Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

低血糖

2019年02月18日 07時41分36秒 | Weblog
 「狂気の沙汰も金次第」の46番目のエッセイに、「絶食」というのが出てくる。
 筒井康隆先生は、絶食をすると、「やたらに猜疑心が湧き、他人の行動を悪く解釈する」傾向があるという(p190)。いうまでもなく、これは低血糖の症状である。
 こういう経験は、糖尿病の人でなくても、登山好きの人などはよくしているはずである。
 グループで登山をしているとき、急にメンバーの言動がとげとげしくなる時があるが、これは低血糖が原因なので、甘いものを食べさせるとよい。だから、登山家は常にチョコなどの「行動食」を持参しているわけである。
 会社で上司がとげとげしい言動を見せていたら、さりげなくお菓子をお茶と一緒に差し出すとよいかもしれない。
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故意か過失か?

2019年02月17日 07時56分25秒 | Weblog
育児休業給付の不足額、平均3100円 統計不正
 「「毎月勤労統計」の不正調査の影響で雇用保険や労災保険など2015万人が過少給付となっている問題で、厚生労働省は雇用保険に関する詳細な試算を新たに出した。雇用保険に含まれる育児休業給付の対象者はのべ約14万人で、1度の受給期間あたりの不足額は平均約3100円とした。

 この問題について、初めから「過失」による誤りという筋で報道されているようだが、「故意」の可能性はないものだろうか?
 本来従業員500人以上の事業所は全て調べるべきところ、2004年から東京都でサンプル調査に切り替え、しかも補正をしないというのであれば、賃金が過小に算出されることは小学生でも分かる。
 だが、この方法は、労力と予算(雇用保険給付)の削減につながるから、役所サイドとしては歓迎する話なのではないだろうか。
 故意によるものだとすれば、この役所は腐っているというほかないけれど……。
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もっと光を!

2019年02月16日 08時18分58秒 | Weblog
豪洪水でグレートバリアリーフも被害、サンゴ「窒息死」の恐れ
 「ジェームズクック大学(JCU)の研究者らは、洪水を起こした川の水が大量に海に流れ込んで沈殿物がサンゴ礁を覆い、水質の悪化に加え、サンゴが必要とする太陽光の不足を招いていると指摘。
 JCUのジェーン・ウォーターハウス(Jane Waterhouse)氏はAFPに対し、「サンゴ礁と海草の成長と健康を維持するには、光が必要だ」と話している。


 サンゴの育つ環境は結構難しい。
 ここ数年、沖縄地方のサンゴの白化が進んでいる。
 その主な原因は海水温の上昇とされているのだが、これを緩和するのが台風だといわれている。
 台風が来ると、海水が攪拌され、海水温がある程度低下するというのである。
 これと同様に、川の水が流れ込めば海水温が低下するだろうから、サンゴの白化防止につながるかといえば、そうではないというのが上の記事である。
 「沈殿物」がサンゴに乗っかって、あるいは水中に滞留して、日照を妨げるというのだ。
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観光資源

2019年02月15日 08時14分24秒 | Weblog
トランプ氏、非常事態宣言で壁建設へ 米政府発表
 「このような非常事態宣言は異例の措置。実行すれば、トランプ大統領は他の使途に割り当てられていた連邦予算を対メキシコ国境での壁建設費用に振り向けられるようになるが、その正当性をめぐる法廷闘争に発展することも予想される。

 法廷闘争は必至とみた。
 さて、造るのに何年かかるか分からず、出来上がったものの維持費を賄うのが大変という事態が予想される。 
 そんな場合には、万里の長城をヒントにするとよいかもしれない。
 壁を観光資源化し、入場料をとるのである。
 あるいは、次の大統領の代では、壁が取り壊されるかもしれない。
 そんな場合には、ベルリンの壁をヒントにするとよいかもしれない。
 破壊された壁を商品化し、歳入にあてるのである。
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闇屋の哲学

2019年02月14日 08時00分33秒 | Weblog
わたしの哲学入門 木田元 著 <講談社学術文庫2232> (講談社 2014年4月刊)

 木田元先生の書いたものは、ほぼ例外なくわかりやすくて面白い。
 上に挙げた「わたしの哲学入門」などはその典型である。
 こうした木田先生の語り口は、若いころの苦労に端を発しているのではないかと思う。
 敗戦後、満州から引き揚げてきた家族4人を養うため、18歳の木田先生は、何とヤミ米運びの仕事をしていたのである。
 一俵分のヤミ米を、背中に30キロ背負い、片手に15キロずつ持って、進駐軍や警察の目をかいくぐり、満員の夜行列車で山形県鶴岡市から東京まで運んでいたという(p32)。
 ちなみに、ご自身が闇屋になってしまわなかったのは、ドストエフスキーやキルケゴール、そして哲学のおかげであると述べておられる。
 こういう人の書くものが面白くないわけがないのである。
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投薬治療

2019年02月13日 08時03分33秒 | Weblog
順大・小松主任教授の見解「投薬の予後が良ければ半年ほどで治ることも」
 「急性と慢性、骨髄性とリンパ性で違いはあるが、一般的に染色体の検査などをした上で数種類の投薬を行う導入療法で完全寛解を目指す。小松氏は「投薬による予後が良ければ半年ほどで治ることもあるが、骨髄移植になった場合は維持療法を1年以上続ける必要がある」と指摘。
 
 スポーツ選手はある意味では健康の象徴だから、オリンピックでメダルが期待されるほどの一流スポーツ選手が白血病というのは、われわれの日常を揺るがす事件でもある。
 
【専門家の目】池江璃花子の白血病 急性骨髄性なら早期発見で「治る可能性高い」
 「以前からある骨髄移植やさい帯血移植も行われていますが、移植はハイリスク・ハイリターンな治療といえ、今の白血病治療は、正確にタイプを診断し、それに合った分子標的治療薬と抗がん剤を併用する方法が主流です。芸能界でもスポーツ界でも、白血病を克服し、現在も精力的に活動している方は大勢いらっしゃいます。
 「池江選手本人もオリンピックへの強い想いはあると思いますが、周囲の大人のエゴで、無理な治療、無理な復帰、無理なリハビリを強いることだけは絶対に避けていただきたいと思います。

 「分子標的治療薬」というのは耳慣れない言葉だが、おそらく、先日触れた「分子生物学」の領域の薬なのではないかと思う。やはり分子生物学は重要なのだ。
 いずれにせよ、最後の松本医師の言葉は全く同感。
 
 
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ファンの力

2019年02月12日 08時05分12秒 | Weblog
ハイタッチも要注意!? 選手が「怖い」と恐れるファンの行為とは…
 「ファンサービスには定評のある中日・松坂大輔投手が数日前にファンと接触した際に右腕を引かれ、その後、右肩に違和感を覚えているという悲しい事態が起きた。中日は11日、松坂が当面はノースロー調整になると発表した。

 このニュースを聞いて、かつて、門田博光選手がホームラン後のハイタッチで肩を脱臼した事件(平成元年9月25日)を思い出した。
 手足の関節や腰は急な動きに弱いもので、くしゃみをしただけでぎっくり腰になる人もいる。
 そういえば、コンサート後にピアニストがサインをしてファンと握手をすることがあるが、人並外れて握力の強いファンもいるだろうから、これも要注意だろう。
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必修科目

2019年02月11日 08時07分53秒 | Weblog
 アメリカに留学していた頃、Molecular Biology を専攻していた人がいて、何だろう?と思ったことがあった。
 日本では「分子生物学」と訳されており、ウィキペディアには「生命現象を分子を使って説明(理解)することを目的とする学問」とある。
 その後アメリカではますますこの学問が注目され、大学では必修科目に取り入れるところも多いようである。
 ある意味では哲学にも通じるような学問だから、日本でも注目されてよいと思うのだが、大学の一般教養課程で必修化するなどの話は聞こえてこないようである(というか、私が情報に疎いだけかもしれないが)。
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マーシーの欲動

2019年02月10日 08時09分40秒 | Weblog
生き延びるためのラカン」第2回(斎藤 環)
 「なんだか最近の世の中って、ラカン的な解釈があまりにもベタに当てはまるような事象が多すぎるような気がする。田中真紀子のヒステリー性とか、田代まさしの自滅的な「死の欲動」とかね。いろんな進歩だの進化だのの結果、僕たちは物質的な貧困、コミュニカティブな貧困、その双方から解放されつつある。これとともに、僕たちの欲望はかぎりなく精神分析的なものになるだろう。そう、フロイトが言ったように、それは「満たされない欲望を持ちたいという欲望」なんだ。「ほしいものが、ほしい」っていうのは、そういうこと。いまや僕たちが求めるのは「満たされない心」そのものなんだ。最近脱税でつかまった、野村って有名なおばあさんがいたけど、彼女の人気のかなりの部分は、その「満たされなさ加減」に人々がシビれたせいじゃないかな。

 文庫本も出ているが、これはウェブ上での連載が書籍化されたものなので、「田代まさしの自滅的な「死の欲動」」とあるところなどは、おそらく2000年ころの世相を反映したものではないかと思われる。
 フロイトの「快感原則の彼岸」に出てくる事例は若干分かりづらいが、マーシーを例にとると、すとんと腑に落ちる。
 こうした斎藤先生の語り口はありがたい。
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自宅待機

2019年02月09日 09時41分22秒 | Weblog
関東 大雪のおそれ 東京都心でも5センチの予想降雪量
 「関東は、9日(土)は低気圧や寒気の影響で、広い範囲で雪が降り、平野部でも大雪となる所がありそうだ。大雪による交通障害などに警戒が必要となる。

 雪国の人は、「5センチの降雪」(「積雪」ではない)というと、大したことないと感じるかもしれない。
 だが、東日本大震災で帰宅難民になった経験のある人は、この程度でも危機感を感じる。
 少しの積雪でも電車が止まることがあるため、電車で出かけることをためらってしまうのだ。
 だから、こんな日は、じっと家にこもるか、外に出るにしても歩いて帰れる距離のところにしかいかない人も多いだろう。
 
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