後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

急に寒い冬日になりましたので温室に咲いたベコニアの花の写真をお送りします

2014年03月19日 | 写真

昨日は気温が25度にもなり、一気に春のようになりました。しかし、今日は一転、急に寒い冬日になりました。そこで神代植物公園の温室で3月12日に撮ったベコニアの写真をお送り致します。

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プーチンさんはクリミアの次はベラルーシを併合か?

2014年03月19日 | 日記・エッセイ・コラム

ベラルーシのファッションショー(http://blogs.yahoo.co.jp/hotcreationjp/GALLERY/show_image.html?id=52894393&no=6

プーチンさんは電光石火のように素早くクリミア半島の併合を発表しました。それに対してアメリカやヨーロッパ諸国はただ唖然として眺めるばかりです。ウクライナ防衛のためにアメリカは武器を急送したり、海兵隊を黒海へ送りません。

日本の新聞ではプーチンさんが次に狙うのはエストニア、ラトビア、リトアニア、などのバルト3国だと報じています。

しかしこの3国は反ロシア感情が強くて、仮に国民投票をしてもロシアとの併合に賛成な票はごく僅かになる筈です。

プーチンさんはクリミア半島以外には手を出さないと言明しています。

しかしロシアとバルチック3国の間に広がっているベラルーシ共和国は別問題です。ロシアとの併合を選挙公約にしていたルカシェンコ氏が1994年に大統領に当選したのです。

そして1999年にはロシア連邦のエリツェン大統領と、将来の両国の政治・経済・軍事などの各分野においての統合を目指すロシア・ベラルーシ連邦国家創設条約に調印したのです。

しかしルカシェンコ大統領はその後のプーチン大統領の強引さに反発してロシアとの併合を進めていません。

ルカシェンコ大統領は現在でもベラルーシの権力を握っています。

ところが最近のウクライナ問題に関連して、ベラルーシに隣接するポーランド側でアメリカ軍を含むNATO軍が大規模な示威演習しています。

それに対抗して、ベラルーシはロシアに戦闘機の派遣を要請したのです。

これは驚くべきニュースです。ロシアは自由にベラルーシへ軍隊を送れる状態になりつつあるのです。

それに対してベラルーシ国民は反ロシアのデモもしないようです。

従って大きな抵抗が無い状態でロシアへの併合が出来るのはベラルーシということになります。

プーチンさんはこれを見逃さない筈です。ベラルーシ側の要請と称して、今後も軍隊を送り続け、いつの間にかベラルーシを事実上占領してしまうでしょう。

日本の報道ではベラルーシのことは無視されがちですが、もっと注目して貰いたいと思います。

つでに白系ロシア人と白ロシア人の違いを明確にしておきます。

白系ロシア人とは1917年のロシアの共産革命、すなわち赤化に反対してロシア全土から国外へ逃げた人々を意味します。

しかし日本人が言う「白ロシア人」は白ルーシ人で、現在のベラルーシ人のことです。

そして黒ルーシ人とは現在のロシア領になっている北方のルーシ地方の人々の呼び名です。

日本では白系ロシア人と白ロシア人と混同されることが多いようですが、この点を明確にして現在のベラルーシの情勢に注意を払って行きたいと思います。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)

======参考資料======================

シアはベラルーシに戦闘機を派遣した」http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0M94EX20140312

[ミンスク 12日 ロイター] - ロシアは隣国ベラルーシの国境沿いで北大西洋条約機構(NATO)加盟国が活動を活発化させていることを受け、同国に戦闘機を派遣する。ベラルーシの空軍幹部が12日、明らかにした。

ベラルーシのルカシェンコ大統領はこれまでに、米国とポーランドが、少なくとも12機のF16戦闘機が参加すると見られる演習を開始したことを受け、ロシアに対し、ベラルーシに12─15機の戦闘機を派遣するよう要請することを明らかにしていた。

この件に関して、ロシア国防省からコメントは得られていない。

ベラルーシはロシア、ウクライナのほか、NATO加盟国であるポーランド、リトアニア、ラトビアとも国境を接している。

===参考資料======================

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7より。

1994年に実施された大統領選挙では、ロシア連邦との統合を目指すなどの選挙公約を打ち出したアレクサンドル・ルカシェンコが当選した。ルカシェンコ大統領は1999年12月8日、ロシア連邦のボリス・エリツィン大統領(当時)と、将来の両国の政治・経済・軍事などの各分野においての統合を目指すロシア・ベラルーシ連邦国家創設条約に調印した。しかしその後、プーチンがロシア連邦の新大統領として就任し、ベラルーシのロシアへの事実上の吸収合併を示唆する発言を繰り返すようになると、ルカシェンコ大統領はベラルーシをロシアに吸収合併する形での両国の統合構想に反発するようになり、両国の統合は停滞。以降何も進展が無い。

2010年にウクライナで親ロシア派の政権が誕生し、ロシアにとっての頭痛の種は一つは解決したが、ベラルーシについては、ルカシェンコ大統領の「ベラルーシを大国と認識し、自身をロシアの対等なパートナーと認めよ」と言わんばかりの偉そうな振る舞いにロシア側が辟易しているとされる[5]。また、ロシアのメドベージェフ大統領は、2010年10月3日にルカシェンコ大統領を厳しく批判する旨を自身のビデオブログで述べており、ベラルーシとの関係がこじれている。

一方、2010年12月の大統領選挙では、選挙後に野党の候補者が政権により拘束されたという。このため、EUとアメリカが制裁を決定するなど、現在のベラルーシは国際社会からの孤立を深めている。

ルカシェンコが四選を果たした直後から2011年7月現在に至るまで、ベラルーシ国内は深刻な経済危機に陥っている。そんな中、SNSなどでの呼びかけで、市民の間でルカシェンコ政権への抗議運動が発生し始めている。政権に抗議する市民たちは無言で拍手をしながら街を練り歩くと言う静かで平和的な抗議運動を行っているが、治安当局はデモ隊の徹底した弾圧を実行している。

2013年現在も国家財政破綻の危機にある。しかし、ルカシェンコ大統領はロシアや中国などから巧みな外交手腕で経済援助を獲得し、綱渡りながらも自身の独裁体制を維持している。

住民はベラルーシ人が81.2%、ロシア人が11.4%、その他ポーランド人、ウクライナ人が7.4%、ユダヤ人が0.3%である(1999年)。・・・・以下省略・・・・

下の写真は重装備したロシアの戦闘機です。

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