おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

民間会社のあやうさ

2005-09-06 23:02:39 | 世間世界
大手5社の損保不払いは計12万件、40億円超に (朝日新聞) - goo ニュース
 かつて出勤中、赤信号で停車中に、後ろから突っ込まれ、車の後部を大破させられたことがあった。すぐ警察に来てもらい、実況検分。相手が前方不注意だったことで、相手に100%の過失。向こうも納得、すぐ相手の保険会社から連絡があって、代車のほか、車の修理代など全額負担することで対応してくれた。
 幸いに当方には、怪我も全くなかったため、スムーズに解決した。完全に停まっていた車に追突した事が、確実に証明されたので、うまく話がついたのかもしれない。
 その後、人に聞くと結構厄介な事も多いらしく、保険が下りなかった話とか値切られた話とかよく耳にする。そこに不正・ごまかしがあるとは考えたくないが、保険金の支払いをめぐるトラブルは多いのだろう。
 もしそれが、会社ぐるみの利益主義のもとで、契約通りの保険金支払いを、いろいろ理屈を付けて、当事者の利益を二の次にして値切ったり、出来るだけ会社に損を出さないという傾向は、全くなかっただろうか。
 こういう不祥事が起こると、必ず担当者のミス、偶然の結果など、と会社組織の問題にはぜったいにしようとしない。当事者主義がまかり通っている。
 今回のケースは、本当に企業ぐるみではないのか。徹底的に調査が必要だ。それを会社自身がやっていたのでは、トカゲのしっぽ切りか型どおりの是正通知で終わってしまうだろう。第三者機関を設置しても、長い間と思われるごまかし体質・利益主義を暴いていく必要がある。
 それにしても、「官から民へ」というかけ声のもと、民間の利益主義・競争主義を徹底する政策。その中で、国民の多額の安心料を、自分たちの利益にしてしまう業界の体質。利益第一主義を顧客利益第一主義に転換するのは容易ではない。
 また、このことは、損保会社だけにだけ当てはまることなのだろうか。
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近くの親戚より遠くからの訪問者

2005-09-04 15:01:12 | つぶやき
しばらくです、お元気でしたか
ええ、ちょっとついでがあったんで
いや、どうもどうもお久しぶりです

お身体のほういかがですか
ちょっと具合を悪くしたって聞いたんで
お見舞いにと思って

いやすぐそこまで来たものですから
お元気そうじゃないですか

これつまらない物ですが
どうぞめしあがって下さい
田舎の土産物でお口にあうかどうか
このへんも変わりましたね

おや、何だか空模様が
すいせんね、こりゃずいぶんと大粒の雨
ありがとうございます
少し雨宿りさせてくれませんか

本当に台風が来るんですかね
アメリカは大変じゃないですか
今度も超大型で強いらしいですから

いや、お茶はいらないですよ
構わないで下さい、ここでいいですから

お子さんは?それじゃもう一安心ですね
こっちは相変わらずですよ
ええ、元気です、元気です

東京にもあまり来る機会がないんです
今日は? ちょっと会社の出張で
まあ、いいじゃないですか、順調ですよ

じゃあ、今はお二人だけで
新婚気分ですか
東京も変わって来て、新しい鉄道が開通したみたいで
このあたりも便利になりましたね、道に迷いましたよ

何の用だって
いつものヤツかって
まあそう言わないで下さいよ
さっきからおしゃべりしているけど
ついこの間都議会のとき来たばかりじゃないかって
それに私のことよく知らないって

えっ、そうでしたっけ
ほら、山中さんあの方のご紹介なんですよ
えっ!そうでしたっけ
それは失礼しました

まあ差し上げたんですから、受け取って下さい
コイズミさんが郵政民営化かどうだとかいってますが
私らにはあまり関係ないですよね
まず今の生活が大事ですものね
何で私ら庶民の暮らしは良くならないんですかね

自民党とか民主党、共産党もですか
色々言ってますけど
あの人たちうまいことばっか言ってて、信用できませんよね
ごめんなさい。ながながとおしゃべりして

・・・・。・・・。

それはそうと、実はこの間も頼んだんですが
いよいよ今度の日曜日が投票日ですね
もう誰に投票するか決まっていますか

そうですか
いろいろ比べてみて考えるのが一番ですよ
で、迷ったら頼みますよ、誰にするのか

てなぐあいで、話が進むとしたら・・・。

「投票依頼」の目的で、訪問するは、違反?
「病気見舞い」のついでに、話すのはOK?

真剣に「自己改革」のためにやっているらしい彼ら。
もうハンパな情熱ではない。

全国動員で東京へ。東京へ。
こうなったら
「○○お断り」の張り紙でも貼っておくしかないか。
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ワーグナーを聴きながら

2005-09-03 20:40:28 | 平和
 今朝の朝日。「小泉劇場は、ワーグナーを聴きながら、コイズミさんが考えているんです」(山崎談)。ワーグナーは言わずと知れた、ナチスヒットラーがこよなく愛した作曲家。人の心を鼓舞する・酔わせるのには、最もふさわしいとでも言うのか。
 勿論、ワーグナーは、ナチスのために作曲したのではない。しかし、その楽曲が見事に利用されたというわけだ。実際、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲などは重厚で雄壮そのもの。「タンホイザー」序曲もそんな感じ。
 高速道路の直線をハイスピードで走る。そのときのバックミュージックには、最適な音楽。と、実際に小生も感じたことがあった。もうハイテンションになるにはうってつけなのだ。
 そう、R・シュトラウスの「ツアラストラはかく語りき」もすごい。「2001年宇宙の旅」で使われた曲だが、むしろ、小生の記憶では、ベトナム戦争を描いた「プラトーン」(あるいは「戦メリ」だったか)、ベトナムの田園地帯を機銃操作しながら、一直線に低空飛行するアメリカ軍の戦闘機(?)。このバックにこの曲が流れていた。ベトナムの人間も地をもなぎ倒す攻撃機、それにふさわしいバック音楽がこれであった。
 音楽は、人の心に安らぎを与え、また人の心を雄壮にしたりもする。コイズミさんは、ワーグナーを聴きながら、己の心を奮い立たせ、自らを鼓舞しているのだろうか。
 こんな演説もした。「郵便局は夏や冬にアルバイトを使っている。だから、郵便局の仕事は、民間でも出来るのです。民間でも充分出来るのです。」この発言に聴衆から盛んな拍手があるという。何だか物の怪に取り憑かれたような形相で演説するコイズミさん。年末年始は、アルバイトを雇わないと追いつかないくらいの仕事量があるくらい、充分承知していて、あえてこう発言する。これも、ワーグナー効果なのだろうか。
 郵政民営化。正規職員のクビを切り、パートや派遣社員、アルバイトで充分やっていける。これが官から民への路線なのだろう。この行き着く先には何があるか。持たざる者は、ますます持たざる者に。持つ者は、ますます持つ者へ。虚業(労働者賃金ピンハネ業)が、我が世の春を迎える。
 高速道路に乗ったときには、ユーミンかキンキ・キッズくらいにしておくのが無難である。
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アメリカの、国家としての脆弱さを垣間見た

2005-09-02 23:32:58 | 世間世界
 ハリケーンによる被害の映像。多く、黒人たちの被災した姿が映し出される。どのTV局の映像も同じものが多い。夜7時のNHKニュースの映像と、夜10時の10チャンネルの映像がほぼ同じ。
 つまり、現地の悲惨な状況を伝えるメディアが限られていて、現地のさまざまな角度・視点からの映像が送られてこない。いかに現地がすさまじい状況なのかを、知ることが出来ない。ある種の報道管制がしかれているかも知れないが。
 今回、海抜0メートル以下の低地に住む人や住宅が甚大な被害にあったという。一方で、観光名所の地域には被害が少なかったという。TVに映る人々もほとんどが黒人で、白人の姿は見当たらない。
 裕福とは言えない被災者の姿を見ると、どうして支援活動が速やかに行わないのか。ブッシュの記者会見、報道官の記者会見を見ても、歯がゆさばかりを感じる対応の遅さだ。
 日本の本州くらいの地域が被災した、というまさにアメリカ史上最大の自然災害になったようだ。避難所にも物資が届かず、死んでいく人も多いという。ハリケーンによる直接の死者・行方不明者も多いが、ハリケーン通過後にもかかわらず、孤立無援のまま、息絶える人もいる。発砲事件や略奪も横行しての無政府状態。治安も悪化、伝染病の蔓延も・・・。
 「自分の生命は自分で守るしかない。」「ブッシュはうそつきだ。」怒りと不信の声が、日本のマスコミから流される。日本政府は、物資の派遣や義捐金を送ることを決めた。しかし、すぐさま民間会社のトヨタや日産などが、車などの無償援助したのに比べ、実に人も物も金額も少なく、対応もすみやかではない。ただちに自衛隊の派遣も行ってもいいのではないか、と。これこそ本来の人道支援ではないか。何だか大国・大金持ちのアメリカへの遠慮があるのではないか。
 報道によれば、イラク戦争へ州兵が派遣され、治安・救助部隊が不足しているとか、莫大なアフガン・イラク戦費のために、堤防のかさ上げや排水ポンプの設置などの要求が、認められてこなかったとも。自然災害に、人災も加わった今回の大災害。 
 貧しい民はますます虐げられ、富める人はますます安全で、平和な暮らしを満喫する。アメリカという国家が、いかに貧富の差が激しい社会構造になっているか。そういえば、イラクやアフガンに派遣されている軍隊の中には、志願兵制度の下、貧しく職のない若者が多くいるらしい。
 ブッシュの動きの鈍さはどうしてか? ワシントンの動きが遅いのはなぜか?
あの4年前、9・11同時多発テロの時の、ヒステリックな反テロ宣戦布告に比べて。
 星条旗のもと、多民族国家として、世界で最強の軍事力・経済力をもつアメリカ合衆国という国家のありようが、建国以来初めて問い直されているのではないだろうか。アメリカは、長い間、力を誇示することで失われた、人間の絆を取り戻すよう、まさに最大の困難な闘いに挑まなくてはならない。
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公明党=創価学会の陰謀

2005-09-01 23:45:47 | つぶやき
 またぞろ始まった、公明党の不可解な、自分たちにとっては、何の不思議もない動き。岐阜と福岡で、無所属候補を支援する動きを見せている。無所属候補に恩を売り、比例区で公明党と叫んで貰うため。おそらくは、後援会名簿を貰う約束が出来ているのだろう。
 「コイズミ郵政民営化・改革」を叫び、コイズミ改革路線に反対する民主党などを徹底的に罵詈雑言を浴びせておいて、神崎は「この場合は、それは比例区のためには当然」のように、居直る。党利党略以外の何物でもない。
 前回の選挙から自民党候補者が「瓦解」票ほしさで「比例区には公明党に」を叫んだ。そのせいか、比例区では、かなりの票を集めた。日本の政治が腐敗し、生活が瓦解したのは、こうしたインチキがまかり通る政治が横行しているからだ。
 自民党は仮に単独で過半数をとっても、参議院での公明党の協力がなければ、法案は通らない。そのため、自民党もついに武部が叫んだ。「比例区は自民党・公明党に」
 政党同士の争いにしのぎを削る選挙のはず。小選挙区での瓦解票ほしさで媚びを売る。それも、東京で。副党首の女性もまるで人寄せパンダみたいに、ポスターに登場する。女性票を逃さないためにだ。こうして、党利党略がまかり通る。
 どうにかならないのか。どうにもできないのか。大切な一票を無駄にはしないぞ、決意する小生であった。
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