昨日の読売新聞、夕刊の12ページ目の「日本の危機・・・品格を称賛」という記事をご覧になった方々も多いと思います。とても嬉しい記事ですので以下に纏めて記録しておきます。
(1)韓国の「朝鮮日報」など主要メデアは被災地で食糧や燃料も不足しているのに何時も整然とした行列をつくって順番を守っている日本人に感嘆しています。「日本人が示した(他人への)配慮と市民意識に、世界が感嘆している」と報じています。
李明博大統領もこうした姿について、「日本の品格を髙めている。韓国も見習わなければならない」と述べました。
(2)EUの欧州議会、ブゼック議長は欧州議会で、「通常の生活を取り戻すため、尊厳と冷静さを維持し、復旧作業に取り組んでいる人や、一般市民に敬意を払いたい」と述べました。
(3)16日付ニューヨーク・タイムズは一面トップで福島第一原発に残り、必死の冷却作業をしている50人に取り組みかたを詳しく伝えた上で、「彼らは核の大惨事から日本を守る最後の砦だ」として「この犠牲的行為」に賛辞を送りました。
(4)ウオール・ストリート・ジャーナルは16付社説で、「300年に一度の大震災による大混乱のさなか、日本人は平静を保ち、大規模な救助・復旧活動を展開し、世界の尊敬を集めている」と讃えています。
(5)16付ワシントン・ポストは論説欄で、「もし有能で、技術分野で明晰な日本人が完全に安全な原子炉を作れないのだとしたら、一体だれが作れるのだ。もし、本格的な惨事が日本で起きれば、世界がその代償を支払うことになる」と書いています。
(6)17日付、中国の「北京青年報」は新潟県にある避難所で生活している中国人被災者のルポ記事を掲載しています。彼は仙台で商店を経営していました。
「避難の初日に汚れていたトイレは日本人の皆さんが清掃して翌日はきれいになっていました。スタッフが夜間は当番に当たり、安全を確保してくれる」と話し、助け合って困難に立ち向かう日本人の精神を称賛しました。
以上の他にも海外のマスコミでいろいろ日本人の冷静な、そして秩序ある態度を称賛しています。ここでは昨夜の読売新聞の夕刊に出ていたものだけを記録しました。
今迄は、日本の高度成長や技術革新を褒める外国人が多かったのです。それが今回初めて日本人の人間性を褒めてくれたのです。こんなに嬉しい事はありません。
皆様は如何でしょうか?それにしても被災地の人々の冷静さと礼儀正しさには私自身大変感動していました。被災者の皆様のご健康をいつもお祈り申し上げます。