パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

またもや陰謀論(何故繰り返されるのだろう)

2018年11月07日 08時40分45秒 | あれこれ考えること

最近知ったばかりだがアメリカにはQAnonという言葉がある
検索するとすでに幾つかのページがあって

QAnonという呼称は、インターネット掲示板「8Chan」で、ある投稿者が「Q Anon(匿名のQ)」
と名乗ったことに由来する。匿名のQは政府高官を自称し、陰謀を暴露する暗号文を残していったとされる。

との説明がなされている
簡単に言ってしまえばある組織が世界をコントロールしているという「陰謀論」の類を
まことしやかに拡散する人たちのことだ
このQAnonの動向がアメリカの中間選挙に影響を与えているとのことだが
明日にでも結果がでる選挙がどうなのかわからないが、ふと感じたのは「歴史は繰り返される」ということだ

かつて「シオン賢者の議定書」というものがあった
ユダヤ人が世界征服を計画・目論んでいるとする文書で、一時期ヨーロッパに広がり
これがナチスのユダヤ人のホロコーストにつながった原因の一つとされている
現在はこれは全くの偽書であることがあきらかにされているが
同様な眉唾な話は日本でもM資金の噂が浮かんでは消えている

実際のところ、人は何故いつの時代も陰謀論を創造し、語り、それを好んで受け入れるのだろう
人には「作話能力」があって、それを肯定的な捉え方をしているのがベルクソン
しかし、善悪の両方を最初からもつ人という生き物は、ある時は加速度的に片方に傾く
それは難しい話よりも簡単な話のほうが受け入れやすい
つまりは仮想の敵(しかも固有名詞をもった)を作るほうが、想像上の危機感や悪を説く人々よりは
ずっとわかりやすく、気分的にもスッキリするからなのだろうか

最近の人はどこか物事を深く考えず、なんでも白黒、敵味方をつけたがる傾向にあるようで
これは自分の住む国や市でも度々見られる
そこで、思い出したのが国会前のデモで見かけたプラカードのことば「正気に戻れ!」

それにしても他国のことだから口出しは出来ないが、アメリカという国は、、、

コメント
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