以前、このブログで掲載した原発関連の記事へ対して、「想定害」という方から核燃料の最終処分施設のオンカロについて教えて頂きました。
それ以来、使用済み核燃料の処分方法についていろいろ調べて来ました。
深い海溝に沈めるのが良いと思っていましたがそれは素人の間違いでした。
結論は、使用済み核燃料は穴を掘って埋めてしまうという方法が一番現実的な解決方法として各国でその場所を選定中です。その中で、フィンランドは既に穴の掘削を始め、2012年には使用済み核燃料を埋め始める事になっています。
それに関する報告書の冒頭部分を以下に掲載致します。2つのURLを開いて見ると各国の処分方法の進捗状況が分かります。皆様からのコメントをお待ちしています。
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(2)フィンランドにおける地下岩盤特性調査施設(ONKALO)建設の近況
企画小委員会委員 高橋美昭(原子力発電環境整備機構 技術部)
( http://www.jsce.or.jp/committee/rm/News/news8/Onkalo.pdf そして、
http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/hlwshop/hlwshop001/3.PDF もご覧下さい)
1. はじめに
2004 年夏,フィンランドのオルキルオトで,高レベル放射性廃棄物最終処分のための地下岩
盤特性調査施設(ONKALO)の建設が開始された。2005 年9 月9 日時点でアクセス坑道(斜坑;
延長5.5km)の総掘進長は約700m に達した。
今から4 年前の2001 年5 月,フィンランド議会は,原子力発電所で発生する使用済燃料の
最終処分場をユーラヨキ自治州のオルキルオト島に設置することを決定した。これによりフィ
ンランドは高レベル放射性廃棄物の最終処分サイトを世界で最初に決定した国となった。実施
主体であるPosiva(ポシヴァ)社(電力会社2 社の共同出資会社)は,処分計画の次のステー
ジである地下岩盤特性調査施設(ONKALO)の建設を開始し,2012 年の処分場建設許可申請,2020
年頃の操業許可申請に向けて着実に計画を進めている。
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