季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ヒツジパレット二日目 、華やかローズベスト&手縫いジェントルベスト

2015-02-06 23:35:43 | ウールクラフト WoolCraft
朝からハートピア京都にてニッケのウール大学に参加。
「不織布工場生産と手作りフェルト」
工場でどんなふうにフェルトが作られているのかを映像やスライドを使ってわかりやすく説明してくれる。
ニッケでは明石に太陽光電池があって、その敷地内の雑草の繁殖を抑えるために羊を飼っている。その美しい羊たちのブロマイドが付いたキットカットが売ってた。それと繊維の事ならなんでもわかる事典を買った。

       

工場でのフェルト作り。それが私たちがいつもやっている規模からしたらなんとも大がかりで、人間にやることってすごいな、男の人が工場でやってることってとてつもないなと感心する事しきり。

工業フェルトの使い道の所では、ピアノでもハンマーだけじゃなくて、いろんなところにフェルトが使われている事。(音を出すのにも消すのにも、雑音を押さえるのにもフェルトが使われていた。ピアノの音とフェルトは切っても切れない仲だった。)車の内側にも振動や騒音を抑えるためにたくさんのフェルトが使われている。もちろん他の新幹線などの乗り物も。スタンプのパッドも中はフェルトらしい。もちろんフェルトペンも。
そうやって見えないところにたくさんのフェルトが使われているのを知った。

ほんとうはもっと他の講義もあったんだけど、展示場に行きたかったから今回は残念ながら聞かなかった。また機会があったら是非聞きたい。


会場にある私たちの作品。

       

人気投票があって、3つまで書けるんだけどなかなか決まらない。考えています。

モンゴルのところではまた縮絨をしていた。水だけでほんとうに縮絨している。巻いて転がして本当に縮んでいます。

       

夕方からはアートヤーンの紡ぎ方の講習に参加。ニュージーランドのアシュフォード社から講師の方がいらしてた。

いろんな色と他の素材を使って、カードのかけ方、紡ぎ方を教えてもらう。
カードをかけるだけでもかなり面白そう。ドラムカーダーでも。

       

ブレンディングボードでも。そうして色を混ぜて紡いでいく。

       

いろいろな紡ぎ車があって、楽しい。いいなあ大きなボビンの付いてるの。

       

ぽこぽこ飛び出た糸が紡げました。なかなか難しい。

       

また一日しっかりと羊の世界に浸った。あっという間に過ぎる。


作品紹介続きです。

一つは華やかローズベスト。
これは元の羊毛を染めるところからやりました。好きな色に染める。
それを型の上に置いて行きます。

       

とても大きかったので、乗せるだけでも何か月もかかってたと思う。
それを縮絨して体に合わせてタックを取ったりして形を整え、バラの花をフェルトで作って付けてあります。
 
       

着たら、後姿がかなりかっこいい。

       

もう一つは、手縫いのジェントルベスト。
採寸からやって、原型を作って、型紙を作る。そうして布に写して全部手で縫って行きました。
布はクリニックの近くにある布屋さんの物と、頂いた着物地で縫っています。

       

ほとんど見えない所に入ってしまっているのが勿体ないけど、彼の縫い目はとても緻密です。

       

ボタンをクルミボタンにしたのですが、少し可愛すぎたよう。帰ってきたらまたこれに襟を付けてボタンも替えようと話しています。

       

どちらも直前までがんばって作り上げました。


今日は少し空いた時間に京都の町を散策できて楽しかった。鳩居堂にて匂い袋を買ってきました。
まだまだ続くよ、ヒツジパレット。明日はレクチャーと交流会。楽しみ。





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