後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

お薦めの夏の旅(1)長野県、車山や霧ケ峰の魅力

2014年07月22日 | 日記・エッセイ・コラム

車山や霧ケ峰に来る度に不思議な童話の国に迷い込んだように興奮します。楽しい興奮です。

草だけが青々と茂ったなだらかな丘が果てしなく続いているのです。その丘の曲線が心を静かに楽しませてくれます。

北海道の美瑛や富良野の丘と似てはいますが、何かが決定的に違います。

そうです。スイスのアルプスの麓にある牧草に覆われた丘の繋がりに似ています。

しかしここでは牧畜の為の草原ではないのです。樹木が育たず、自然に草だけが丘を覆っているのです。

国定公園になっていて散策道路以外は人間が入らないようにしています。自然の景観を保護しています。

この風景の不思議な魅力は素人写真では表現出来ません。兎に角、行って、自分の足で遠くの丘の上まで歩かないとこの景観の魅力が理解出来ません。

高原の乾いた涼しい風に吹かれて、何処までも歩くのです。

草原の中にはニッコウキスゲ、キンポウゲ、ヤマアヤメ、アザミなどの高原の花々が咲いています。素晴らしい散歩道なのです。

この魅力を示す写真をお送り致します。

車山の隣には霧ヶ峰もあります。両方散策して楽しめます。

JR中央線の特急が止まる茅野駅からバスで1時間以下で行きます。車で行く方が車山や霧ヶ峰の散策には便利です。

東京から日帰りも出来ますが、白樺湖の湖畔のホテルや旅館に一泊するほうがゆっくり楽しみます。蓼科温泉もあります。夏の車山スキー場は牧草が茂っていて美しいものです。

車で行って、翌日は足を延ばして、松本の北の高原の美ケ森高原美術館を訪ね、野外彫刻展示場を見るのも良いものです。

この一帯は甲斐駒の麓にある私の山小屋から1時間くらいで行けるので、何回も行ったところです。白樺湖を見下ろす蓼科山の頂上へも登ったこともあります。ケーブルカーを使うと八ヶ岳の西にある横尾岳にも登れます。

夏休みに子供連れで行くには手軽で面白い旅になると思います。

下に車山や霧ヶ峰の写真を示します。2010年7月6日に家内が撮りました。

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現在でも続くシリア内戦の悲劇・・・内戦はウクライナ、イラク、イスラエルだけではない!!・・・「ぜんぶ

2014年07月22日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、ウクライナのマレーシア機撃墜事件やイスラエル軍のガザ地区への侵攻やイラクでのイスラム王国軍の攻撃などで国際社会は騒然としています。

 

その影響でマスコミはシリア内戦を取りあげなくなりました。しかしネットによるソーシャル・メディアにはいろいろな情報が発信されています。

最近、BYOOL会員の託麻次朗さんから、http://matome.naver.jp/odai/2139234686162856601?page=2

に掲載されているシリア内戦の悲劇的な情報を教えて頂きました。

 
以下の情報の正確さの検証は出来ませんが、シリア内戦では多くの子供が犠牲になっている
ことは動かしようのない事実なのでご紹介いたします。
内戦で傷ついたある幼児が、「ぜんぶかみさまにいいつけてやるんだから……」と言い残して死んで行ったという情報です。
内戦で傷付き、その後死亡した3歳の少年が最後に残したとされるこの
言葉とこの幼児の写真が、現在インターネット上を駆け巡り、世界中に大きな反響を呼んでいるそうです。
写真はあまりにも痛々しいので、掲載を躊躇しました。しかし内戦の悲劇を知る上で重要な写真と思い、以下に掲載いたします。
この印象的な言葉を残したのは、この写真に収められた3歳の少年です。

出典worldobserveronline.com:The last thing a 3-year-old Syrian said before he died: “I’m gonna tell God everything”

そしてもう一つの出典:

内戦が続く中東情勢。内戦で犠牲になる子供達。今の大人たちに残したわずか3歳のメッセージ。死の3日|生きがいネットワークのブログ

少年は、この言葉を残しこの世を去った。彼が暮らしていた場所や名前も判明していないという。この少年は互いに傷つけあう人間に対して怒っているのです。時に神を都合よく解釈し、利用する大人たちに、それは違うと訴えているのです。これが信仰を持つ人間のすることかと問いかけてつつ、彼は、不条理にも自らがもうすぐ死ぬという事実を悟っている 少年の年齢は3歳、シリア内戦が始まったのも3年前だ。少年は紛争を見るために生まれてきた訳では無いはず、痛い思いをする為に生まれてきたのではない・・・

 

最近、シリア情勢は以前にも増して混迷の度を深めているとも伝えられている。3歳の少年が残した衝撃的な言葉は、シリアの現状を世界中に向けて訴えているのです。

最近どのマスコミ報道を見てもウクライナをめぐる欧米側とロシアの抗争のニュースばかりです。

昨年あれほど大騒ぎをしたシリア内戦のことは一切忘れてしまったようです。

報道機関の無責任さを感じるのは私だけでしょうか。

そして非常に危惧されるのは240万人以上もいるシリア難民の窮状です。

その難民はトルコ、ヨルダン、レバノン、イラク、エジプトなどの難民キャンプに住んでいます。そして日本をはじめ世界各国からのボランティア組織の救援を受けて命をつないでいるのです。もちろん国連も多額の支援をしています。昨年の12月には約210万人だった難民総数が今年の2月には240万人以上に増加しているのです。

ウクライナ問題もイスラエルのガザ地区侵攻も重大問題ですが、シリア難民も大きな悲劇です。

しかし報道機関は偏執的にウクライナ問題とイスラエル軍のガザ侵攻だけを報道しています。

世界全体を見回して公平な観点から人間の不幸や悲劇を取りあげて報道して貰いたいと願っています。それこそが全ての人間をひとしく幸せにしようという態度なのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。

後藤和弘(藤山杜人)

====シリア内戦の状況と難民に関する画像========

Syria

内戦で破壊されたシリアのある街の惨状 の写真

シリア難民の移住先と難民数の増加を示す図面

Sl_syria21

Sl_syria61

Sl_syria01

上の3枚の写真はシリア難民を支援してるJapan Platform 傘下の団体が撮影した難民の写真です。出典は、http://www.japanplatform.org/programs/syria/です。)