後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

春の房総半島へのいざない(1)自分の手で花々を摘む楽しさ

2014年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム

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関東に住んでいる人々が週末に家族で旅をする場合とかく富士・箱根・伊豆半島へ行くことが多いようです。宿泊設備がととのっていて、サービスも洗練されています。

しかし房総半島はなんとなく敬遠されがちです。よく言えば素朴で、洗練されていないのです。その房総半島へ行ってきました。白浜房総ホテルに一泊の旅でした。

この旅で、大変楽しいことを幾つか発見しました。そこで春の房総半島の楽しみをご紹介したいと思います。

まず何と言っても花畑に入って好きなだけ花摘みが出来る事です。これは女性にとっては大変楽しいことのようです。自分の気に入った色彩の花を切って大きな花束が作れるののです。

もちろん有料ですが都会の花屋さんと比べると非常に安価な上、自分で花を取る楽しみが素晴らしいのです。同行した高齢のご婦人方が皆少女時代に還ったようにはしゃいで思い思いに花を切っています。

場所は「道の駅ちくら潮風王国」(http://shiokaze-oukoku.jp/)の向かい側に花摘みの受付をする出店が沢山並んでいます。その前に無料駐車場が広がっています。

その出店で申し込むと裏の花畑へ案内してくれます。畑に着くと花ばさみを貸してくれます。ストックは一本100円くらいでポピーなどの他の花は3本100円とか値段を教えてくれます。あるいは10本、20本と申し込むと格安になります。おまけに2,3本追加してくれます。キンセンカ、キンギョソウなどもあります。

を切り取るときは長く、茎の根元で切ります。花束が出来ると農家のおばさんが束が萎れないように新聞紙で包み、細長いビニール袋に入れてくれます。

家では毎日、水切りをして新しい水にすると2週間以上も花が長持ちするそうです。

の花摘みを家内が大変楽しんでいました。私はその花畑を通り越して、花畑のあぜ道を散策しながら他の花畑の写真を撮ってきました。

春の陽光が射し、生暖かい潮風が公園の向こうの海から吹きこんでいました。沖を黒潮が流れているので一足早く春がきたようです。

このように花畑にお客を迎え、自由に花々を取らせている光景は関東地方では、房総半島にだけあるようです。春の風物詩です。

南房総の花々の栽培は遠く明治時代に間宮七郎兵衛という栽培家の努力によって始まったと伝えられています。

春の房総半島の旅の楽しみの一つとして、この花摘みがお勧めです。お出掛けになってはいかがでしょうか?

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

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