロギを餌にして育て上げました。そして昨年の冬の始めに冬眠用の箱に移し、暖房の無い寒い部屋に入れて冬眠させます。温度を一定にする為に冷蔵庫で造ったペットボトルの氷を数本入れて温度計で毎日温度を測定して、眠りを覚まさせないようにします。昨日は冬眠用の大きな箱を戸外へ運びたして私達へ見せてくれました。蛙は緑色をしていて丁度大きめのそら豆のように丸まって眠っていました。手だけが僅かに動きます。

B41 家内が写真を撮りましたがうまく撮れなかったので鬼家さんのブログ(http://sizen068.blog95.fc2.com/)から写真をお借りして、左に示します。

このままの冬眠状態を春まで続けると自然に目を覚まし、元気に飛び跳ねる筈です。鬼家さんはそれに合わせてモリアオガエルの飼育小屋を作り始めました。材木と目の細かな金網をジムニーで運び上げてきました。今日から設計図に従って材木を切って行く作業を始めると言っていました。今頃は鋸で切っていることでしょう。作業部屋は広い鉄筋コンクリート製の部屋です。雨の日でも作業ができます。

鬼家さんはいつ行っても何かしら新しいことに挑戦しているので、こちらまで元気が出ます。明るい気分になります。近所の別荘の人々を招んで懇親会をしようと相談をしています。この夏にする予定です。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人