「罪を憎んで、人を憎まず」を福島原発事故へ応用するとこうなるという短文です。
東京電力の人々や原発を推進して来た経済産業省のお役人を人間的に憎むのはそろそろやめませんか?
しかしこの大事故の被害を受けた人々は可能な限り大きな補償金を貰いましょう。精神的な被害をお金でつぐなう事は出来ません。困った事です。この絶対に癒されない被害は永久に忘れないようにします。これが「罪を憎む」という事と思います。
他人を憎むことは自分の精神の平穏さを失うことになります。損なことです。しかし憎らしい。人間ですから当然です。被害者のこの気持ちへ心を寄せて、同情することは大切なことです。
しかし東京電力や原子力安全・保安院の人々を人間的に憎んで、何か得るものがあるのでしょうか?それよりは原発反対運動を繰り広げたいと思います。
原発反対集会やデモ行進は沢山ありました。今後もあるでしょう。
しかし新聞社もテレビ局もその事実を報道しません。電力会社から安い業務用の大電力を買って新聞社は輪転機を回し、テレビ局は送信用のあらゆる電気装置を動かしているのです。電力会社を怒らせるとこの業務用の電力を停電されてしまうのが怖いのです。業務用の電力の値段を上げられるから怖いのです。
他人を憎まず、冷静に賢く考えて、「原発反対運動」の戦略を作るほうが良いと信じています。あなたはいかがなお考えでしょうか?