パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

どうしちゃったの?「踊る大走査線」

2010年07月03日 16時16分46秒 | Weblog
何年ぶりか知らないけれど、封切られたばかりの人気シリーズ
「踊る大走査線」を見に行った

映画の良し悪しは最初の数分間で決まる
としたら、この作品はいきなりの期待はずれ
滑っている、というか何か独りよがり
007ばりのイントロから始まった前作とは大違い(クウォリティーが)

で、いつまで経っても集中できないでいた
3アミーゴスも演技はいつも通りでも
台本、台詞のキレがない

そうこの作品の一番の失敗は台本、脚本が冴えない事
あれもこれも突っ込み過ぎで、こなれていないし
深みもない

セキュリティーのガードをうんぬんするところは
「ブラッディーマンデイ」の真似みたいでつまらない
小泉今日子の演ずる女性が
「第二の~~が生まれる」と絶望的、暗い未来を語っても
やはり同じような台詞のあった「ブラッディーマンデイ」の方が
心理的な必然性があって何やら怖い感じのものがあった
(もっとも「ブラッディーマンデイ」も最初のシリーズの方がよくて
続きはイマイチだったが、、

しかし、こんな風に感じるのは
自分が変化してしまった為なのだろうか
相変わらず人はこの作品を面白いと感じているのだろうか?

確かにテレビでドラマ等は見なくなっている
「のだめカンタービレ」は評判になっても
少し見ただけで、先ほどと同じ感覚
独りよがり!みたいな気がして、それ以上見る気はしなかった

という事は、自分の感覚が世間とずれてしまっているのかもしれない
しかし、自分の今の年齢になると
今更世間に合わせようと言う気などさらさらない

もしかして自分の感覚のせいでなく
やはり今回の作品が面白くないとしたら
やはりテレビ局は大変な事になっているかもしれない
つまり一番重要な制作力が低下しているのではないか
安易なクイズ番組を作り続けているせいで
判断基準となる感覚も鈍ってしまって

もっとも、今の自分はテレビ局にあまり期待していないから
どうなってもあまりかまわないが、、

それにしても、空いていた数年間で何が変わってしまったのか
いかりや長介が居る居ないだけの問題ではない

自分にとってはこの「踊る大走査線」は正直「ハズレ!」
(俳優さんには責任はないと思うが)
(多分フジテレビの責任)
コメント
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