Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

何をいまさら・・・

2006年12月14日 20時24分43秒 | Weblog
司法制度改革のタウンミーティングでやらせ質問続発
 やらせ質問の背景には、看護師出身で司法制度改革に必ずしも詳しくない南野参院議員が法相だったという事情もあった。ある法務省幹部は「あらかじめ綿密なシナリオを作っておく必要があった」と話し、南野氏が出席した5回のTMでは、質問順まで事前に決まっており、回答案も用意されていたという。

 何しろ、南野元法相のことである。国会質問も見ていてハラハラしたし、事務方が根回しするのはしょうがないのではないか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

修学旅行?

2006年12月14日 20時16分48秒 | Weblog
 修習第2ターム終了記念ともいうべき社会修習(一泊)。
 まるで修学旅行のようなノリであるが、集団行動の苦手なバーディーにとっては若干苦痛でもある。
 さすがに、サラリーマン時代に社員合宿を手配したりしたせいか、いろんなことが見えてきた。たとえば、運転手さんや引率役の事務官さんは、(意外にも)必ずしも「苦痛」と思ってはいないこと、ただし、参加者があまり「ハシャぎ」すぎると、どっと疲れを感じること、などである。いずれにせよ、裏方の人たちの気持ちが改めてわかったような気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法曹の質(その3)

2006年12月13日 23時33分25秒 | Weblog
 今度は黒猫さんの反論:
試験だけで法曹の質を確保することは不可能
 債権の消滅時効の問題で,時効完成前に債務の一部を弁済したりすると,これは民法147条3号にいう債務の「承認」にあたり,時効は中断しますが,では時効完成後に債務者がこのような行為を行った場合はどうなるか,という論点があります。この論点に関する最高裁の判例(最判昭和41年4月20日民集20-4-702)は,時効完成後に債務を承認する行為があった場合は,相手方も債務者はもはや時効を援用しないとの期待を抱くから,信義則に照らし,その債務について時効を援用することは許されないとしています。内田教授の教科書には,この判決が出る前の経緯についても書かれていますが,結論としてはこの最高裁判例でお終いになっています。司法試験でこの論点が出題された場合,おそらくこの最高裁判例に沿った論述ができれば十分合格レベルに達するでしょう。
 しかし,実務でもそれで100%通用するかというと,必ずしもそうではありません。金融業者の中には,この最高裁判例を熟知し(というより悪用し),既に時効が完成している債権について,そうとは知らない一般人の債務者に対し,「5千円でもいいから払ってくれれば残額の支払いは待ってあげるから」などと言って少額の金銭を支払わせ,それをもって時効利益の放棄があったと主張する業者がいます。それで,このような問題に直面したクレサラ関係の弁護士が,上記最高裁判例は債務者が商人であった事案であることに着目し,債務者が法律を知らない一般消費者である場合には上記最高裁判例は当てはまらないから,消費者が貸金業者に一部弁済してしまった場合でも時効の利益を放棄することは信義則に反しないなどと主張したところ,これを容れて債務者が債務の承認らしき行為を行った場合でも時効の援用を認めた下級審の裁判例が複数存在します。


 うーむ。常に勉強していなければ専門家はつとまらぬ。そこで、黒猫さんは「専門認定制度」を提唱されるのである。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

修習生の現状

2006年12月13日 20時24分56秒 | Weblog
 ボツネタ経由の記事:
司法修習生の就職活動(けん坊の法律研究室へようこそ)
 弁護士会の某部会で,司法修習生の就職活動のことが話題になった。現在司法試験の合格者は新旧併せて1600人。いずれは3000人になる。このように,ただでさえ合格者数が増えて弁護士の就職戦線が厳しくなっているのに,地方修習だと週末しか東京に戻ってくることができず(しかも週末に面接してもらえる事務所は限られる),実務修習どころではなく疲弊してしまうというのが今の実情である。

 ちなみに、司法試験の合格者は「1600人」ではなく、「2500人」である。おそらく、新60期の1000人と旧61期の600人とを足してしまったのだろう。
 上記は、東京で就職を考えている修習生のことを言っている。ちなみに、横浜で就職内定した同僚によると、東京ではまだ半分が決まっていないとのこと。だが、地方はまだ危機感が少ないようである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松坂 vs レッドソックス

2006年12月13日 07時29分57秒 | Weblog
松坂の代理人ボラス氏とレッドソックスとの入団交渉が難航;
Matsuzaka deal will get done
Boras wants the pitcher to be compensated like an elite free agent. The Red Sox want to exploit their advantage, knowing Matsuzaka would face embarrassment if he returned to Japan.

ボラスは、ピッチャー(松坂)にエリートのフリーエイジェント級の年俸が支払われることを狙っている。かたやレッドソックスは、もし交渉が決裂すれば松坂は日本に帰らなければならなくなるが、そうなると彼としても困るということを承知した上で、自らの立場を最大限活かそうとしている。

 なんとなくレッドソックスに分がありそうだな。 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

意外に知らない統合失調症

2006年12月12日 20時50分34秒 | Weblog
 本日は社会修習で精神病院見学。
 大半の患者さんが統合失調症を患っているが、バーディーもこの病気について知っているようで知らないことが多かった。
 「ドーパミン仮説」やウイルス説(患者は冬生まれに多いため、周産期の感染が一因とみられている)などなど。
 因みに、下記のテストで私は74点であった。
 統合失調症 期末試験!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法曹の自殺・自殺未遂

2006年12月11日 19時08分52秒 | Weblog
判事の死は本当に自殺なのか?
大阪地検の検事が割腹自殺未遂?修習生の指導担当

 検事の自殺未遂の速報。よく事情は分からない。
 ちなみに、「修習生指導担当検事」は、大阪の場合、相当な数の修習生の指導に当たっているはずであるが、大阪ではいわゆる「取調べ」は修習生に担当させていない(らしい)ので、(バーディーの私見であるが)仕事上のストレスは他の検察庁より少ないのではないか。ともあれ、何らかの悩みがあったのであろう。一命をとりとめたのは救いである。
 ところで、判事の自殺で思うのは、法曹は以外に精神的に脆いということである。官僚はもっと図太かったと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

翻訳不可能性

2006年12月10日 12時07分26秒 | Weblog
 高校時代の愛読書である「午後の曳航」の映画版をアマゾンで入手:午後の曳航
 かつて徹夜で読んだ懐かしい本である。DVDは5000円とちと高かったが、思い切って買ってみることにした。
 だが、題名の英訳が
Tha Sailor - who fell from grace with the sea
なのには参った。
 事情通ならば知っているだろうが、原作の題名の由来は、結末の一文、すなわち、二等航海士の竜二が主人公の少年にだまされて睡眠薬入りの紅茶を飲まされた際の感覚、
誰も知るように、栄光の味は苦い。
に示されているのである。
 要するに、「曳航」と「栄光」がかけられているのであるから、英語のように、graceとしてしまっては意味がないのである。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランスの反英思潮

2006年12月09日 12時48分00秒 | Weblog
ル・フィガロ誌 が反英キャンペーン記事を載せている。
 例えば、国際版8月号は、
・核廃棄物処理場建設のため先祖代々の地を追われるアボリジニ(核実験はイギリスが行うもの)
・アイルランド紛争を取り扱った映画を撮影しているケン・ローチ監督特集
などなど。
 ・・・ヨーロッパ情勢もなんだか良くない予感がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法曹の質(その2)

2006年12月09日 10時45分45秒 | Weblog
法曹の増員とレベルの低下(中島・宮本法律事務所の宮本先生のエッセイより)
 …だってそりゃそうだろう。昔って、ほんの10年くらい前までは、500人とか600人とかしか合格しなかった。今は、いろいろ試験があるけど1500人くらい合格するらしい。もちろん、500番の人と、501番の人は、そんなに差がない。500番の人と、1000番の人だって、大差ないかも知れない。でもね、問題なのはそんなことじゃない。司法試験というのは、大学入試なんかと違って、一回か二回しか勝負がないわけじゃない。今年の不合格者の多くが、来年も再チャレンジする。再来年もチャレンジ。それで、昔は、上位500番までしか受からなかった。700番くらいまでの人は積み残しになって、翌年までちゃんと勉強して、ようやく合格と。その翌年もその繰り返し。でも、今は、こんな積み残しがなくて1500人、まるまる受かる。2000番の人は、多分、来年、受かっちゃう。昔だったら、実力的に2000番目の人なんて、一生、受からなかったはずだ。新規参入者がいるわけだからね。それにそもそも、2000番目の人なんて、って今年の2000番目の人って、上位の人が既に大量に合格して抜けちゃってるわけだから、合格者数が昔のままだったら、2000番になんて、とてもとても入ってないはずだ。

 …法曹のレベルについては、正直に言って、バーディー自身もだんだん分からなくなってきている。試験問題と実務能力とは違うからまあなんともいえないが、差当たり試験について考えてみた。
 かつての「一行問題オンパレード」(例えば、「訴因変更命令」(昭和47年度刑事訴訟法)時代の合格レベルの人が、平成10年以降の問題で(出題者が望むような)合格レベルの答案が書けるかといえば、これは大いに疑問である。率直に言って無理だと思う。要するに、試験問題の絶対的な難易度自体は上がっているのである。
 これに対して、受験者の全体的なレベルが上がっているかというと、これまた疑問である。弁護士の方によれば、最近の合格者は、基本的な日本語の読解能力や作文能力が劣っている(らしい)。裏返すと、かつては、もともと素質のある優秀な人ばかりが司法試験を目指した、ということになるのだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする