季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

長の輝き

2013-08-05 20:08:44 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

長い間来れなかった人も久しぶりに参加。「よう生きとったのぅ!」とか言われてる。いつもそんな感じ。

編み物男子がセーターの二つ目の袖を編んでいる。幅が広いかと気になるらしい。
もう一つと合わせてみたらおんなじだった。「大丈夫、このまま進めて行って!」と言う。

手縫いでズボンを縫っている彼はもう随分出来て来た。家でかなり縫っているらしい。それも自分のズボンを矯めつ眇めつ表から、ひっくり返して見ながらどんどん縫って行く。ファスナー付けの所もいい具合に進んで、もうすぐ履けます。

指編みをひたすらする彼女。座布団が良いのだと言うので、それをそのまま細編みで丸く編んで行って作ろうかと進めています。この弾力、柔らかさ・硬さ、いい具合です。

       

ハンチングを何個も作り続ける彼女。修行モード。

帽子を縫っている彼女は型紙を切り間違えて裏から接着芯を張って補習。
失敗してもどうにか直しながらなんとか少しずつ作って行きます。

クマの人形は今度はピンク。綿を詰めました。

富士山のキーホルダーにはきれいな花の刺繍。

シルクのショールを草木染したい彼女、玉ねぎと思っていたのが実はヨモギだった。
春のじゃないとその色は出ないよ!って言ったけど、去年の刈って乾燥しておいたもので染める。
少し暗い色合いだけど染まった。「草を採る時期も大事やねんなあ。」と感慨深そう。

いつも素敵なアイデアを思いつく彼は今度は扇子入れを作った。とっても良い感じ。私だって欲しいなこれ。

       

スリランカの紅茶を飲みながらスリランカの写真をまた観る。
戦争中を知っている彼が「このヤシの実の繊維でたわしを100年も前から作っとったんや!」と言う。
スリランカとの歴史は長いと。そして戦後どんなにスリランカにお世話になったのか彼は知っていた。
私の滞在中に「世界ふしぎ発見!」でスリランカ特集をしたらしく、友達に教えてもらうまで私は知らなかった事。
スリランカの初代大統領J.R.Jayawardane(ジャヤワルダナ)の申し出で敗戦国である日本がアメリカに分割されるのが防がれたと言うもの。Wikiにも載っていた。

私の知り合いの中で元々それを知っていたのは彼一人だと思う。日本人はそう言う事を知らされないで生きている。
その大統領は遺言で角膜移植を希望しており、「片方を日本人に、片方をスリランカ人に。」の言葉通りに移植が行われたらしい。

さすが我らが長。広島のきのこ雲を観ただけの事ある。
彼に「戦後の日本人の頑張りをスリランカの人は観ててくれて褒めてくれましたよ!」って言うと嬉しそうだった。

そんなこんなでスリランカの話もしながら、
今日は「このハンドワークがどれほど自分にとって大事か。」って言う話をする人が結構いた。
不思議なくらい。
嬉しいなと思う。私にとっても大事です。
あ、長が「もう向こうに行って帰ってけーへんのかと思った!」って言った時に
「大事なここの人たちを置いて向こうに行ったりはしません!」って言ったからかな?

8月は休みがありません。良かった。「来週もあるんやろ?」って何回もきいてくる人もいる。
毎週大事にしよう。これからも今までどおり、より一層。
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