後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

集団的自衛権の行使を今日、閣議決定!それに反対するご意見をご紹介します

2014年07月01日 | インポート
私自身は憲法を改正してから、自衛権行使を決定すべきと思います<wbr></wbr>。しかし平和憲法維持に賛成し、今回の閣議決定に強く反対するご意見を趣<wbr></wbr>味人倶楽部などで多数頂きました。皆様のお考えの参考になると思<wbr></wbr>い以下にご紹介いたします。
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1 マルサトさん : 2014年06月30日 10時39分   
憲法9条は守るべきです。特に今の日本では!

2 マルサトさん : 2014年06月30日 10時40分   
でも憲法9条は守るべきです。特に今の日本では!
...

3 吉備のひまわりさん : 2014年06月30日 11時22分   
憲法9条は守るべきです。
9条にそぐわない、9条を守れない状況を作ってきたのは政治家で<wbr></wbr>す。そんな政治家を選んだのは国民です。
冷静に理性的になって考えるべきです。
戦争になったら、日常生活のすべてが破壊され、命さえ奪われます<wbr></wbr>。その地獄をしっかりと認識するべきです。
近隣国に対する感情的な憎しみをいたずらに煽るべきではありませ<wbr></wbr>ん。私たちと全く変わらない庶民であり、長い歴史的なつながりが<wbr></wbr>あります。
愚かな戦争など二度と再び起こしてはなりません。
憲法9条は人類が進むべき未来を先取りしたものです。

4 mi-koさん : 2014年06月30日 19時12分   
後藤さんが基本的にどこかの国と手を組んで攻撃するようなことは<wbr></wbr>いけないと考えられておられていることはわかりました。私も賛成<wbr></wbr>です。
ただし自衛のための戦争もできないのは困るので、そのための兵力<wbr></wbr>は準備しておくべきだというお考えには賛成しかねます。
いつも主張していることですが、これまでの歴史の中で、攻撃のた<wbr></wbr>めだと認めて始められた戦争などはありません。みな、自衛のため<wbr></wbr>という口実で始められています。
尖閣の問題は、中国人や韓国人を三国人と呼んだり、差別主義者の<wbr></wbr>石原都知事が、わざわざ中国を刺激したことで始まったと思います<wbr></wbr>。韓国に対しても、沈没事故をマスメディアがヒステリックな報道<wbr></wbr>を垂れ流して、反感を煽りました。もともと竹島問題もありますし<wbr></wbr>。
日本は国内に格差の拡大、デフレ、福祉の後退など、いろいろな問<wbr></wbr>題を抱えています。つい先ごろまで、公務員を不満のはけ口にして<wbr></wbr>いました。今は、中国、韓国、北朝鮮に対象を移しているのでしょ<wbr></wbr>う。
日本が友好的になればいいのに敵視して、しかもこのタイミングで<wbr></wbr>憲法九条を改憲するなどということになれば、かなり危ないような<wbr></wbr>気がします。竹島や尖閣が火種になって、戦争へと発展することも<wbr></wbr>充分考えられると思います。

5 しもちゃんさん : 2014年07月01日 09時00分   

後藤さんが仰る通り、集団的自衛権閣議決定により、本日、日本が<wbr></wbr>戦争できる国になりました。
改めて、mi-koさん同様、尖閣諸島や竹島問題を盾に、集団的<wbr></wbr>自衛権を強行した政治家達に嫌悪を感じます。
ただ一つ希望を見出すなら、この国の独裁政治に今まで何の疑問も<wbr></wbr>持たなかった国民が、少しずつ目を覚まし始めたことです。
しかも若い人達が・・・原発事故後バラバラになった日本人の心が<wbr></wbr>、今後また繋がるチャンスでもあると期待し、戦争に反対し続ける<wbr></wbr>覚悟です。

6 リタさん : 2014年07月01日 10時17分   

集団的自衛権や秘密保護法については選挙公約にあったのでしょう<wbr></wbr>か?
こんな問題よりももっと詳細に議論すべきは少子高齢化による諸問<wbr></wbr>題、原発の廃炉問題。そしてそういうものに関して将来の世代に大<wbr></wbr>きな負担となる財政問題等々
国民の生命財産にはるかに大きな問題をないがしろにしていません<wbr></wbr>か?
積極的平和主義を標榜しながら自らの言動で近隣国との摩擦を広げ<wbr></wbr>たのにもかかわらずその改善を図る努力を怠り国民に危機感を煽り<wbr></wbr>、力による対抗を図ろうとする意図が明白です。あげくに欧米諸国<wbr></wbr>からも疑惑の目を向けられる始末。
自分の好みでこの国の方向を勝手に決めるのはまさに独裁的なクー<wbr></wbr>デターではないか?
こういう人物に振り回されてしまう今の政治家達の画一化された質<wbr></wbr>の低下を本当に憂慮しています。戦後70年営々と築いてきた不戦<wbr></wbr>の誓いを国民の手から離れたところで決められたのではたまったも<wbr></wbr>のではありません

7 シューベルティアンさん: 2014/06/29 20:24
趣味人倶楽部のmi-koさんの意見に基本的に賛成です。
  安倍総理の集団的自衛権の閣議決定の企図の最大の問題は、歴代内<wbr></wbr>閣が否定してきた集団的自衛権を、国会議員の発議さらに国民投票<wbr></wbr>という正式な手続きによる憲法第9条の改正をすることなしに、憲<wbr></wbr>法解釈の変更だけで、行使を認める道を作ろうとしていることだと<wbr></wbr>思います。
  心情的にはわかるのです。日本は、先の大戦に敗れたことにより、<wbr></wbr>米国に逆らうことができない国になっています。その上中国の軍事<wbr></wbr>的な脅威が増してきている中で、国防強化の必要性が増してきてい<wbr></wbr>ます。
  米国に守ってもらうためには、米国の軍事費削減を埋め合わせるた<wbr></wbr>めに米国と共同歩調をとれる体制にしたいということはわからない<wbr></wbr>でもないです。
しかし、やり方が悪いです。憲法解釈の変更だけで、状況が変わる<wbr></wbr>たびに時の内閣が、自衛隊の活動範囲を広げていったらいくらでも<wbr></wbr>戦争ができる国になってしまうでしょう。
  先の大戦も日本の存亡をかけた「自衛のための」戦いだといって始<wbr></wbr>めたのです。日露戦争の時と大きく違うのは、当時は日英同盟があ<wbr></wbr>った。戦争終結時の講和をアメリカにお願いしていた。というグラ<wbr></wbr>ンドデザインをひいて戦ったということでした。明治の人は賢かっ<wbr></wbr>たです。それでもかなりの人が戦死したのです。負けたほうは報復<wbr></wbr>したくなります。その結果として、先の大戦では、満洲、樺太の悲<wbr></wbr>劇がありました。
  私は、北海道生まれの人間ですので、今昭和20年夏の樺太の出来<wbr></wbr>事に関する本を集めていろいろ読み始めています。このことは沖縄<wbr></wbr>と違って忘れられてしまっていますので、後藤さんも機会があれば<wbr></wbr>書いてくれたら幸甚です。
  戦争は、勝っても負けても禍根が残り次の仕返しにつながるもので<wbr></wbr>す。できればこの地上からなくなったほうがよいと思います。日本<wbr></wbr>が軍事的な備えを高めればそれに対抗するために中国らがさらに軍<wbr></wbr>事的な備えを高める。それは当然のことであり、どこまで行っても<wbr></wbr>きりがありません。お互い話し合いを深めて、妥協しながら国益を<wbr></wbr>追求し、決して戦争の手段に訴えない決意を各国が持たなければ、<wbr></wbr>その先に待っているのは人類滅亡だと思うのです。
  日本は、先の敗戦を教訓にするためにも、報復の気持ちを捨て、世<wbr></wbr>界の国に戦争という手段は決してとるべきではなく、国同士の外交<wbr></wbr>を深めることにより対立点を解消するよう働き掛けていく役目を貫<wbr></wbr>徹することが重要です。他の戦争をできる国家と違うことが世界の<wbr></wbr>中の存在意義になっていると思います。このことは日本人であるこ<wbr></wbr>との誇りだと思います。
  非常に残念に思うのは、一部の発言者の国民が集団的自衛権を理解<wbr></wbr>する能力がない、つまり国民がバカだから国民投票は意味がないみ<wbr></wbr>たいな意見があることです。私はこのように言ってる人こそ国民主<wbr></wbr>権の意味を理解していない残念な人だと思います。
  一方、憲法9条を守るために、憲法9条にノーベル平和賞を与えよ<wbr></wbr>うという署名運動があります。私はとてもいいアイデアだと思って<wbr></wbr>います。自民党の集団的自衛権に賛成している議員が深く考えない<wbr></wbr>で署名し、のちに撤回したという笑い話のような話もありました。
  国民はバカではありません。先の戦争で何があったかをもっと表に<wbr></wbr>出して、日本はこれからどうあるべきかをきちんと正しく議論がで<wbr></wbr>きるような世の中になってほしいものです。
===ついでに賛成意がを一つありましたので掲載いたします==<wbr></wbr>====
hoteisan2004さん: 2014/06/30 19:33
本音を書きます。
  世界の国を全て信用できるのか?信用できるのなら警察も軍隊も要<wbr></wbr>らないはずです。しかし、現実は犯罪、事件の多発です。
誰が事を処しているのか。現実は警察、自衛隊等の力です。
  言論人は現実ではなく、理想を述べているだけです。 平和を誰が維持しているのか?どんなに悪く言うが警察、自衛隊 等の努力が大きく関与しているはずです。
平和はただで手に入れる事ができるというのは、甘い幻想だと考え<wbr></wbr>ます。
  「平和がただで手に入る」ーこれは幻想です。そう思います。

ロマンかき立てる北海道(4)阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖、そして大沼などの湖の静かさ

2014年07月01日 | 日記・エッセイ・コラム

北海道の神秘的な湖へ心が惹かれ人々も多いと思います。私もその魅力に惹かれ何度も訪れました。

洞爺湖、阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖、そして大沼などは勿論、知床5湖、風蓮湖、網走湖、能取湖、オネントー湖、支笏湖、、ウトナイ湖、そして釧路湿原のシラルトロ湖、塘路湖、達古武湖などなどは湖畔まで行って、何故か陶酔したような気分で写真を撮って来ました。このように書いてみると我ながらよく行ったものだと思います。

何がそんなに魅力的なのでしょうか?

まず湖の周囲の大地が不思議な起伏を繰り返して広がる景観に取りつかれてしまいます。氷河時代に厚い氷が大地を覆い、なだらかな曲面に削ったのでしょう。

その起伏を繰り返している大地が一面の麦畑だったりジャガイモ畑になっています。そして緑の畑の境界には白樺やポプラの木が一列に植えてあるのです。

その白樺林の向こうにひっそりと碧い湖が見えてくるのです。

その魅力の原因は観光開発があまりされていない自然のままの湖のせいです。静寂な湖です。本州の芦の湖や富士五湖のように観光開発がなされていません。自然のままなのです。

考えてみると私は若い頃から湖にある種の憧れを持っていました。

ですから十和田湖、田沢湖、猪苗代湖、五色沼、中禅寺湖、湯元の湖、丸沼、霞ヶ浦、諏訪湖、富士五湖、芦の湖、野尻湖、琵琶湖などを何度か訪問しました。

これといった特別な目的もありません。ただ湖の畔を家内とともに、ゆっくり歩き、そこはかとなく流れる静かな時間を楽しむだけです。

この時、重要なのは湖の水面の輝きや水の美しさです。そしてそれを取り囲む林や森と、背景にある山々のたたずまいが重要です。

北海道の湖と本州の湖を比較してみると、北海道のは静寂の深さが違うのです。北海道の湖は神秘的です。アイヌの神々が棲んでいるようです。

そんなことを思い出しながら北海道の湖の写真をお送りします。

2012年月6月20日に大沼の周囲を根気よく車で一周して撮った写真です。

驚いたことに観光開発されているところはたった一ケ所だけです。大型観光バスの広大な駐車場のある観光船の発着場だけなのです。その他の地域は雑木林がえんえんと続き、その雑木林の向こうに湖水が透けて見えるのです。

一か所だけ雑木林の中に木道があって、岸辺に出ることが出来ました。

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岸辺に立つと下の写真のような湖が広がっていて向こう側に駒ヶ岳が見えます。

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さて次は屈斜路湖です。2012年9月に屈斜路湖の近くの川湯温泉に3連泊しましたのでこの湖には毎日車で行っていました。

湖水の周りは原生林が取り囲んでいるので、観光客の入れる場所は和琴半島と、コタンアイヌ民俗資料館のある場所と、砂湯という場所しかありません。その湖岸に出るのに根気よく原生林の中の道を行かねねばなりません。

湖岸に出ると屈斜路湖が静かに青い水を湛え、はるか沖に中島が横たわっています。下にその中島の写真をお送り致します。

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下は湖畔から見た対岸の景色です。

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次は阿寒湖です。国の特別天然記念物の球状のマリモが生きている唯一の湖として有名です。(少しは青森県の小川原湖にも生きているのですが)。

阿寒湖は摩周湖や屈斜路湖に比較して特に美しいとも思いませんが、湖岸に大きな阿寒湖温泉街があり、春夏秋冬、一年を通じて多くの観光客を集めています。

下は阿寒湖の風景です。

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阿寒湖に行ったら、是非、観光船に乗り、沖にある チュウルイ島マリモ展示観察センターを訪問したほうが良いのです。下がその写真です。巨大な球体を作って何十年も生きているマリモに感動したものです。それは本当に不思議な植物です。以下に今回撮った阿寒湖の風景写真を示します。E381bee3828ae3828221

そして釧路湿原にある3つの湖です。北にある屈斜路湖から流れ出した釧路川が釧路に近い大平野でシラルトロ湖、塘路湖、達古武湖に注ぎ、その湖沼群一帯が巨大な湿原になっています。2012年9月に訪ねました。

ここは10年ほど前に2回訪れた曾遊の地です。川湯から釧路川に沿って、車で行きました。下はシラルトロ湖の写真です。

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そして最後に、高い細岡展望台から見た釧路湿原の写真です。生憎、霧がかかっていて写真は下のようにぼんやりしたものになりました。

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広大な釧路湿原の楽しみ方は人それぞれです。木道を散策したり、カヌーで川下りをしたりしていました。

このように北海道の数多くの湖をご紹介していると終わりがありませんので、この辺で止めておきます。

それにしても北海道の湖ははるか遠方にあり、そこへ行くまでの風景が心に焼付いていて、湖の風景と混然一体になるので魅力的なのです。それにしてもロマンかき立てる北海道です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)