Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

「和解裁判官」という悲劇

2008年03月13日 22時32分50秒 | Weblog
 週刊新潮が「新『裁判官がおかしい』!」を連載している。
 今週号には、医療過誤訴訟で、いわゆる「勝ち筋」の原告=被害者に対して、「判決にするなら賠償額はかなり減額する。和解案では障害等級が9級だったが、判決にするなら11級に(落と)してやる」と恫喝のような発言をして、原告を自殺に追い込んだ裁判官のことが書かれてある。こうしたやり方は卑怯というしかない。
 要するに、この裁判官は判決が書きたくないのである。自殺した患者が、
「裁判所は真実を見ようとする気がない」
と叫んだのも無理はない。
 いまや、どの裁判官もそうだというわけではないが、週刊新潮の記事が指摘するとおり、「和解を受けなければ、あなたは負ける」と脅すのは、和解裁判官の基本的なやり方となっているのだろう。そうでもしないと、多数の事件を抱える裁判官は、過労死してしまうのかもしれない。
 これは、日本の裁判システムの病理というべきではないだろうか。
 
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「ご祝儀」の終わり

2008年03月13日 19時46分42秒 | Weblog
 事務所のボスが常々いうには
「独立して半年くらいはご祝儀で仕事がくる。問題は、その後だ」
と。元の事務所から継続案件もあるし、まあ、そうなのだろう。
 弁護士の就職と転職―弁護士ヘッドハンターが語る25の経験則には、
「「弁護士としての腕」があれば、独立して事務所を維持していけるとは限らない。・・・多くの「優秀」といわれる弁護士たちが、いったんは、自分の事務所を開設しながらも、やがては他の法律事務所や企業に身を寄せている」
とある(p107)。
 継続的に仕事がくるかどうかは、神のみぞ知る!である。
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