昔、東北本線で仙台に帰る途中、福島県に入ると左の山並みの上に「酒は大七」という大きな看板がかかっていました。その看板を見るたびに、「ああ、故郷へ帰ってきた」という感慨に打たれたものです。その看板は宮城県に入っても遥か山の上の方に幾つかあfりました。
福島県二本松にある「大七酒造」という江戸時代からの酒蔵の看板です。
東北新幹線が出来ても看板は昔のように山並みの上に幾つかあり、故郷が私を歓迎しているような気分になったものです。
それが数日前に東北新幹線で古川まで往復しましたが、「酒は大七」の看板がめっきり減っているのです。半分、朽ちているのもあります。「大七酒造」が廃業したようで寂しいかぎりです。
今日、調べてみましたら、現在の十代目の当主が看板の保守を怠っているようです。酒蔵は相変わらずの隆盛です。有名な銘酒もいろいろ出荷しているようです。
会社には経営方針があり他人がとやかく言うべきではありまぜん。しかし東北へ帰るために東北新幹線や東北自動車道を通る人々のために、「酒は大七」の看板を昔のように保守管理し戴きたいと願っています。
下にその看板の写真を示します。
写真の出典は、 http://www.interq.or.jp/blue/ae86kai/its-about!/profile2/eirinn.htm です。
写真の出典は、http://blog.goo.ne.jp/suzukisyoukai/e/b66137fb2b41df0efd8c95d33d5cfc19 です。
写真の出典は、http://morizou128.web.fc2.com/station/tohokuline.html です。
====参考資料:http://www.daishichi.com/gaiyou/tosyu.html より========
初代 太田三郎兵衛好重<1721年(享保6)生 1776年(安永5)没 享年56歳> | |
初代 太田三郎兵衛好重<1721年(享保6)生 1776年(安永5)没 享年56歳> 初代の肖像画は、黒の羽織、薄墨色の着物をまとった、全体に質素な印象です。傍らに脇差しと扇子とがあり、帯刀を許されていたことを示しています。鋭い眼差し、意志的で精悍な表情に創業者ならではの気迫が感じられます。手にしている黒い数珠が特徴的で、信仰篤き人であったことが伺えます。 |
十代目 太田英晴<現当主> | |
昭和35年生。 |