安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

「美食公園」で松茸と中華 (中華 長野市南千歳)

2018-10-26 20:13:08 | グルメ

少しだけど松茸をとったから宴会やりませんかと、友人からありがたい連絡をいただいたので、中華料理の「美食公園」で宴会を開催してきました。こちらは、材料持ち込みでも料理をしてくれるお店です。中華料理店ですが、天麩羅にしてくれて、美味しくいただきました。

ママさんは上海出身なので、メニューは中華全般ですが、得意なのは上海の料理のようです。松茸の他にも、何品もいただいて、お酒もすすみ、すっかりいい気分になり、やっと自宅に帰りました。松茸を食べると季節を感じます。 

外観。お店はこのビルの2Fです。

小上がりに腰かけました。

結構大きめのもので、料理方法としては焼くか、天麩羅か迷ったのですが、天麩羅にしてもらいました。

まずはサラダ。これは二人前ですが、ボリュームあります。

羊の肉の串焼きです。癖のない柔らかなものでした。上海では、よく食べるそうです。

ぐるっと円周上に置いてあるのが松茸の天ぷら。真ん中は、白身の魚の天ぷらで、ピーマンもあわせて揚げてくれました。

肉厚のところが、蒸し焼きみたいでしっとりとして、とりわけ美味でした。きのこもいろいろありますが、松茸が最も好きです。季節のものですし、値段も高いのでそうそう食べれませんが。

鶏肉などの炒め物

甘めのカレー煮

あんこう鍋。これも季節のものでしょうか。まさかあんこうが出てくるとは思いませんでした。

海鮮シューマイ。全体にボリュームがあったので、焼きそばなど、〆はやめることにしました。

帰宅途中で見た、JR長野駅の通路に貼り出された、全農長野の「きのこ」の宣伝ポスター。松茸ばかりでなく、他のきのこも食べたくなります。

【美食公園】

住所:長野県長野市南千歳1丁目3−10 サン千歳ビル 2F
電話:026-223-5618
ホームページ:bishokukouen


秋の夜長に聴いたヴォーカルアルバム (北米編)

2018-10-25 20:10:26 | ヴォーカル(S~Z他)

秋の夜長に聴いたヴォーカルアルバムの北米編です。カナダ出身の歌手のものは結構持っていますが、今回はアメリカの歌手を中心に聴いてみました。ニーナ・シモン・トリビュート作のモーガン・ジェームスのアルバムは、強力な伴奏も含めてソウルフルな仕上がりで、久しぶりにR&B寄りのヴォーカルを堪能しました。

【アメリカ】

MORGAN JAMES (モーガン・ジェームス)
MORGAN JAMES LIVE(Epic)

   

ライナーノートの写真から

HUNTER (Epic)

   

ブロードウェイミュージカルに出演しているモーガン・ジェームスですが、歌の方はR&B寄りで、コンテンポラリー系です。伴奏は、一流ミュージシャンが当たり、ジャジーです。「JAMES MORGAN LIVE」は、「Little Girl Blue」などニーナ・シモンが歌った曲が含まれ、ジャズ、ヴォーカルファンもかなり楽しめると思います。

CYNTHIA SPEER (シンシア・スピアー)
MELLOW TONE (自主制作)

   

スタンダード曲をフェイクも交え歌っています。ギター・トリオに管楽器が加わる伴奏。

JOANNA PASCALE (ヨハンナ・パスカル)
PLAY THE GREAT AMERICAN SONGBOOK (Stiletto Records)

   

アンソニー・ウォンジー(p)の伴奏だけで有名曲を歌っています。歌、伴奏ともに音楽がスムーズに流れていて、安定感があります。ヨハンナ・パスカルはお気に入りの歌手で4作全て持っていますが、拙ブログでは、第一作の「When Lights are Low」を取り上げました。

   

リンクは次のとおり When Lights are Low  (ジョアンナ・パスカルと表記していますが、ヨハンナの方がよさそうです)

ROBIN McKELLE (ロビン・マッケル)
NEVER LET ME GO (McElhatten)

   

人気歌手で、アメリカ本国ばかりでなくヨーロッパでの公演も多いロビン・マッケルの本名(Robin McElhatten)名義のアルバム。バークリー音楽学校を卒業したころの1999年の録音で、ファーストアルバムに当たります。スタンダード中心の選曲ですが、多彩で細やかな表現を行っていて、デビュー当時から相当な実力があったことをうかがわせます。 

MICHELLE LORDI (ミッシェル・ローディー)
SINGS  (自主制作)

   

フィラデルフィアを拠点として活動している歌手のアルバム。ピアノとベースの伴奏によりスタンダード曲を中心に歌っていますが、素朴な感じでした。

(カナダ)

カナダは、ダイアナ・クラール、キャロル・ウェルスマン、エミリー・クレア・バーロウ、ダイアナ・パントンなど活躍の目立つ歌手が多い国なので、関連のCDも手元に結構あります。今回は、初めて聴く歌手です。

DIANE NALINI (ダイアン・ナリーニ)
AFTER DUSK (Earthglow)

   

モントリオール出身で、17歳からプロとして活動しているダイアン・ナリーニのファーストアルバム。スタンダード、ボサノヴァを軽快に歌っています。

KISS ME LIKE THAT (Earthglow)

   

スタンダード曲に加え、本人の自作やジェイムス・テイラー、スティングの曲も収録されています。伴奏が整っていて、Kelly Jefferson(ts)の名前もみえます。声に潤いがあり伸びも良く、思いのほか楽しめました。


秋の夜長に聴いたヴォーカルアルバム (ヨーロッパ編)

2018-10-24 20:10:06 | ヴォーカル(S~Z他)

秋の夜長はヴォーカルアルバムにも手が出ます。最近聴いた録音が新しめのアルバムを備忘的に記します。

まず、イタリアの歌手からです。シモーナ・モリナーリとダニラ・サトラーニョは、二人とも声量があり、スタンダードばかりでなくコンテンポラリー系など幅広く歌っていて、イタリア語の唄が多いのも共通しています。ジャズ系ではありませんが、キアラ・シヴェロもよかったので載せておきます。

【イタリア】

Simona Molinari (シモーナ・モリナーリ)
Egocentrica (Wea)

     

美女ジャケットということでも話題になるアルバムです。

Casa Mia (Warner Music Italia)

   

casa miaについては、拙ブログで取り上げました。そのページへのリンク Casa Mia

Danila Satragno ダニラ・サトラーニョ)
Unlupoindarsena (Onosinu Record)

   

Danila Satragnoは、ベテランの歌手で、サンレモ音楽祭での入賞経験もあります。ここでは、ダド・モロニ(p)・トリオが伴奏していますが、曲の傾向は幅広いです。なお、ジョージ・ケイブルス(p)の伴奏で、スタンダード曲を歌ったアルバムがあります。

Chiara Civello (キアラ・シヴェロ)
Last Quarter Moon (Verve)

   

ジャズではなくポップス系です。シンガー・ソングライターでもあり自作も歌っています。多分、この3人の中では知名度が最も高いのではないかと思います。

【オランダ】

オランダについては、アン・バートンやリタ・ライスのようにかつて国内盤が出された歌手もいて、親しみがあります。同様に、現在、澤野商会が積極的に国内盤を出しているフランチェスカ・タンドイの活躍が目立ちます。ただし、彼女の出身はイタリアです。もう一人、ベテランのリース・マッキントッシュも聴きました。 

Francesca Tandoi (フランチェスカ・タンドイ)
For Elvira (Atelier Sawano)

   

Wind Dance (Atelier Sawano)

   

Something Blue (Atelier Sawano)

   

タンドイは、元々ピアニストで、歌も歌いますがピアノトリオの演奏が主体です。Something Blueについては、拙ブログで取り上げました。そのページへのリンク Something Blue

Lils Mackintosh (リース・マッキントッシュ)
It's Not Perfect to be Easy (Riff)

   

1992年録音のスタンダード集で、ジャズ、ヴォーカルファン向けのアルバム。ギター・トリオ+テナーサックスの伴奏で、親しみやすい。

【スペイン】

ジョアン・チャモロ(ts,b)の教え子達の活躍が話題になりますが、その代表はアンドレア・モティス(vo,tp)でしょう。爽やかでキュートな歌声で心地よく聴けるものが多く、来日公演も聴きましたが、想像していたイメージどおりでした。チャモロやイグナシ・テラザ(p)など伴奏にも人を得ています。

Andrea Motis (アンドレア・モティス)
Feeling Good (Temps)

   

Live at Palau de la Musica (with The Valles Symphony Orchestra)  (Jazz To Jazz)

    

このアルバムには驚きました。実際にオーケストラが伴奏に当たったコンサートのライブ録音です。こういったプロジェクトの開催は、プロデューサーとしてのジョアン・チャモロの存在が大きいと思いますが、臆することのないモティスもすごい。ブックレットからコンサート時の写真を掲載しておきます。

     

アンドレア・モティスについては、拙ブログで2作取り上げました。そのページへのリンク Emotional Dance   Live at Jamboree

【デンマーク】

北欧については、シーネ・エイやイザべラ・ラングレン、セリエ・ネルゴールなど来日する人もいて、日本でもファンの多い歌手がいます。今回、シーネ・エイのアルバムを聴きました。

Sinne Eeg (シーネ・エイ)
Live at The Millfactory (Sinnemusic)

       

これは、今年の6月にシーネ・エイのライブを聴いた際に購入したものです。伴奏は、ヤコブ・クリストファーセンのピアノだけで、夜が更けたジャズクラブで聴いている感じです。シーネ・エイについては、何作か拙ブログで取り上げましたが、最新作へのリンクを貼ります。Dreams

秋の夜長に聴いた女性ボーカル(北米編)を掲載予定です。


カスターニャ(ピザ・イタリアン 長野市南石堂町)

2018-10-23 20:11:45 | グルメ

長野駅の近くにあるピザ主体のお店「カスターニャ」にランチに行ってきました。女性に人気のあるお店で、平日のお昼など結構混んでいます。店内は、オープンで見通しがきき、ピザを焼くための石窯もよく見えました。店員さんは、皆さんきびきびとした動きをしていて、料理の提供も早そうでした。

マルゲリータを注文しましたが、サラダもついてボリュームが多く、男性にも十分です。デザート、珈琲ともに美味しく、満足しました。その他のメニューも豊富なので、できればディナーにも訪れたいお店です。

街路樹もあって、こうしてみると結構いい雰囲気の道沿いです。

入口

店内。

キッチンには、石窯が備え付けられています。

サラダ。適度な酸味がつけられていて、パリパリ感もあり、食欲をそそるサラダでした。

マルゲリータ。ボリュームあります。

右にあるのは、カスターニャ仕様の「八幡屋磯五郎」の七味唐辛子です。お好みでかけてくださいと言われましたが、今回は見送りました。どんな味になるのか、いつか試してみたいものです。

デザートと珈琲

シャーベットやチーズケーキなど、このデザートはよかった。

珈琲も悪くありません。値段もリーズナブルで気軽に入れるのもありがたい。

【カスターニャ(castagna)】

住所:長野県長野市南石堂町1317
電話:026-217-0008
ホームページ:カスターニャ (食べログのページです)


山本剛(p)トリオ、今岡友美(vo)ライブ (10月20日 長野県飯田市ビーバー)

2018-10-22 20:05:09 | 演奏会・ライブ

ピアニストの山本剛が、飯田市のレストラン「Beaver」で公演を行うというので出かけてきました。全国にファンを持つ山本剛ですが、僕は聴くのは初めてです。名古屋を中心として活躍しているヴォーカリストの今岡友美がゲストで加わります。

山本剛(p)、吉木稔(b)

(出 演)

山本剛(p)
吉木稔(b)
大林吉明(ds)
今岡友美(vo)

(曲 目)

Bésame mucho
Misty
【以下、今岡友美(vo)加わる】
Dindi
I Can't Anything But Love
The Nearness of You
The Jody Grind

(休憩)

Danny Boy
Cleopatra's Dream
Body & Soul
Blue Moon
【以下、今岡友美(vo)加わる】
sabor a mi 
September In The Rain
夜明けの歌
Afro Blue
When I Fall In Love

(感 想)

山本剛の演奏は、予想通りでスイングしてハッピーなものでした。エロール・ガーナーを思わせるところもありましたが、ホレス・シルバー作曲の「The Jody Grind」に対応して決めていくところなど、さすがに抽斗の多い経験豊富なピアニストです。バラードの「The Nearness of You」におけるソロも美しいものでした。「Body & Soul」や「Blue Moon」では、歌も歌い、和やかなステージぶりでした。

山本さんは、曲名を言わないので、冒頭の2曲の曲名はわかりませんでしたが、スタンダード的な曲だと思います。本日は臨時のトリオなので、レギュラー的なトリオ編成で聴いてみたいところです。ベースとドラムスもソロがかなりありましたが、「Blue Moon」における吉木さんのソロがしっとりとして印象に残っています。

今岡友美(vo)の唄を聴くのはこれで3回目です。エネルギッシュな歌い方は変わらず、「The Jody Grind」や「Afro Blue」では、ディー・ディー・ブリッジウォーターからの影響が垣間見えるなど、ソウルフルでした。当夜のお客様は、66名ということで、山本剛ファンに加え、飯田市でも公演を行っている今岡さんのファンもいたようです。

山本剛

今岡友美(vo)。座って歌っていましたが、立ち上がって歌う場面もありました。

【BEAVER(ビーバー)】

住所:長野県飯田市上郷飯沼3049
電話:0265-24-4818
ホームページ:ビーバー (facebookです)

ビーバー入口

ビーバーでは、不定期ですがライブを開催しています。本日の出演者が貼り出されています。