パンセ(みたいなものを目指して)

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スーダンの内戦から、いろいろ想像した

2023年04月26日 09時53分38秒 | あれこれ考えること

スーダンの在留邦人の退避がなされた
ここ数日はこのニュースが多いが
不意にスーダンの内戦は何故起きているのかと気になった

以前は南スーダンの名を聞いた記憶がある
海外事情に疎いのでそのあたりはわからない
それで、ちょいとネットで調べてみた

もう随分長いこと内戦は続いている
南の地区のキリスト教とアニミズム的な宗教の人々と
北の地区のイスラム教を信じる人達の戦いが根っこにあるようだ

そこに地下資源の権益とヨーロッパ諸国の思惑が絡んで
解決の緒はこじれてしまっているようだ

戦いは長期化すると、戦いだけの理屈で物事は進んでいく
それぞれの陣営は勝つことが正義となって
戦いのプロである軍隊が全ての判断を行うようになる

どの国も軍隊が支配権を持つと、よからぬ結果になっていくようだ
ミャンマーも、かつての日本もそうだったように

巻き添えを食うのはが庶民だが、彼らの望むものと
支配者層の望むものは違っている

日本の戦国時代、地元で長篠の戦いは行われたが
そこに住む普通の人間は戦いに参加してるわけではない
その時の武士ではない地元の人間は傍観者だったのか?

地元の人間がどのように戦いに関与したのか、しなかったのかは
興味のあるところだ
武田方の兵士は農民で、農家の仕事が少なくなる時期を選んで
戦いが行われたという話もあるようだ

新城にはお盆に「火おんどり」という行事がある
設楽原決戦場にある信玄塚で、戦死した武田軍の霊を慰めるために
長さ2、3m直径80cmほどの松明を燃やして、村人がそれを振り回す
結構しんどい踊りだ

地元の人は、どちらかに肩入れしていたとしても
人が亡くなっていくという現実は
やはり悲しい出来事と思っていた(と思いたい)

そんなことをつらつら思い浮かべていると、日本の内戦の戊辰戦争は
海外からはどう見られていたのか?と考えてしまった
海外の国も自国の利益を考えて日本に関与することを考えたに違いない
イギリスは官軍側に、フランスは幕府側に武器を調達した(と記憶している)

これはスーダンの内戦を外から眺めている今の我々と同じ感覚だったのだろうか
戊辰戦争もスーダンと同じ様に、結局は支配権を争う戦いに過ぎなかった気がする
(フランス革命のように庶民が求めた変革ではなくて)

現在は本当に危なっかしい時代になっている
テレビではウクライナとか北朝鮮の問題でも暴力組織である軍隊の(戦術的な)理屈が
解説されて、知らず識らず視聴者もその考えに違和感を覚えなくなっていく

こうした威勢のいい思考は、とても怖いと思う
それにしても、世間のこの余裕の無さはどこから来ているのだろう

例ごとく、まとまらない話、、
でもどこかストレスの溜まりそうな世間の空気を
田舎でも感じるということ

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