新潟県上越市に所用で出かけたので、久しぶりに高田公園に寄ってみました。 高田公園は、徳川家康の六男、松平忠輝公の居城として築城された高田城の跡に造られた公園で、全体が50haもあり、規模が大きい公園です。4000本の桜の木が有名ですが、外堀には19haもハスが植えられていて、春や夏の花が咲く時期はお花見などで訪れる人が多い公園です。
復元された高田城三重櫓や極楽橋などの建築物もありますが、高田城の築城は、幕府が東北・甲信越・加賀の諸大名に課した「天下普請」で行われたものです。仙台城主伊達政宗が普請総裁を命じられ、長野県関連では小諸城主仙石秀久、上田城主真田信之、松本城主小笠原秀政が命じられています。今回そんな歴史を知り、親近感が湧きました。
高田公園のハスは戊辰戦争や凶作により貧窮した高田藩の財政を立て直すため、外堀にハスを植えレンコンを育てたことがはじまりだそうです。花は7月下旬から8月中旬で、観に訪れたこともあります。
高田城の説明書きがありました。読んでみて、築城が諸大名に課されて行われことを初めて知りました。幕府の勢力の大きさがわかります。
噴水がありました。
天守閣はありませんが、三重櫓が復元されています。
櫓の拡大。規模が大きく均整のとれた建築物です。
これも復元された極楽橋。名前が記憶に残ります。
雨の降った後なので、水が濁っていますが、錦鯉が泳いでいました。
公園の道路沿いの銀杏。そろそろ紅葉でしょうか。