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公園案内図。
松虫に ささで寝る戸や 城ヶ島 たかし
秋の夜 松虫が鳴いている 島の漁家は戸締まりをしないまま 松虫の鳴く声声につつまれて安らかな眠りに入っている
この俳句は 松本たかし昭和13年(1938)の作。当時、この城ヶ島には大橋はなく、三崎との渡し舟が唯一の便であった。さらに東京湾防衛の要塞地帯で、島へ渡るのには軍の制約があり、殊に夜に渡る人など稀であったことから、初秋の夕べには虫の鳴きこぞる島となった。島の漁家のいとなみは、素朴そのもの。松虫の鳴く頃は、涼をとるため蚊帳を吊って、雨戸を開けたままで寝ている。このような島の叙情が、たかしの高い詩心によってうたいあげられた。
松本たかし=子規・虚子の写生を根本とした俳人。三崎の風光を愛し、ししばしば来遊。
上記のように、城ヶ島は明治以来、首都防御の最先端であったようです。
「歴史的農業環境閲覧システム」によると、城ヶ島の東京湾側は地図に掲載されていませんでした。
1880年代のようす。東半分が掲載されていません。軍事機密だったのでしょう。
2010年代のようす。城ヶ島全景。
公園内を回ってみます。しかし、炎天下で、もう汗が噴き出します。
眼前に東京湾が広がる。
左手は、三浦半島。
ハマカンゾウ。
「展望台」からの眺め。ここは、城ヶ島砲台・要塞(観測所)跡に建てられています。
※「城ヶ島砲台」
除籍となった戦艦安芸の主砲45口径25cm連装砲塔2基などが設置されていた。砲座跡が駐車場花壇となっている。
駐車場内にある砲台跡(↓)。
安房埼灯台 が向こうに。
左手、対岸は、房総半島。
相模湾。
三崎港方向。
西の方を眺める。
「安房埼灯台」に向かいます。
この先の奥には、岩場が続きます。かつての灯台跡も。釣り人以外は立入禁止?
2010年代のようす。
旧安房埼灯台跡。(「Googlマップ」より)
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