パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

監督の資格(サッカー)

2023年02月07日 09時25分57秒 | サッカー

野球とサッカー
案外知られていないことに監督の資格がある
野球の場合は引退と同時に監督に就任みたいなことがあるが
サッカーはそういう訳にはいかない
それはサッカーの監督になるには資格が必要で
時間をかけて試験・実地を行い
コーチの資格からステップアップしてやっと監督になれる

高校のチームも監督はライセンスをもった人しか監督になれない
(ある高校は総合監督とかいう位置づけで
 資格のない人が監督を仕切るシステムを構築した)
現日本代表の監督、森保さんも井原さんも名波さんも
時間をかけてクリアして監督業を行えるようになった

ストイコヴィッチがグランパスの監督に就任する時
彼は日本の監督の資格にクリアしていないのではないか
と問題視されたことがあったが、これは彼が国際的な資格を
有していることから許された

これはどの国も同じような制度だが、何事も例外はあるもので
ドイツのベッケンバウアーは監督資格を取る時間がなかったので
それまでの実績を踏まえて監督に就くことが許された
(という話をうっすら覚えている)

監督と同様に審判も資格が必要で、自分が手にした資格は4級
講習を受ければそれで得られるようなもので、公式の試合では
たしか小学校くらいしかできなかった(気がしてる)
タレントだった三井ゆりさんも、ワールドカップの中継で
有名になった日向坂46の影山優佳さんも4級のライセンスをもっている(らしい)

審判も監督も経験が必要で、結局は場数を踏まないと上手くいかない
審判は走るスピードもスタミナも必要で、上のレベルの資格は
それがクリアできないから、挑戦しようとは思わなかった

こうして監督にはある一定のレベルが確保されるのだが
人間とは不思議なもので、監督によってチームは変わる
それは小学生のレベルでもはっきりわかる
自分の作るチームは毎年、それいけどんどんの攻撃中心チームで
一緒にやってた仲間の作るチームはまずは守りを固めるチームだった

名古屋グランパスは伝統的なチームカラーが無いようで
風間さんが監督の時はパスを繋いで超攻撃的なチームで
見るには面白かったが、守りが絶望的なほど貧弱だった
風間さんの後の監督はイタリア人のフィッカデンティは
それとは真逆で守りを固めたチーム作りで、無失点記録を続けた

結局は練習内容とか何に時間を要しているかでチームはできていく
そして選手の起用とかそのポジションも監督の個性が出る
この監督とあの選手は合わないな、、
と直感的に思うことがあるが、案外それは当たっている

プロの選手は、監督とのめぐり合わせが大事で
今シーズンのレアル・ソシエダの久保は
初めて相性の良い監督に出会えたようで
毎回いいパフォーマンスを見せている

それにしても日本人はどのスポーツも〇〇ジャパンといって
監督の名前を〇〇に当てはめて報道することが多い
確かに監督は重要だが
この伝え方とかどこか組織論的(権威主義的)なあり方に
不満をもってしまうのはへそ曲がりすぎるか









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 仲邑菫さん初タイトル獲得 | トップ | 交響曲のランク付けをしてみた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

サッカー」カテゴリの最新記事