シーベルトの定義は以下の通りです。
「『1kgの物体に1メートル毎秒毎秒の加速度を生じさせる力』で1kgの物体を1メートル動かしたときの仕事」が1kgの物体に1時間のあいだで吸収された量に,放射線の種類ごとに定められた係数をかけたものを「シーベルト」という単位で表します。
(係数をかけるのは,放射線の種類ごとに影響の強さが異なるからです)
よって,1時間当たりに吸収されたエネルギーの大きさということになります。
(出典:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1057777500 )
ですからマスコミで、例えば福島市24マイクロシーベルト、新宿0.24マイクロシーベルトという発表があったとすれば、それは1時間当たりの放射線被爆量の意味と思います。
人間の受ける被爆総量が200ミリシーベルト以下なら安全と言われています。
そこで仮にこの200ミリシーベルト(200000マイクロシーベルト)を1年間の総量として被爆した場合を考えてみます。
この総量200ミリシーベルトを毎日同じ量だけ被爆を受けたとしたら、1時間当たり、どのくらいの被爆量になるか計算してみます。
1時間の被爆量=200000÷365÷24=22.831マイクロシーベルト(1時間当たり)となります。
そうすると福島市の24マイクロシーベルトは22.831より大きいので危険な地域と言う事になります。新宿の0.24は安全な地域となります。
ところが専門家の計算に基づく政府見解では、福島市は安全な地域となっています。
3月11日の福島原発事故以来、20kmの地点、30kmの地点、そして福島県の多くの市町村での測定によると24マイクロシーベルトは一回だけで、あとはその10分の1以下だったに違いありません。
さて皆様へお聞きしたい質問が2つあります。
(1)上で、私が行なった計算は間違っているでしょうか?間違っている場合には何処をどの様に間違っているのでしょうか?
(2)福島県の各自治体が測定している放射線強さの測定値はインターネットの上に公表されているでしょうか? もしそうなら2つ、3つの実例のURLをお教え下さい。
文部科学省の福島原発周辺の測定値は、http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/03/19/1303727_1819.pdf に御座います。
素人ながら私は、マスコミ発表のマイクロシーベルの意味を明快に理解出来るようにしようと努力しています。大変重要な事項なのでより多くの人々がマスコミ発表の○○マイクロシーベルトが安全値なのか否か判断が出来るようになることを祈っています。
意味の分からない測定値をやたらにマスコミは発表していますが、それは恐怖心だけを煽りたてる結果になります。もっとその意味が分かるような解説をドンドンして頂きたいと切に願っているのは私だけでしょうか?
ご参考までに、
藤山からのお答え:今回の私の試算では22.381microSievert per hour 以下なら安全とでました。しかし私は素人ですので保証は出来ません。 素人ながら、理研の0.20マイクロシーベルトはまだまだ安全圏と思います・ ご心配なら専門医とご相談ください。 |