食品や飲料水の放射能汚染は日数の経過とともに、もう少し広がるかも知れません。
特に福島県の人々にとって風評被害も重なって不安な、不自由な生活が続いています。そこで特に福島県の人々自身が安心しするようにと願ってこの文章を書いています。
また風評被害が少しでも少なくなるように全国の人々も放射能汚染のことに過剰反応しないようにと願っています。その為に書いた文章ですので、この私の趣旨をご理解の上、以下の文章をお読み下さい。
福島原発から放射性のヨウ素やセシウムが放出されたのです。風に乗って拡散し、近辺から次第に遠方まで広がります。放射能汚染は決してあなどってはいけません。
しかし、現在の測定技術の進歩のせいで50kmや100km以上離れた所でも放射能汚染が精密に検出されています。
しかし問題はその測定値の絶対量です。多くのマスコミ発表の数値は怖がる程度の値ではありません。一々驚いたり、怖がったりする必要は絶対にありません。
昨日、私は下のような2つの記事を書きました。昨日は960件のアクセス数がありました。ある意味では衝撃的な内容でしたが、誰も反論も批判をしません。おおむね納得して下さったと信じています。
1kg当たり10000ベクレルのホウレン草を食べると被爆量は何シーベルトになるか? と、
農作物の放射能汚染の暫定基準値を上げないと東北、関東の農業が壊滅する!です。
しかし、暫定規制値があまりにも低い事に私自身驚いています。外国のレベルに合わせて決めているようで、日本の規制値は外国と同じ位の値になっています。
何故、放射能汚染規制値が非現実的に低くなっているのでしょうか?昨夜から考え続けています。
これは私の個人的な想像です。原因の一つは放射能障害を研究している医学者は、どこの国でも原子力発電には心情的に反対な筈です。人間の健康へ損害を与えそうな現代工業へは感情的に反対なのです。その気持ちは良く分かります。
ですから放射能汚染規制値をイヤという程低くします。反対する人が居たら、「健康を完璧に守る為に必要な規制値なのです!」と言えば終りです。科学的議論が不可能な領域なのです。
地震予測や津波予測が現代の科学では絶対に予測出来ないのです。それは以前、このブログで説明しました。しかし放射能汚染と幼児の甲状腺ガンの発生の因果関係は統計的に証明されています。ところが、どれだけの被爆量があれば甲状腺ガンになるという定量的な実験的証明は存在しないのです。そんな生体実験などしてはいけません。そこで思いっきり安全サイドをとって、低めの規制値にしてあるのではないかと私は想像しています。この想像はは間違っているかもしれません。
一番重要な事はマスコミで発表されりる食品1kgあたりのベクレル数値を、ご自分で被爆量(マイクロ・シーベルト)/KG食品、へ換算して確かめて下さい。簡単な換算方法は上の2つの記事にあります。
枝野長官がよく今すぐ健康に害が有りませんと言明しています。それは専門家の換算結果をよく聞いた上でそう言っていると思います。それなのに、政治家はウソを言うから絶対に信用しないと言う人が居ます。しかしこの件に限って枝野さんの言っている事は正しいと思います。他の案件については知りませんが、原発事故以来の記者会見では枝野さんは一番本当に近い事を理路整然と話しています。
以上の私の一私見をお考え頂き、福島県の人々へこれ以上の苦しみを与えない為に、放射能へ過剰に反応しないようにお祈り申し上げます。福島県の皆様、頑張って下さい。東京やその他の地方の方々は風評に惑わされないようにしましょう!
ご参考になれば嬉しく思います。