さあ、友達と奈良を楽しむ。今日のコースは時間も短いので端的に。
奈良を巡るには時間は余裕がある方が良い、奈良には奈良時間と言うのが流れていて悠久の時の流れの中に入ってしまうとこせこせした計画などまるで実行不可能だ。何もない奈良で何もしない時を過ごすのが一番の贅沢。特に平日は良い。
まず東向き通り商店街を通って猿沢の池、亀を観る。いつもそうする。采女神社の看板など観たりする。それだけで20分はかかるよ。もう奈良時間に突入しています。
テクテク歩いて信号を渡ったら斜め右に階段を昇って行く小さな庵がいくつも並んでいる。ここは何?何度も見てるけど利用したことなし。とっても風流。
道を右に入って向かうは浮見堂。私が奈良で好きな場所ベストテンに入る。
その手前で素敵な若い牡鹿を観る。杉の大木の下で日に当たって神々しい。
彼はもう子どもではなくて少年くらい。この袋を被った角、昔触ったことがあるけどなんと柔らかくて温かいんです。血が通っているのがわかる。
池を周って浮見堂に向かう。いつみても美しい。ここは小さなところだけど特別な空気と雰囲気がある。私にとっては極上の。
中に入るともう世界が違う。それはこのロケーションがそうさせているのかこの建物の構造がそうさせているのかわからないけどとにかく涼しくて清々しい。心がふわ~っとゆるまって広がってこの奈良の緑の空気と風と一体になって広がって行く。学生の時はよくここに来て長い時間を過ごした。
座っていて気付いたけど、この椅子の構造にも「いい感じ」を導く秘密があるかもしれないと思った。
この角度、大きさ、二人で腰かけると視線や距離が絶妙。向かい合うでもなく並ぶでもなく。それは大切な人と過ごすのにちょうど良い。
新しい所はこの橋、遠くから見たらあまりに白くて浮いてた(そのまま)だけど近づくと素晴らしい職人の技が輝いているのがわかった。とにかく良い香りがする。ヒノキに違いない。歩く柔らかさもキュッキュッと言う音もとても気持ちが良い。
奈良時間を振り切って次の目的地へ。その前に見かけた万葉植物園。ハスが咲いていると言う。それも古代ハス。無類のハス好きである私は入ることにした。
やっぱりハスは朝。もう美しい状態のものは少ない。それでもそれはそれは美しい。
泥から長い茎を出して咲くハス。やはりこれほど神々しい花はないのではないでしょうか?
万葉植物園の名の通り万葉の時代から人々に愛されている植物が何百種類も植えられています。
神道と繋がりがあるのもあって、稲だけでも相当の種類が植えられています。こんなに小さなところにいろいろ植えて、自然交雑しないのかなあ?
歴史を物語る巨大木。すばらしい美しい!
まだまだ見どころはあったけどまたの機会。藤の季節がとても良さそう、是非来たい。
目的の春日大社が近づくにつれて木々の息吹が濃くなってくる。神聖な雰囲気も。
外からもお参りできるけど中に入る。友達と行きたかったので。
灯篭の回廊、素敵だ。好きな所。
中にはいろいろな数々のお宮さんがあって、それぞれお参りをする。真剣に。
春日大社の中にはとても不思議なパワースポットがいくつかあります。
一本の木に7種類の木が共生している所。それが小さな場所なのにそれぞれが勢いがあり、のびのびと茂って実も付けている。
樹齢1000年の杉。回廊に斜めに生えている杉の下を通るときはいつも神聖な気持ちになる。
最後におみくじをした。私はあまりおみくじをひかない。でも今日はこのかわいい鹿の姿に惹かれて。
末吉。書いてあることは良い事ばっかりだった。ちょうど良い、今年の末に幸せなら一番良い。
飛び火野、春日大社の参道を帰る。うっそうとした緑の空気の中。結局雨は降らなかった。
そのまままっすぐ帰らないで寄り道を促す。猿沢の池から左に「もちいどの商店街」に入ってそのあとの下御門商店街を超えてすぐ。あるかあるかと見たらあった!私の奇跡のカレー屋。奈良カレー「楽」。
学生の時にフィリピンからの留学生が教えてくれて、初めて食べた時は衝撃だった。それまで日本のルーを使ったカレーしか知らなかったから。カルチャーショック。それからことあるごとに訪れて開いてたら食べて来た。今も変わらずお姉さんが作るカレーはインドの味で美味しい。
ミンチカレー。絶妙な具合なんです。向こうの白キュウリのピクルスも絶品。
奈良時間を堪能してゆるりと駅に向かう。今日の楽しかった事を詰めたら風呂敷が満タンになってしまうだろうって二人で話しながら。
緑の中をたくさん歩いて心地よい疲れが身を包む。列車では石切付近の碧い世界の夜景も観れたし鶴橋でドアが開いたときの殺人的な美味しそうな焼肉の匂いも嗅いだ。
また奈良に行こうね!って友達と挨拶して別れた。
ほんと、また奈良に行こう。奈良時間を楽しもう。ゆるりとするりとなにもかもかわして。
奈良を巡るには時間は余裕がある方が良い、奈良には奈良時間と言うのが流れていて悠久の時の流れの中に入ってしまうとこせこせした計画などまるで実行不可能だ。何もない奈良で何もしない時を過ごすのが一番の贅沢。特に平日は良い。
まず東向き通り商店街を通って猿沢の池、亀を観る。いつもそうする。采女神社の看板など観たりする。それだけで20分はかかるよ。もう奈良時間に突入しています。
テクテク歩いて信号を渡ったら斜め右に階段を昇って行く小さな庵がいくつも並んでいる。ここは何?何度も見てるけど利用したことなし。とっても風流。
道を右に入って向かうは浮見堂。私が奈良で好きな場所ベストテンに入る。
その手前で素敵な若い牡鹿を観る。杉の大木の下で日に当たって神々しい。
彼はもう子どもではなくて少年くらい。この袋を被った角、昔触ったことがあるけどなんと柔らかくて温かいんです。血が通っているのがわかる。
池を周って浮見堂に向かう。いつみても美しい。ここは小さなところだけど特別な空気と雰囲気がある。私にとっては極上の。
中に入るともう世界が違う。それはこのロケーションがそうさせているのかこの建物の構造がそうさせているのかわからないけどとにかく涼しくて清々しい。心がふわ~っとゆるまって広がってこの奈良の緑の空気と風と一体になって広がって行く。学生の時はよくここに来て長い時間を過ごした。
座っていて気付いたけど、この椅子の構造にも「いい感じ」を導く秘密があるかもしれないと思った。
この角度、大きさ、二人で腰かけると視線や距離が絶妙。向かい合うでもなく並ぶでもなく。それは大切な人と過ごすのにちょうど良い。
新しい所はこの橋、遠くから見たらあまりに白くて浮いてた(そのまま)だけど近づくと素晴らしい職人の技が輝いているのがわかった。とにかく良い香りがする。ヒノキに違いない。歩く柔らかさもキュッキュッと言う音もとても気持ちが良い。
奈良時間を振り切って次の目的地へ。その前に見かけた万葉植物園。ハスが咲いていると言う。それも古代ハス。無類のハス好きである私は入ることにした。
やっぱりハスは朝。もう美しい状態のものは少ない。それでもそれはそれは美しい。
泥から長い茎を出して咲くハス。やはりこれほど神々しい花はないのではないでしょうか?
万葉植物園の名の通り万葉の時代から人々に愛されている植物が何百種類も植えられています。
神道と繋がりがあるのもあって、稲だけでも相当の種類が植えられています。こんなに小さなところにいろいろ植えて、自然交雑しないのかなあ?
歴史を物語る巨大木。すばらしい美しい!
まだまだ見どころはあったけどまたの機会。藤の季節がとても良さそう、是非来たい。
目的の春日大社が近づくにつれて木々の息吹が濃くなってくる。神聖な雰囲気も。
外からもお参りできるけど中に入る。友達と行きたかったので。
灯篭の回廊、素敵だ。好きな所。
中にはいろいろな数々のお宮さんがあって、それぞれお参りをする。真剣に。
春日大社の中にはとても不思議なパワースポットがいくつかあります。
一本の木に7種類の木が共生している所。それが小さな場所なのにそれぞれが勢いがあり、のびのびと茂って実も付けている。
樹齢1000年の杉。回廊に斜めに生えている杉の下を通るときはいつも神聖な気持ちになる。
最後におみくじをした。私はあまりおみくじをひかない。でも今日はこのかわいい鹿の姿に惹かれて。
末吉。書いてあることは良い事ばっかりだった。ちょうど良い、今年の末に幸せなら一番良い。
飛び火野、春日大社の参道を帰る。うっそうとした緑の空気の中。結局雨は降らなかった。
そのまままっすぐ帰らないで寄り道を促す。猿沢の池から左に「もちいどの商店街」に入ってそのあとの下御門商店街を超えてすぐ。あるかあるかと見たらあった!私の奇跡のカレー屋。奈良カレー「楽」。
学生の時にフィリピンからの留学生が教えてくれて、初めて食べた時は衝撃だった。それまで日本のルーを使ったカレーしか知らなかったから。カルチャーショック。それからことあるごとに訪れて開いてたら食べて来た。今も変わらずお姉さんが作るカレーはインドの味で美味しい。
ミンチカレー。絶妙な具合なんです。向こうの白キュウリのピクルスも絶品。
奈良時間を堪能してゆるりと駅に向かう。今日の楽しかった事を詰めたら風呂敷が満タンになってしまうだろうって二人で話しながら。
緑の中をたくさん歩いて心地よい疲れが身を包む。列車では石切付近の碧い世界の夜景も観れたし鶴橋でドアが開いたときの殺人的な美味しそうな焼肉の匂いも嗅いだ。
また奈良に行こうね!って友達と挨拶して別れた。
ほんと、また奈良に行こう。奈良時間を楽しもう。ゆるりとするりとなにもかもかわして。