おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

葛飾区銭湯めぐり。その10。そのぬくもり。「久の湯」。「吉野湯」。

2019-09-09 18:44:36 | 葛飾銭湯
                             ㉓「久の湯」。葛飾区小菅3-11-17
 何かと気ぜわしい世間とはいささか離れて、今回、久々に銭湯巡りの報告です。

 台風15号が関東を直撃。我が家も夜中から朝方まで激しい雨風で、猫たちも不安なようすで、鳴き声がしきりに。
 電車もストップ。千葉などで大きな被害が出たもよう。

 ようやく静かになった、でもかあッと照り始めた日ざしの元、電車がいつ運行するか分からないまま、自転車でおでかけです。
 「台風一過」。空気も少しは澄んできたようで、富士山が遠くビルの間から顔をのぞかせています。
           

 でも、今日の午後は9月としては記録的な猛暑になる、との予報。36℃。その通り、たしかに暑い! 帰りもしんどいものがありました。

 しかし、陽が落ちると、ひところのような暑さは落ち着いて、銭湯通いも心地よい、ちょうどいい時節になりそう、といっても、残りわずかになった葛飾銭湯巡り。
 始めた頃は、27箇所巡りの予定(始める少し前に、一箇所、亀有にあった銭湯が廃業になりました)でしたが、その後、廃業(長期休業? )がまた1つ出て、26となった「葛飾銭湯巡り」。残りあと4つとなりました。

 京成「堀切菖蒲園」駅前の道(「川の手通り」)を北に向かい、「堀切中央病院」を越えた先、コンビニを左に入ったところにあります。
 ロケットのような煙突が目立ちます。大きく煙突には大きく「久の湯」と。

 浴室内には男湯から女湯にかけてつながる富士山が鮮やか。

 番台形式。脱衣所。とても清掃が行き届き、清潔な印象。番台から「ごゆっくり」と声を掛けられて、気をよくします。
 浴槽は、超音波気泡風呂ジェット2連の座湯、バイブラ湯、薬湯と三つ。中でも日替わりの薬湯が大人気のようで、この日は、「草津温泉」仕立て。ほのかに温泉の香りが漂います。なお、次の日曜日にはコーヒー風呂の予定で、人気があるようです。薬湯には力を入れているようで、予定表があり、好みに応じて来ることができそう(他の銭湯では「本日・・・」とあってもほぼ毎日、同じというところもあるようですが)。これはすばらしい企画。
 平日の夕方。亀有地区の銭湯のような混み具合ではなく、数人。ゆっくりと思いのままに湯船につかれます。
 
                   


㉔「吉野湯」。葛飾区堀切6-33-5

 「久の湯」と同様、京成「堀切菖蒲園」駅前の「川の手通り」を北上、「川の手通り」の右手、一本裏の暗渠をそのまま歩道にした道にあります。表の通りには「吉野湯」の看板あり。「久の湯」とは至近距離。

 大正10年創業で、以前、堀切には菖蒲園が5つあり、その中の「吉野園」から命名された、ということです。
 男湯の壁絵は「富士川 早川」。急流の富士川を描いた豪快なペンキ絵。女湯は「南紀白浜」だとか。
 男女の仕切りの壁には、男湯は厳島神社、女湯は浦島太郎が描かれた九谷焼のタイル絵(のようです)。鹿など細かい意匠にも気を配った、見事な出来映えです。
 仕切り側カラン正面には個々に30センチ四方の正方形の鏡が斜めに置いてあるのが、洒落ているか。
 年代物の扇風機、大きな鏡、ネジ巻時計など、どれも大切に使われてきたことが一目でわかります。レトロな味わいの銭湯。坪庭に面した濡れ縁(板廊下)には椅子が置かれ、身体を休めるのにちょうどいい。
 番台形式で、若女将(? 年齢不詳)が座っていました。
 ここも夕方、来ましたが、客は私を入れて4、5名。ゆっくりと入れます。
 浴槽は遠赤外線バイブラと深湯の2つに仕切られています。お湯の温度は44℃くらいで、けっこう熱め。これまでで一番熱かった感じ。でも、かえって気持ちがいい。
 脱衣所も静かな雰囲気。大型テレビでは、京急の事故を報道中、真っ裸のまま、見入っているおじいさん。女将も心なしか目のやり場に困っている風情がまた、よし。

                  

 さて残りは二箇所。新小岩駅の向こうと東京拘置所の南。どちらも遠いですが。

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