Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

打たれ弱い新人

2008年03月23日 08時03分16秒 | Weblog
究極の売り手市場で楽勝入社、新人キャラ大分析
 文化放送キャリアパートナーズの夏目孝吉・就職情報研究所長は、「小バブル組ですが、昔と違って野放図さはない。結構しっかりしている」と見る。大企業志向の安定性重視は例年と変わらないが、「それに加えて、人の役に立つ仕事をしたいという性向も多い。といっても製薬会社とか鉄道会社とか、あまりに素直なんですね。彼らは、やさしく指導してやらないと、すぐに辞めちゃう。手間がかかると思いますよ」と取扱注意の警告。夏目さんはKYタイプと名付けた。

 今年の新人は、素直だが打たれ弱く、すぐ挫折するタイプのようである。
 すぐ挫折するということは、今までに大きな挫折を味わったことがないということであり、逆境に弱いということかもしれない。この先不安である。
 ちなみに、会社をすぐ辞めるというのは、われわれ氷河期世代からの傾向のように思う。氷河期世代には、希望する祝業に就けなかったため、転職を視野に入れながら仕事をしていた人も多かったのだ。
 ともあれ、この調子で人材が劣化?していくと、成長著しい中国・インドに経済の面で追い抜かれることは確実なのだろう。
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地方の弁護士

2008年03月22日 08時51分00秒 | Weblog
 概して言えば、都市部の弁護士は「移動時間が短くてすむ」という点では甘やかされている。地方に行くと、裁判所支部や顧客のところにたどり着くまでに半日近くかかることも珍しくない。結果、地方の弁護士は、恒常的に「時間が足りない!」と嘆くことになる。
 かたや、東京の弁護士は、千葉・横浜まで行くとしても時間はさほどかからない。ましてや、渉外弁護士に至っては、「超デスクワーク」らしく、移動することがそもそもあんまりない(らしい)。
 ここでバーディーは、サラリーマン時代に読んだある本のことを思い出す。その本は、当時住友生命の営業ナンバーワン社員が書いたもので、最も役立った言葉は、
「移動している時間を最短にすることが、営業の成果を極大化する秘訣である」
というものだった。
 例えば、Aという顧客のところに行った後には、最短距離にあるBという顧客を訪問し、その次にはBから最短距離にあるCという新規先にアポなしで訪問する、といった具合である。
 コロンブスの卵のような言葉だが、私が体験した限り、これほど貴重な言葉はなかった。
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営業としての副業

2008年03月21日 08時04分00秒 | Weblog
 弁護士業界、特に東京での競争の熾烈さが身にしみる今日このごろ。つくづく、ボスをはじめとする独立弁護士の偉大さを痛感する。
 特に、ボスの「営業力」のすごさには、サラリーマン時代に営業を5年間やっていたバーディーも頭が下がる。若い頃は毎日飲み会、土日はゴルフや自治体の法律相談、なんていう生活の中で顧客ルートを開拓したそうだ。
 修習時代にお世話になった事務所(一人事務所だった)の先生は、毎日のように夕方から講演会に出かけて行き、クレサラに関する講演を行っていた。その甲斐あって、債務整理の相談はひっきりなしだった。
 だが、現在の独立志望弁護士に、足の長い営業努力だけを続けることは難しい。仕事がくるまでに持ちこたえられない可能性すらある。そこで、金を稼ぎながら営業するアイデアが出てくる。分かり易いのは、テレビに出演することである!
 橋下徹弁護士は、実は、若手弁護士に営業のヒントを与えてくれる存在なのだ。
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他者への依存

2008年03月20日 09時23分32秒 | Weblog
 「独立」というのは、決して「誰にも依存しないこと」を意味するものではない。特定の誰かに依存しないことを意味するに止まる。分散型の依存と言い換えてもいい。

 これは弁護士の就職と転職―弁護士ヘッドハンターが語る25の経験則p141で見つけた名言である。まさに「目から鱗が取れた」思いである。
 サラリーマンは雇い主(会社)に全面的に依存しているが、自営業者は多数の顧客に分散的に依存している。イソ弁はボス弁という特定他人に依存しているが、独立弁護士は自己のクライアントに分散的に依存している、というわけだ。
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ロースクールの迷走は続く?

2008年03月19日 08時05分28秒 | Weblog
法科大学院いろいろ。(PINEさんのブログ)
 だが、自己資金でも借入でも、とにかくカネが用意できなければ、法科大学院で勉強することはできないし、新司法試験を受験することもできないのだ。

 思い出したが、ロースクールで一緒だったお医者さんが、
「こんな楽なカリキュラムでプロフェッショナルが養成できるのか?」
と疑問を呈していた。バーディーも全く同感。
 アメリカの大学院であれば、毎日宿題漬けで、場合によっては土日もなくなるし、留学生の中には睡眠時間3時間という人も結構いる。それくらい負荷をかければ、何とかものになる(駄馬も駿馬となる)のだ。
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チベット問題

2008年03月18日 08時01分45秒 | Weblog
China Defends Response in Tibet
UN calls for restraint in Tibet

 外国メディアが今回のチベット弾圧をどう報じているか。
 いずれも2番目くらいに大きなニュースとして扱われているが、意外にも、中国を批判するトーンは抑制されている。ただ、IOCや国連が中国政府に「自制」を呼びかけていることが書かれている。例えば、ニューヨークタイムズ:

Australia, the United States, Japan and Europe have also called on Beijing to exercise restraint.

 ちゃんと日本も入っている。ちなみに、なぜかオーストラリアが先頭に来ている。
 今朝のニュースを見たが、日本政府が中国政府に対して、「自制」を求めているなどという解説はなかった。この点を強調しないとすれば、報道の姿勢として誤っていると思う。
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情報統制?

2008年03月17日 08時06分10秒 | Weblog
Tibet massacre – more than 500 killed, 10,000 injured – a massive violation of human rights by China

 日本での報道とは異なり、インドでは、チベット虐殺では500人以上が死亡し、1万人以上が負傷したと伝えられている。
 実際には、チベットだけでなく、ウイグルやモンゴルでも暴動(及び暴力による鎮圧)が散発的に起こっているという話を、専門家は指摘しているのだが、大きなニュースになることは殆どない。
 ここで思うのは、日本のマスコミは、中国の内政情報について、自己規制を行っているのではないかということである。
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ホラー映画のたのしみ

2008年03月15日 21時58分44秒 | Weblog
 辛気臭い商売をしていると、気分転換のため突拍子もない映画を観たくなる。極端なのはSFだが、ちょっと非現実的すぎて飽きが来る。そこで、サスペンス・ミステリーに食指が伸びるが、弁護士にとっては日常的な出来事なので「気分転換」の目的が達せられない。そこでバーディーはこのところ、定期的にホラー映画を観ることにしている。
 今週はシスターズ。ジキルとハイドのように、「善と悪」を体現した結合児(アンジェリークとアナベル)の悲劇を描く。
 双生児の暗部(Darker Side)を体現した「アナベル」が実は10年前に死んでいたことが判明する場面などは、横溝正史の「悪霊島」を彷彿とさせる。「双子」のはずが、実は同一人物の二重人格だったというのは、ステレオタイプ化しているのかもしれない。
 ともあれ、自分の中の「ダーカー・サイド」を見つめるのもいいかも知れぬ、と思った一日であった。
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「和解裁判官」という悲劇

2008年03月13日 22時32分50秒 | Weblog
 週刊新潮が「新『裁判官がおかしい』!」を連載している。
 今週号には、医療過誤訴訟で、いわゆる「勝ち筋」の原告=被害者に対して、「判決にするなら賠償額はかなり減額する。和解案では障害等級が9級だったが、判決にするなら11級に(落と)してやる」と恫喝のような発言をして、原告を自殺に追い込んだ裁判官のことが書かれてある。こうしたやり方は卑怯というしかない。
 要するに、この裁判官は判決が書きたくないのである。自殺した患者が、
「裁判所は真実を見ようとする気がない」
と叫んだのも無理はない。
 いまや、どの裁判官もそうだというわけではないが、週刊新潮の記事が指摘するとおり、「和解を受けなければ、あなたは負ける」と脅すのは、和解裁判官の基本的なやり方となっているのだろう。そうでもしないと、多数の事件を抱える裁判官は、過労死してしまうのかもしれない。
 これは、日本の裁判システムの病理というべきではないだろうか。
 
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「ご祝儀」の終わり

2008年03月13日 19時46分42秒 | Weblog
 事務所のボスが常々いうには
「独立して半年くらいはご祝儀で仕事がくる。問題は、その後だ」
と。元の事務所から継続案件もあるし、まあ、そうなのだろう。
 弁護士の就職と転職―弁護士ヘッドハンターが語る25の経験則には、
「「弁護士としての腕」があれば、独立して事務所を維持していけるとは限らない。・・・多くの「優秀」といわれる弁護士たちが、いったんは、自分の事務所を開設しながらも、やがては他の法律事務所や企業に身を寄せている」
とある(p107)。
 継続的に仕事がくるかどうかは、神のみぞ知る!である。
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