季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

スカーフを染める。コチニールとマリーゴールド

2008-07-12 18:03:20 | 手仕事 Handicraft
今日はお勉強をする事にした。

染めた事のない染料で染めてみる。
もう羊毛を触るのは暑いので染めに入って行きたい。

前に友人から貰っていたもの、
一つはコチニール。精製した粉末なので量が分からない。
大体の見当を付けて計って入れる。
もう一つはマリーゴールド。手で丁寧に摘み取ってくださったものらしい。
どちらもシルクのスカーフを染めてみる。

うまく行った。
自然のものでこんなに色鮮やかに染まるってすごい!

       

コチニールは元はカイガラムシだって。
虫もすごいな。こんなにきれいな色を作るなんて。
前は気持ち悪いと思った事もあったけど、今は感謝の気持ちだけ。
重ねてみるとこんなに深いいい色。

       

マリーゴールドとはよく言ったもので、黄金のような重みのあるしっかりとした黄色が出た。おなべの中では乾燥していた花が水を吸って水中花のようにきれいに開いている。

草木染って大体、黄色か茶系統が多い。
でも同じ黄色でも深みや軽さ、印象が違うものだ。
玉ねぎの黄色は地面の強さと重さがある、くちなしの黄色は軽い高貴な光、そしてマリーゴールドは太陽のような輝き。

使う媒染でも色味が変わる。
私は出来るだけ自然や生活に害の出ないものを使いたいので、ミョウバンでアルミ媒染にする事が多い。
金属のアルミニウムの印象と同じように、そこからでる色には軽さと透明感がある。
それが好きだ。

どちらも強い生命力のある色。
自然の恵み、力を布に染ませて
暮らしの中で活かす。

Comments (7)
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