昨日取り上げた「資本主義の宿命」の中には少し残念な事実が紹介されている
アメリカのビュー・リサーチ・センターによる世界47カ国の比較研究がそれで
「政府は困窮者を助けるべきか」の質問に対する答えで「はい」と回答した
割合が紹介されている
アメリカは70%、イギリス90%、中国91%、韓国87%
ところが日本は59%の人しか「はい」と答えていない
自己責任論の国と思われるアメリカでさえ70%なのに、日本はそれ以下で
「日本人は他人を助ける気がない」と結論付けられているようだ
そしてそれは実態社会でも、予算の配分等で見られるような気がする
話は飛ぶが、電車の中で財布を落としたら日本では財布が戻ってくることが多く
素晴らしい倫理観のある国と自画自賛する人が多いようだが
老人・妊婦・幼児が列車内に立っているのを見ても
寝た振りをしたり、スマホに夢中になって席を譲らない人が
財布が戻ってこない国よりは高いそうだ
一般的に優しい人々が多いとされる日本人
でも実態は少しづつ、そうではなくなっている!
とこれらの数字や例が示す
それは気持ちの余裕の無さから生まれるものかもしれない
これは倫理観の教育をすることでクリアされる問題とは思わない(自分は)
教えられてそう気づくよりは、自然に気づくようになって欲しいと思う
困っていたら国とか誰かが助ける
それが当たり前のように実現される社会には、どうしたらなるのだろう
ただ、それを可能にするには食べること、住むことなどが確保されていないと
気持ちに余裕は生まれないとも思う
社会の構造的なもの、最低限の暮らしプラスアルファの生き方が
できるようにすることが必要と思ってしまう
(それが政治の責任なのかもしれない)
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