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パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

優勝の資格(そして、びっくりしたこと)

2009年01月01日 18時42分51秒 | Weblog
天皇杯決勝ガンバ対レイソルは
延長後半幡戸のゴールでガンバの勝ち
今シーズンはリーグ戦こそ上手くいかなかったが
一年を通してガンバのシーズンだったといえる

レイソルはガンバの疲れを期待した(?)けれど
ガンバの充実度、熟成度はすばらしかった
ガンバはこれで遠藤、二川、明神、橋本らが怪我したり
疲れがたまってのパフォーマンスの低下がない限り
しばらくは良いシーズンが続きそうだ

だが世代交代を上手くやっていかないと
ジュビロみたいになってしまう

それにしても優勝の資格は
今日テレビで見る限り圧倒的にガンバにあった
試合開始直後はレイソルの縦の速さ、出足のよさに
戸惑ったけれど徐々に自分たちのペースに持ち込み
後半からはレイソルの得点の可能性は
あまり感じられなかった

それにしてもびっくりしたことが二つ
(レイソルの試合はあまり見ていないので今更だけれど)
フランサのこと
この人のキープ力というか、攻撃力というか
パスの能力は凄い

なんだかゆっくりしているようでも簡単にはボールを取られない
(油断してとられることはあったが)
ボールと相手の間に体を上手く入れているか
相手の足の届かないところにうまくボールを運んでいるのだろうか

それとキックの種類の豊富さと柔らかさ
アウトサイド、ヒールなど守る側が予想しづらい方向に
パスして、しかもそれが通っている

だがしかし、一番驚いたのは
フランサが全然守備をしないこと
チェーシングは勿論のこと、どちらか一方をきることも
ボール保持者にアタックなどは全然しない
ただただ攻撃の際に起点になったり
良いパスを試みているだけ

何が驚いたかと言えば、それで試合をしていること
仲間が守りを全然しないフランサに
カリカリもせずに、それが自分らの戦いと
割り切って(?)戦っていたこと

一般的な日本のチームだと全員が一丸となって
みんなで守って、みたいな姿勢が当たり前なのに
今日のレイソルみたいにスペシャリストとしての
役割だけを期待するのは本当に珍しい

だが本当はこれもありかな!
と思うのも事実だ

FWが献身的な守備をすれば、本来の得点する
仕事の場所から遠くなってしまったり
肝心なところでスタミナ切れしたりして
シュートを決められないなんてことはありそうだ

ポリバレントとスペシャリスト
器用貧乏よりは職人の質の高さを求めたほうが
今の日本の状態では良いような気がするけれど
どうかな

といっても職人は
中村俊と松井くらいしかいない?
コメント
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