後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

今日の散歩・・・1333年に消えてしまった武蔵国分寺の跡地を歩く

2011年06月09日 | インポート

聖武天皇の詔で741年に建てられはじめた武蔵国分寺は、1333年鎌倉幕府軍と新田義貞達の連合軍との「分倍河原の戦い」で焼かれてしまいました。

華やかな彩色が施された金堂、講堂、経堂、僧堂、七重の塔、鐘楼、中門、南門の全てが夢か幻のように姿を消してしまったのです。それ以後再建されず、田畑になってしまったのです。礎石すら農民に持ち去られ、あちこちに散逸してしまったのです。

それが623年後の1956年(昭和31年)から断続的に行われた発掘調査で数多くの瓦や道具類が出土し、お寺の規模や場所が次第に明らかになって来ました。

散逸した礎石も近隣の農地から集められ元の場所へ据えられたのです。礎石のあった場所は土中に深く玉石が埋められ基礎工事が出来ていたので分かります。

武蔵国分寺は623年間、田畑の中に眠り続けていたのです。それが学術調査により何処に存在し、どの程度の規模かが判明したのです。建物群の配置も分かりました。

武蔵国分寺のあった場所には礎石以外は何も無い草地が広がっているだけです。

近くの資料館に、発掘された瓦やレンガや土器、土師器、生活道具など展示しています。新しい「国分寺」と言う名前のお寺も北側にあります。

お鷹の道という湧水の美しい小道もあります。JR中央線の西国分寺駅から国分寺駅までの数キロの道もあります。とても良い散歩道ですので是非おいで下さい。

001_2 006_2 020_2

005_2 021_2 007_2


多種多様なアジサイの花々の写真をお送り致します

2011年06月09日 | 写真

毎年、毎年、梅雨に入るとアジサイの花が咲きます。それが次第に色鮮やかになって行きます。でも咲き出した頃の柔らかい色合の花々も良いものです。

アジサイにはいろいろな品種があります。府中市の郷土の森博物館公園には日本中のアジサイがさりげなく植えてあります。毎年その多様な咲き方を楽しむために見に行きます。昨日はゆっくり、時間をかけて独りで鑑賞しながら、写真も撮ってきました。平日で人影も少なく、梅雨の晴れ間の湿った空気が静かに流れていました。

006 023_2 021 007

004 009 017 005 015 020


ついに出た!・・・福島各地の地表面セシウム蓄積量の分布 

2011年06月09日 | 日記・エッセイ・コラム

待ちに、待った放射性物質の地面への降下、蓄積量の地域ごとの分布図がでました。今朝の読売新聞、35ページ目に出ました。文科省と米国エネルギー省の4月29日までの蓄積量です。この図面は明快です。以前からこのブログでは原発から北西方向が一番危険と推定して、何度も書いて来ましたが、今朝発表の図面ではまったくその通りになっています。セシウムの蓄積量が多い所は、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、飯舘町です。反対に半径20km以内でも南相馬市の海岸沿いは福島原発の傍まで安全です。この放射能分布図は文科省が莫大なお金を使って開発した「SPEEDI 」というソフトで随分前から分かって居た事です。それを今まで発表しなかった政府の態度に不信感が残ります。尚、ベクレルとミリ・シーベルトの換算については、1kg当たり10000ベクレルのホウレン草を食べると被爆量は何シーベルトになるか?をご覧下さい。

今日も皆さまのご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人

001