後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

雨晴海岸の美しい写真をお送りいたします

2011年03月07日 | 写真

よく見て感動している写真があります。趣味人倶楽部の、ヤマチャンさん の撮影している雨晴海岸の写真です。

四季折々は勿論、早朝から夕陽までいろいろな時間に撮っています。雲のたたずまいもいろいろです。いつも同じ岩島の写真ですが毎回印象が違います。ヤマチャンさん の努力と打ちこみかたに頭が下がります。

彼は盆栽の達人です。写真にある岩で出来た小島の上には見事な樹木が立っています。その光景はスケールの大きな盆栽のようでもあります。これが盆栽だったらと思うと興奮するのは私だけでしょうか?

今日はその例として朝焼けの風景と、剣岳連峰を背景にした写真と2枚お送り致します。

なお雨晴海岸は富山県高岡市の北部にある有名な景勝地です。雨晴海岸を検索すると観光案内やいろいろな情報があります。一度行って見たいと思っています。

写真をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。

500x500491523 500x500491522


ニュージーランド地震の惨状の動画を直視して考える事が重要と感じました

2011年03月07日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日の記事、地震の被害者と遺族に対するニュージーランド政府の冷たい対応と賢明さ へ対して、sumomoさんからとても行きとどいたコメントを頂きましたので下にご紹介いたします。

そのコメントの中にある【日本人のためのクライストチャーチ案内所/クライストチャーチ2・22】の1ページ目に地震直後の惨状を現地のテレビ局が撮影した動画があります。

惨状の現場の動画ですので衝撃的なないようです。将来、日本でも大規模な地震が起きるかも知れません。その時の心の準備のためにも是非ご覧になって下さい。http://satsuma.two-o-five.com/jpnz/ です。

sumomoさんへ深甚の感謝の意を表します。

=====sumomoさんからのコメントです==========

こんばんは。はじめまして。
NZの地震の被災者に哀悼の意を捧げます。

たまたま覗かせていただいたのですが、NZ当局がご家族の立入を禁止していたのは、《安全確保》の為です…。日本では殆ど詳しく報道されていませんが、あのCTVビルがある市街地中心部一帯は、一般人は全て立入禁止でした。理由は、断続的に続く激しい余震と、液状化現象が広い範囲で発生した為地盤の状態が悪化、また一帯のビルの損傷が激しく、クライストチャーチ市内で最も高い26階のホテルに倒壊の恐れがあり、これが倒れるとあの一帯は、ドミノ倒壊が起きると危惧されていました。そこへ、市内に裸火禁止令を出す程の強風が暫く続いていたのです。

実際、何棟か倒壊しており、むやみやたらと禁止していた訳ではありません…。また現地の宿泊施設で損傷を受けておらず、安全なものが無かった為でしょう。

全ての国のご家族達が、バスで現場に行けたのは、余震がかなり間遠になってきたこと(まだ続いてますが…)、晴天が続き液状化の泥が多少は乾き地盤が安定したこと、高層ホテルの補強工事を行ったことが理由かと。もしよかったら、【日本人のためのクライストチャーチ案内所/クライストチャーチ2・22】というサイトをご覧いただけると、時系列ですが現地の状況がよく分かります。また、NZ当局が日本人だけでなく、全ての国の家族に遺体を見せないようにしたのは、惨事ストレスの防止のためかと。
これも、日本メディアは殆ど伝えていませんが、CTVビルは《瓦解・炎上》しており、最下部から発生した火災は現地消防の消火により火勢は収まりましたが、煙はずっと立ち上っていました…。
また、あのビルから生き延びた方の証言によると、「竜巻のようだった」という烈しい揺れに引きちぎられた建築資材と共にたたき付ける勢いで落下し、長時間、火に晒されたご遺体が、考えられます…。
肉親の情として、ご遺体を確認したいお気持ちは分かりますが、人種・性別の見分けが付かない、人の形さえ取っていないご遺体の一部の数々は、訓練を受けていない方々に、到底堪えられるものではないかと…。

無残な遺体や悲惨な状況を、多く見がちな被災者に現れる症状として、専門家には認知されており、厚生労働省も新潟県中越地震での調査を許に、「災害時の精神保健対応マニュアル」を作成しています。

また藤山さんご指摘の通り、《心のケア》で現場の小石を渡したり、現場に献花台を設け、花や手紙、ぬいぐるみや嗜好品が置かれたとのこと。
現場を訪れた翌日には、ご家族達は遺体安置所がある近郊の陸軍基地を訪れ、安置所の建物の最も近い場所で献花式を行いました。2時間程、相応しい音楽が流れる中、牧師と一緒に祈り、他の国のご家族と話し合ったりしたそうです。

日本のメディアは一部を除き、「NZの耐震性は低い」や「NZは冷たい」等の結論に持っていく傾向が顕著でした。
これは、病院や立入禁止区域の規制を厳しくしたり、家族への取材を制限したりしてましたから、その腹立ちもあってかと思います(逮捕者も出てます)。

被災者のストレスを声高に報道したら、自分達の取材制限が厳しくなりますし…。

個人的には、NZ当局の家族への対応は、《安全確保》と《心のケア》に基づいたものだったと感じています。長々と失礼しました。===投稿 sumomo | 2011/03/06 20:22====


素人が何でもしてしまう日本社会の怖さと幸福

2011年03月07日 | 日記・エッセイ・コラム

007_2

戦前生まれの私の心配ごとです。最近の日本では玄人と素人の区別をしない風潮が蔓延しています。まったくの素人が、なんのためらいも無く堂々と玄人芸に挑戦し、人前で披露するのです。この精神風土に私はなじめません。玄人とか専門家を大切にし、尊敬する精神が無ければ文化が軽薄になります。本当に優れた芸術や学問がすたれてしまいます。それが怖いのです。

しかし、その一方玄人や専門家を盲目的に尊敬する精神も危険です。戦争の事は専門家の軍人に任せろ!と怒鳴って国家を破滅させた国もあったのですから。

それは遠い、遠い過去の事です。

素人がなんの気がねも無く全ての事を体験して楽しむ。そしてその成果を広く公開して観客と一緒に楽しむ。何と幸せな世の中なんでしょう!

昨日、国分寺市で活躍している芸事のグループの公演会を観覧してきました。59ものグループがそれぞれ15分間くらいの公演を丸2日もするのです。日本舞踊、琴三味線、バレエ、ジャズダンス、ハワイアンダンス、合唱、ピアノ、器楽演奏、などなど何でもあります。無いのは演歌です。

演じている人々は子供から若者、中年、老人と全ての年齢層です。皆が素人ですが、それなりに練習した様子が伺われます。

そして踊っている人々も見ている人々も一緒になって笑って、楽しんでいます。ああ、なんと幸せな時代になったものだと感動します。そして根が軽薄な私は、素人と玄人を区別する文化を忘れる事にしました。

これは国分寺市の市民学芸会のような催し物です。家内の姉が、ジャズダンスを披露するというのでそれを見に行きました。喜寿に近い義姉が飛んだり跳ねたりしているので驚きました。40年以上続けてジャズダンスをする努力には脱帽です。小学生のころからバレエを習っていたので、とにかく体が若者のように動くのです。その上、とても楽しそうに踊っています。輝いて見えました。

昨日の公演の様子の写真を数枚上と下にお送り致します。

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人

022 018 028 044 013 015