作品紹介の最終回。
私の作ったグリーンガーネットアルプベスト(名前長い)。
まず毛刈りして。
フリースを洗って。
染める。
羊仲間に教えて貰った染料を使って。計算して染める。試し染めを何回もした。
たくさんの羊毛を何回にも分けて染める。
それを梳いて。
紡ぐ。
それをノールビンドニングで編んで行く。
編んで行く。
それと並行してフェルト部分も作る。
型紙は自分のサイズを測って原型を作り、そしてベストに発展させて作りました。
型紙からフェルトの型紙を起こす。
デザインはオーストリアの民族衣装を参考に、オリジナルなものを考えました。
花の柄はトールペイントの作品を参考にして。
下書きもして考える。
模様は並べて付けます。
本体の羊毛を乗せて、石鹸水をかけてこすってこすってこすります。
巻いてローリング。ローリングに継ぐローリング。
そしてまたローリング。
次の日もローリング。毎日朝起きると背中が痛い。もう体が動かないと思うくらいに何日ものローリングを重ねてやっとの事で目標まで縮んだ。フェルトの良いところは、成形してそのまま乾かすとその形を記憶してくれるところ。
私が着たらもうピッタリに出来ています。
後ろ身頃も編めた。そしてそれを縮絨。
これがまた縮みにくい。また大変。でもやるしかない。
これまた体が痛くなる位縮絨して、
やっとの事で前身頃と縫い合わせる。
そしてボタンを付けて、ボタンホールを作って出来上がり。
後ろにベルトとボタンも付けました。ボタンには双頭の鷲が。
中にハートも入れて。
これらの4つのベストを夏に徳島の海岸で拾った流木とアルミの針金でモビールのように繋ぎました。
それはメンバーの一人が一生懸命にドリルを駆使して繋げてくれた。
そうやって私たちの作品が出来上がりました。
出来る直前に一人の体調がすごく悪くなって続けられないかもって心配したり。
一人の作品が全然出来てなくて、無理かもって思ったり。出来て送れるかなって心配したり。
クリニックの患者さん達だから無理が出来ないので、その中でどれくらい出来るかの勝負だった。
本当にいろいろあった。でも出来た時の喜びは何物にも代えがたい。そして大変でもみんなで作る事の喜びも。みんなすごく頑張った。
今日、私のフェルトの大先生が展覧会に来て、私たちの作品を観てくれました。
そしてとっても良く出来てると褒めてくれた。そんなに褒めてくれると思ってなかったから、すごく嬉しかった。
一つ一つのベストを観てくれて、感心して唸っている。
私のベストの生地を縮絨させるのが大変だったと言ったら、「わかります。でもこれはとても硬く縮絨出来てます。フェルトとは思えない。織ってフェルトにしたものみたい。」と。さすが先生だなあと。観ただけで苦労と成果をわかって貰える。
素晴らしい先生に付いて良かった。
お昼を一緒した羊仲間にも「あの作品を作るの大変だったでしょう!」と言われて。しばらく忘れてた完成までの道のりを急に思い出してじんとした。そうだった途方もない時間と労力とあれやこれやの危機を乗り越えてやっとのことで出品出来たんだった。
会食の後、ハートピアまでの道のりを足早に歩きながらそれを思って涙した。大切な先生と仲間の言葉のありがたさが身に染みた。
明日、患者さん達と一緒に観に行く予定です。みんな無事に着きますように。一緒に熱い羊の空気を存分に味わおう。
私の作ったグリーンガーネットアルプベスト(名前長い)。
まず毛刈りして。
フリースを洗って。
染める。
羊仲間に教えて貰った染料を使って。計算して染める。試し染めを何回もした。
たくさんの羊毛を何回にも分けて染める。
それを梳いて。
紡ぐ。
それをノールビンドニングで編んで行く。
編んで行く。
それと並行してフェルト部分も作る。
型紙は自分のサイズを測って原型を作り、そしてベストに発展させて作りました。
型紙からフェルトの型紙を起こす。
デザインはオーストリアの民族衣装を参考に、オリジナルなものを考えました。
花の柄はトールペイントの作品を参考にして。
下書きもして考える。
模様は並べて付けます。
本体の羊毛を乗せて、石鹸水をかけてこすってこすってこすります。
巻いてローリング。ローリングに継ぐローリング。
そしてまたローリング。
次の日もローリング。毎日朝起きると背中が痛い。もう体が動かないと思うくらいに何日ものローリングを重ねてやっとの事で目標まで縮んだ。フェルトの良いところは、成形してそのまま乾かすとその形を記憶してくれるところ。
私が着たらもうピッタリに出来ています。
後ろ身頃も編めた。そしてそれを縮絨。
これがまた縮みにくい。また大変。でもやるしかない。
これまた体が痛くなる位縮絨して、
やっとの事で前身頃と縫い合わせる。
そしてボタンを付けて、ボタンホールを作って出来上がり。
後ろにベルトとボタンも付けました。ボタンには双頭の鷲が。
中にハートも入れて。
これらの4つのベストを夏に徳島の海岸で拾った流木とアルミの針金でモビールのように繋ぎました。
それはメンバーの一人が一生懸命にドリルを駆使して繋げてくれた。
そうやって私たちの作品が出来上がりました。
出来る直前に一人の体調がすごく悪くなって続けられないかもって心配したり。
一人の作品が全然出来てなくて、無理かもって思ったり。出来て送れるかなって心配したり。
クリニックの患者さん達だから無理が出来ないので、その中でどれくらい出来るかの勝負だった。
本当にいろいろあった。でも出来た時の喜びは何物にも代えがたい。そして大変でもみんなで作る事の喜びも。みんなすごく頑張った。
今日、私のフェルトの大先生が展覧会に来て、私たちの作品を観てくれました。
そしてとっても良く出来てると褒めてくれた。そんなに褒めてくれると思ってなかったから、すごく嬉しかった。
一つ一つのベストを観てくれて、感心して唸っている。
私のベストの生地を縮絨させるのが大変だったと言ったら、「わかります。でもこれはとても硬く縮絨出来てます。フェルトとは思えない。織ってフェルトにしたものみたい。」と。さすが先生だなあと。観ただけで苦労と成果をわかって貰える。
素晴らしい先生に付いて良かった。
お昼を一緒した羊仲間にも「あの作品を作るの大変だったでしょう!」と言われて。しばらく忘れてた完成までの道のりを急に思い出してじんとした。そうだった途方もない時間と労力とあれやこれやの危機を乗り越えてやっとのことで出品出来たんだった。
会食の後、ハートピアまでの道のりを足早に歩きながらそれを思って涙した。大切な先生と仲間の言葉のありがたさが身に染みた。
明日、患者さん達と一緒に観に行く予定です。みんな無事に着きますように。一緒に熱い羊の空気を存分に味わおう。