手から手へじっくりしっかり手仕事の一日

工房での講習。

昨日のアメジスト色の毛糸を撚り止めして乾かしたものが綺麗！

　　　　　　　

今日はたくさんの参加者。フェルト3人とノールビンディング2人。
フェルトはがま口作り。お子さんのお迎えに合わせて短い時間でしっかり出来たのがすごい。
だからって模様を手抜きしたりはしていません。とてもきれいに乗せてあります。

　　　　　　　

自分が欲しいと思う色で欲しいと思う大きさとデザインで作れるのが手作りフェルトの良いところ。
そして出来たものはとても質が良く、長く使える。そしてフェルトは積み重ねの手芸ではないので、少ない回数習う事で自分でそこからの応用が広く効きます。

昨日友達のカフェで偶然会って、「ずっとフェルトをちゃんと習いたいと思ってたんです！」と言う彼女。
カフェでの日程に合わなくて残念だったんだけど、今日の工房に来れると言う事でいらっしゃいました。昨日の今日で話が早い。出会いってすごいなあと思います。
本を見て作ってみたけど、どうも納得がいかなくて困っていたとの事。
そうなんです。読んでもこの微妙な質の変化や小さなコツのひとつひとつが伝わらない。言葉より文字より写真より、やっぱり実際に手から手へ伝える事がとても有効です。それで今日一緒に作ってみていろいろなことが良くわかったって。良かった。
手作りが好きな彼女なので、これから楽しいフェルトライフが広がる事でしょう。いつも小さな人形と写真を撮るのが習慣らしい。一緒に撮らせてもらう。可愛いね。

　　　　　　　

後の二人はノールビンディング。昨日作った針を使って、少しずつ作り目や編み方を繰り返し練習する。
自転車に乗るのと似ていて、どこがどうなってるのかわかるまで難しい。でもリズムがつかめたらなんてことない。わかればいろいろな糸の様子が見えてくる。ものすごく集中してやっていました。とっても疲れたと思います。

　　　　　　　

ランチやお茶と手作りお菓子の差し入れを楽しみながら、集中してしっかりがっつり手仕事した一日でした。
彼女たちは長年の私の生徒さんですが、工房に来て貰ったのは初めて。これから気楽に訪れて欲しい。