季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

裁縫、再訪

2015-06-22 21:11:14 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

それぞれの作業を夢中で進める。

ニードルに夢中になりすぎて昨日食事を忘れそうになったと。
先生に「依存でしょうかね?」と聞いたら「スマホ一日触ってるよりずっと良い。」って言われたらしい。
食べることと寝る事だけは忘れないでねって言っておいた。
彼の作品、みんなが目を見張るくらいすごいです。やって行くうちにいろいろとわからないことが出てきて、これからこれから。

刺繍男子の彼はハンドワークでは作らないけど、うちで作ったのを持って来て見せてくれます。
それが信じられないくらい美しい。これもみんなで絶賛!
ちゃんとしたものに刺繍して欲しいなあと。あまりにもすごいので、ちゃんと作品を貯めて個展をした方が良いと思う。

ニットのパンツを縫っていた彼。裾の仕上げをして、出来た。
切り替えが複雑で、プラモデルみたいに作った。だいたいニット地を手縫いできるかどうかわからずやってみた。それが綺麗に出来たからすごいなあと思う。
私も知らない扉を次々と彼らは開けて行く。いろんな新しい世界を見せて貰って私もワクワクしている。

モンゴルの座布団、って言っていいかわからないけど、あと1/4残すのみ。「なんにしようかな?」って考えてる。
右下の山にお日さまの所がお弁当みたいだと言ったら怒ってた(笑)

       

なにげにその右の青い靴みたいなところのズボンを茶色く刺繍したところの埋まり具合が尋常じゃないです。

途中で相談員の人が「片付けてたら出てきました」と昔のハンドワークの作品を持って来てくれた。
それがもう10年以上前のもの。
見たらものすごく懐かしい人の作品が。艦長!

       

第2次世界大戦の時に少年兵として軍艦に乗っていた彼。船を降りて随分と経ったその時でもまだ彼の中では軍艦生活が終わっていなかった。
いつも船の話をしていた。それで絞り染めのテーマも船にしたんだった。
まだハンドワークが始まってすぐでそれほど人が来てなかった時、艦長一人って言う日もあった。
それがいつの日からかクリニックに来なくなって。
今日は久しぶりに艦長に会えた気がしてとっても嬉しい。
ひとしきり艦長の思い出話にみんなで浸る。
みんなに「思い出話にならないで、ずっと来てね。」と言う。
アルコール依存症は回復はあっても完治はない。一度かかったら一生クリニックとは縁が切れない。
だからハンドワークも長い人はずっと何年も関わっています。
それがただの手芸教室と違うところ。作業しながら私たちの人生が重なっています。

これを観て、「染め物ながいことやってないなあ。」と。一時染物だけやってた時期あったね。じゃあまたやりましょう!ってことに。
ハプニングで潮の流れが変わった。夏の染め物、やりましょう!


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