最高裁判所に提出予定の「主張書面」です(その1)
「被申立人が,懲戒理由書を読んでも,どのような理由で懲戒の申立てをされているのかわからないというのは,前代未聞のことだと思いますし,被申立人に対する手続保障という観点からも問題があるといわざるを得ません。
理由がわからない懲戒申立てがされて,被申立人がその理由がわからないまま懲戒処分がされるのであれば,憲法違反の可能性も生じるというべきです。」
処分理由が不明確というのは指摘の通りで、ツイートのどの部分がどういう理由で本件訴訟の原告の「感情を傷つけた」のかがよく分からない。
本件訴訟の原告が本件ツイートは自分を批判していると理解したのであれば、それは誤解だろうから、その時点でこの話はおしまいである。
「感情を傷つけた」というのもよくわからない表現で、知らず知らずのうちに他人の感情を傷つけても懲戒の対象になるというのであれば、対象となる裁判官は沢山出てくるだろう。
例えば、法廷を見ていても、意図的なものではないにせよ、当事者や代理人の心を傷つけるような発言をする裁判官は結構存在するのだから。
「被申立人が,懲戒理由書を読んでも,どのような理由で懲戒の申立てをされているのかわからないというのは,前代未聞のことだと思いますし,被申立人に対する手続保障という観点からも問題があるといわざるを得ません。
理由がわからない懲戒申立てがされて,被申立人がその理由がわからないまま懲戒処分がされるのであれば,憲法違反の可能性も生じるというべきです。」
処分理由が不明確というのは指摘の通りで、ツイートのどの部分がどういう理由で本件訴訟の原告の「感情を傷つけた」のかがよく分からない。
本件訴訟の原告が本件ツイートは自分を批判していると理解したのであれば、それは誤解だろうから、その時点でこの話はおしまいである。
「感情を傷つけた」というのもよくわからない表現で、知らず知らずのうちに他人の感情を傷つけても懲戒の対象になるというのであれば、対象となる裁判官は沢山出てくるだろう。
例えば、法廷を見ていても、意図的なものではないにせよ、当事者や代理人の心を傷つけるような発言をする裁判官は結構存在するのだから。