おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

真の勝者がめざす新たなファシズム

2005-09-16 22:17:59 | つぶやき
 創価学会には、「舎衛の3億」(漢字は不確か)とかいう思想があるそうだ。3分の1の勢力をもつことで、全体にも絶対的な影響力を及ぼすことができる。
 「広宣流布」は、彼らの究極の宗教的目標。彼らの信じる宗教を国民、否世界の人々が信仰するようになることで、理想の仏国土が実現する、という。しかし、現実はそう簡単ではない。そこで編み出された考えが、「舎衛の3億」つまり3分の1が信仰者になることで、事実上達成できるのだという考え。
 そう固く信じる人たちが、政治にも、経済にも、教育にも、その他あらゆる分野に進出し、影響を与え、実権を握る。学会では、「総体革命」と呼ぶ。今、そのことが実現可能になった世界が、まさに政治家の世界なのだ。また、裁判・教育界などにはことのほか力を入れて人間を送り込んでいる。
 今回の選挙では、コイズミ勝利に向けて、学会組織がフル活動した。まさに、今回の選挙こそ、彼らの野望の実現に向けて、地歩を固める壮大なイベントだった。
 自民党がこれだけ議席を取れば、公明党を切っても大丈夫だ、などと甘い考えの人もいるようだが、公明党が非協力になることを最も恐れているのが、その自民党なのだ。
 また、学会の「平和主義」「戦争反対」などのスローガンに、一抹の期待を持って、いまだに学会=公明党に幻想を抱いている人。自民党との与党体制の中でも、一定の政策的歯止めが出来る、などとの幻想を持つ人。実は、それは、公明党=創価学会が、自民党をも飲み込んで、巨大政治組織になっていくことの危険を甘く考えている人だ。
 創価学会は、異端に対しては徹底的に口をきわめて攻撃・非難する組織だ。敵対者は自殺にまで追い込め、と扇動する幹部もいるほど。特に、宗門に対する非難・暴言は目に余るものがある。しかし、学会員はその扇動記事に煽られ、憎悪を燃やす。それが時には、直接的な暴力というかたちで現れることも。自民党員も実はそれがコワイのだ。敵対者となって追いつめられることには耐えられない。
 学会員の多くは、家の外に「三色旗」を掲げている。赤と青と黄色だったか。日の丸よりも多く見かける旗だ。このように国家内国家として、彼らは、特異な集団を形成して、その中で生きている。そして、もしひとたび裏切りでもしたならば、すさまじいほどの攻撃を仕掛ける。公明党の元委員長・書記長もその攻撃の矢面に立たされている。聖教新聞はその見るに耐えないほどの罵詈雑言のオンパレードである。
 この連中が今回のように大勝利に酔いしれ、自らの宗教的情熱をいっそう駆り立てていくなら、そのまず第一の標的は日蓮正宗をはじめ、共産党・反学会組織、人間に対する、容赦のない「人格」攻撃であり、国家権力をバックにした政治的策略である。それが、新しいファシズムの到来となる。
 今、取り巻き連中に囲まれながら、イケダダイサクは、勝利の余韻の中で、自ら「国主」として野望実現、すなわち新たな日本型ファシズムの構築の第一歩が実現したと、ほくそ笑んでいることであろう。
コメント (6)
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