パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

ビートルズと井上陽水

2007年05月09日 20時46分51秒 | Weblog
帰りの車の中
いつものようにNHKFMを聞いていたら
曲名を告げず音楽が始まった
「おっ、OH  DARLING しかし、ちょっと違うから誰のカバーかな」
そんな風に耳をそばだてていたら
そこから続いて聞こえてきたのは日本語
久しぶりの井上陽水の「クレージーラブ」だった

なるほど昔、井上陽水が
「日本人がビートルズを真似るとこうなる」
と言ったのを思い出した。
確かにそうかもしれない
センチメンタルでメロディアスで初期の陽水の曲
「夢の中へ」「東へ西へ」などはビートルズの日本流の取り入れ方みたいだ

他には
チューリップの「心の旅」
ゴダイゴの「サラダガールの頃の曲」
大滝詠一、原田真二等はモロ影響を受けているもみたいに感じる

だが不思議なのは徐々に洋楽っぽさは消えていき
やっぱり日本的な感じになっていく

音楽以外の分野でも
辻邦生の小説はマンの影響等で翻訳っぽい感じだが
徐々に日本的になっていき
村上春樹でも外国で書いた作品はどこか外国に感じがしているのに
長く日本にいる間に日本ぽくなる
当たり前と言えば当たり前だが
日本人のDNAは染み付いたもので
日本人が日本人以外になるのは難しいという事だろう
(ただし秋吉敏子のピアノの音はアメリカっぽかった)
コメント
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