この前の記事で暗い気持ちになるような写真を掲載しましたので心機一転、スッキリした気分になるような写真を3枚お送りいたします。何度もお写真をお借りしている、ちひろさんの「初冬の琵琶湖」の風景写真です。なにか凛として、ちひろさんの感性が素晴らしいと感じました。元気が出ます。転載を許可してくれた ちひろさんへ感謝致します。写真の出典は、http://blog.goo.ne.jp/hanafubuki33 で御座います。有難う御座います。
ブログにどのような内容の記事を書こうが個人の勝手で、まったく自由で良いのです。しかし私は出来るだけ他人が経験したことの無いような珍しい体験を書くようにしています。そうすれば下手な文章を最後までお読み下さった方へ少しはご恩返しが出来るのではないかと考えているからです。
その決心で書き続けてきた記事は。「外国体験のいろいろ」という連載記事です。通算75回続けました。この記事の下にある2つの記事をご覧下さい。この75編の記事の題目を整理して掲載してあります。題目をクリックすると、その記事の全文が出てくるようになっています。
外国体験とは私がその国々の人々と一緒に仕事をし、親しく付き合った国だけです。アメリカ、ドイツ、中国、スウェーデン、ベトナム、韓国だけに限定されています。これらの国々の人々には大変お世話になりました。従って私の書く体験記ではこれらの国々へ非常に好意的に書いています。決して客観的に公平に書いていません。読まれる方々はそれを差し引いてお読み頂ければ真実に近くなると思います。
75編のリストを振り返って、たった一つだけ選んでみました。それは、「外国体験いろいろ(1)と(2)ー随筆シリーズ@地下室で見た中国人の本音」です。私を1981年に北京のある大学へ集中講義へ招待してくれた周栄章教授の思い出の記です。
前年、フランスで会った時から包容力の大きな大人の雰囲気でした。北京でのある夜、一緒に飲みながら、私が共産主義の欠点を話しました。彼はニコニコ笑いながらただ聞くだけでした。翌日の夜遅く、彼が私を大学の地下深い防空壕の中へ案内してくれます。絢爛豪華に飾りつけた部屋で周恩来の秘密の追悼会をしていたのです。当時はまだ四人組の影響力が残っていて中央政府は周恩来の追悼行事を厳禁していたのです。ですから地下の防空壕で秘密に行っていたのです。周栄章教授が厳然と言います。「中国人は政府の命令に関係なく、やるべきことはちゃんとやる民族なのです」と。その時の彼の目にはうっすらと涙が滲んでいました。
日本人はアメリカの尻馬に乗って、中国の一党独裁体制を非難します。しかし中国の一党独裁は他の国のそれとは非常に違うと私は理解しています。是非、「外国体験いろいろ(1)と(2)ー随筆シリーズ@地下室で見た中国人の本音」をご覧頂ければ嬉しく思います。有難う御座いました。
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。藤山杜人