後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

柿右衛門の模造品を作るヨーロッパ人の作品

2010年03月13日 | 日記・エッセイ・コラム

三鷹市の大沢に中近東文化センターがあります。今日から6月20日まで「海を渡ったペルシャ陶器ー17世紀中国・日本・イランの陶磁器貿易ー」という特別企画展が始まったので見て来ました。主題通り、中国の景徳鎮の磁器が日本の焼き物に模倣され、さらにイランにも模倣された様子が明快です。製作地が遠く離れた中国、日本、イランの同じ図柄・同じ大きさの作品が3つ並べて展示してあります。文化交流の様子が歴然と理解できます。その上大きな傑作ばかりです。見ごたえ十分です。おまり熱心に見たので疲れてしまいました。

感動的なのは出光美術館名品選の常設展示室です。大きな柿右衛門の皿や壺、そして焼き物の鳥などです。まず実物は見ることの出来そうもない焼き物です。柿右衛門は天才です。感動して見ていましたところ同じものが並んでいます。ドイツのマイセンやイギリスで焼いた模造品です。当時のヨーロッパの柿右衛門へ対する需要が多いので作った模造品です。そしてドイツやイギリスで作った柿右衛門の出来が良いのです。説明札が横に無ければ判別が出来ません。専門的な鑑定士なら別でしょうが素人の私には模造品の方が良く出来ていると思いました。

18世紀に産業革命が起きて工業製品の特許制度が普及するまでは図案や模様は知的財産として保護する観念が無かったのです。模造は自由だったのです。

この特別企画展は撮影禁止ですが、常設展は撮影しても良いというので写真を撮ってきました。紀元前の中近東文化はエジプトやギリシャと緊密な交流があったことがよく分かりました。下に先程撮って来た写真を示します。兎に角、交通不便な所ですが、車で行くと広い無料駐車場があります。65歳以上は400円の観覧料です。詳しくは、http://www.meccj.or.jp をご覧下さい。

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ブログの作り方のいろいろ(1)テーマを決めて、それを続ける

2010年03月13日 | うんちく・小ネタ

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皆様はブログの写真や記事を毎日、更新されていらっしゃいますか?次にどのような写真や記事を出すか?思案に困り、何日も更新が出来ないことはありませんか?

私は何度もそのような苦しい体験をしました。そこでいろいろ考えて気軽に何でも記事にすることにしました。下手な写真も手当たり次第に撮って、トリミングもしないでそのまま何枚も掲載しました。ブログは個人の好みで勝手に作れば良いとよく言います。そのように気軽に考えると毎日、更新することが何でもなくなりました。

しかし、それではブログを作ることに自分が飽きてしまいます。何か情熱を燃やし続ける方法を考え出さなけれないけません。そこで情熱的にブログを作る幾つかの方法を思いつきました。その幾つかの方法を組み合わせて作るので飽きません。しかし必ずしも読んで下さる方のご満足は得られないだろうと恐縮することがしばしばあります。

そこで今回から何回かに分けて、「ブログの作り方のいろいろ」というテーマで連載記事を掲載することにしました。何度も書いて強調しますが、「ブログは個人のものです!」。勝手に作ればそれで良いのです。

ですから、これから連載する内容は私の個人的な作り方で、ご参考にされるには及びません。

(1)テーマを決めて、それを続ける

テーマとは自分で調べて、考えて、自分の考えを纏めて書けるような問題のことです。最近の私が取り組んだテーマの実例を挙げます。

1)キリスト教は日本に根付けるか?

2)第二次対戦中の東ヨーロッパの悲劇の内容は日本の経験した悲劇の内容とど  のように異なっているか?

3)ドイツのユダヤ人大量殺戮へ日本は無関係か?責任が無かったか?

上のようなテーマで調べ、考え、書いて見ました。それで分かったことは、まずテーマの設定が間違っていると書き続ける時に四苦八苦します。テーマの設定の仕方が一番大切です。

失敗の例は1)キリスト教は日本に根付けるか?です。こんな曖昧で、安易なテーマの設定方法は全く意味がありません。それを、ああでもない、こうでもないと書き続けたのです。お読み頂いた方の顰蹙を頂いと思い、反省しています。

2)は個人的な悲劇というより民族の体験した悲劇の内容の比較です。これは少し成功したテーマの設定でした。間もなく明快な結論を書くつもりです。一言で表現すれば、同じ民族が分裂し、殺し合う悲劇です。東ヨーロッパでは起きましたが、日本では大規模には起きませんでした。

3)のユダヤ人殺戮に関するテーマはかなり成功したテーマでした。調べて行くと、日本の軍部はユダヤ人を保護し、満州へユダヤ人自治区を作る計画を持っていたのです。日本人はホロコーストに対して一切責任がありません。その理由も含めて明快な結論を間もなく書くつもりです。

このようにテーマを決めてブログを作る方法は、あくまでも私の好みの問題です。皆様へお薦めしている訳ではありません。テーマを決めなくとも魅力的なブログが多数あることを私も知っています。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人