ダビデの星

徳島から持って来てくれたオクラの中に入ってた太い丸いオクラ。ダビデの星と言う品種らしい。
大きくて硬そうだなあとちょっと敬遠してた。でも食べないとなあと取り出して、どう食べるか考える。
まずヘタを切ってそこから輪切りに薄く切ってみた。

　　　　　　　

その美しさに驚く。そして食べてみた。一番太いところで食感を試す。すると硬い筋はなくてサクサクとしっかりとした食感。
味も香ばしく甘みがある。これ、普通のオクラと違う！
生で食べよう！どんどん輪切りにして行く。

　　　　　　　

観れば観るほど、本当に綺麗！私はこういうのに弱い。微生物の顕微鏡写真に似ている。珪藻とかボルボックスとかみたい。うつくし～！
見方を変えたらエーデルワイスの群落にも見える。これも好きなもの。
また見方を変えたら草間彌生の絵のモチーフにも見えてくる。
興味深い！
良く観えるように黒いお皿に乗せたいと思ったんだけど、うちにはない。この黒檀の木の皿が一番黒いので乗せた。


　　　　　　　

普通のオクラの断面も五芒星形できれいで好きなんだけど、これは規模が違う。次元が違う。タネの所もだけど、この外側の皮の分厚いところの模様のすごさ。
美しさをそこなわないように塩と白コショウとオリーブオイルとレモン汁で軽く味をつける。

　　　　　　　

目と舌で味わいながら食べました。
これ、生ハムとプチトマトの切ったのとパプリカなんかと和えてサラダにしたらいいだろうなあと思う。
お洒落なフレンチイタリアンのお店なんかで出て来たら、感心するだろうと思う野菜だ。
美味しくアーティスティック。久しぶりに野菜の美で感動しました。