浅間山については、この8月30日(木)に登山規制が緩和され、前掛山山頂まで登ることが出来るようになったので、10月8日(月、祝日)に前掛山にAさんと一緒に上りました。山頂では視界が効きませんでしたが、途中の燃えているような紅葉やJバンド方面の景色が素晴らしく、よい山行になりました。
歩行時間は、上り3時間10分、下り2時間30分で、約5時間40分でした。歩きやすいコースですが、景色を眺めたり、写真を撮ったのに加え、登山者で賑わっていたので、時間がかかりました。早く下山したので、昼食は、浅間山荘で「きのこうどん」をいただき、秋一色の一日となりました。
【行 程】
(上り) 浅間山荘登山口 6:00 → 二ノ鳥居 6:46 → 浅間火山館 7:42ー56(休憩) → 湯ノ平分岐 8:02 → 賽の河原分岐 8:15 → 立入禁止看板 9:10 → シェルター 9:13ー22(休憩)→ 前掛山山頂 9:37
(下り) 前掛山山頂 9:52 → 立入禁止看板 10:02 → 賽の河原分岐 10:48 → 火山館 11:10ー24(休憩) → 登山口 12:38
【浅間山荘登山口~不動滝~二ノ鳥居】
朝5時30分ごろの駐車場です。上の駐車場が一杯なので、下段に案内されました。
浅間山荘を左手に見ながら登山口に進みます。
登山口です。
登山相談所。無人ですが、ここで登山計画書をポストに入れて提出。
しばらく広い林道のようなところを行きます。
そのまま行くと行きどまりで、左折して登山道に入ります。
石もありますが、歩きやすい道です。
一ノ鳥居。通り過ぎて反対側から撮っています。
一ノ鳥居から二ノ鳥居に行くのには、二つのルートがあります。上りは、ここで右折して不動の滝があるコースを通りました。
少し上りになります。
こちらのコースは、右手に水の流れる沢を見ながら進みます。
不動の滝に着きました。
岩の上を流れているような滝だと思ったのですが、予想以上に水量が多く堂々とした滝でした。
Aさんが、左上にもう一つ滝があると見つけました。樹木の間から見えて、二段になっています。調べてみたら、やはり上下二段の滝で、下の滝を「不動滝」(ふどうのたき)、上の滝を「大日滝」というそうです。
樹の間から見える不動の滝の一段目の「大日滝」。
二ノ鳥居の直下は、ジグザグに登ります。
二ノ鳥居にでました。
進行方向右側に立っている標柱。二ノ鳥居は、破損して、鳥居自体は大きな樹に立てかけてありました。
そのまま通過しましたが、休憩適地です。
二ノ鳥居の左方向には、石碑がありました。このルートは、その昔、往来に用いられたのでしょう。
【二ノ鳥居~かもしか平~火山館】
二ノ鳥居の上も、歩きやすい道です。
クマザサの中を行きます。
途中に、「火山館まで薪を運んでほしい」旨のお願いを書いた板がありました。
火山館からのお願いに応えて、ザックにくくりつけるなど、薪を運んでいく準備をしている皆さん。
僕とAさんも薪を運ぶことにし、ここから火山館まで右手に持って運びました。
遭難対策協議会の小諸支部が標柱を設置してくれています。ありがたいことです。
次第に平らになってきます。
右手には渓谷が見えてきます。
朝の光なので、あまりきれいに映りませんが、紅葉と朝霧のコラボレーションを見ることができました。
ここにも石碑があります。
カモシカ平
右手には、谷を挟んで牙山(ざっぱやま)山が見えています。
天気が良いと、左手にはトーミの頭などが見えるはずです。
この季節には花はほとんどありませんが、「アザミ」がありました。
ホタルブクロ。登山道わきの2~3箇所で見ることができました。
牙山(ざっぱやま)が近くに見えます。
このへんは硫黄の匂いがして、火山であることがわかります。火山館はもうすぐです。
火山ガスに対する注意書きがあるので、立ち止まらずにさっさと通り過ぎました。右にカーブしていきます。
ここを左に曲がると、火山館です。
登山道左手に、「りんどう」がありました。今回はこの一か所だけですが、見つけることができました。
火山館
火山館の館主さんと思しき方が出迎えてくれて、薪を運んだお礼として、薪を持った姿を写真に撮ってくれました。非公開写真です(笑)。
ぞくぞくと登山者が登ってきます。
小諸市営火山館のテラスで無料休憩ができます。水やトイレはありますが、こちらでは飲食物の提供はしていません。
(火山館の説明)
浅間山火口から2.3キロメートルの地点、湯の平高原の入口に位置し、平成11年に建てられた木造2階建のログハウス。内部は学習施設としての資料展示室を中心とし、1階ベランダの下は噴火対策用のシェルター(避難壕)となっている。登山者用水洗トイレを設置し、電源には太陽光発電を使うなど環境への配慮もしている。(さわやか信州旅.netから引用)
Aさんが、温かい珈琲をポットにいれて運んできてくれたので、御馳走になりました。
(2)へ続きます。(2)では、火山館~賽の河原分岐~前掛山山頂について記します。