季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ゆっくりの意義

2015-06-24 09:04:33 | 食べ物 Eat
けっこうたくさんあるビーツ。そしてチビマルニンジン。
少な目の水でゆっくりと蒸し煮にして置いた。
朝、テレビを観ながらゆっくりと皮を剥く。
小さいのはひとつずつニンジンとラップでくるんで冷凍。これは朝に豆乳と一緒にバーミックスでつぶしてスムージーにする。
これは牛乳より調整豆乳が断然美味しい。毎日でも飽きません。

大きめのはスライスして容器に入れて塩少しとたっぷりの米酢を注ぐ。あったのでディルの花も入れる。爽やかな香りが付きます。
なんの工夫もないこれが我が家で一番のヒット。ビーツの甘味があるのでこれだけで甘酢漬けやピクルスみたいな味になります。
こういうのを箸休めと言うんだろうと思う。サッパリとして食べやすい。毎日食べても飽きない。

       

こうやって作業をしながらボーっと考え事。
この頃繰り返し思い浮かぶ考えは

フライパンを温める時、強火で一気に温めるのと弱火でゆっくりと温めるのでは違う。ゆっくりだと素材がくっつかない。
そんなふうに、料理の時も強火で一気にと弱火でゆっくりって違うんだろうなと。
例えばお湯一つでも同じ100度のお湯になったとしてもその過程でお湯の質って変わってくるような気がする。
分子の一つ一つに均等に整ったエネルギーを分配することの美しさ、心地よさ。
このゆっくりしっかりがこの頃のテーマ。
焦らず騒がず落ち着いた空気のなかで作業を進めて、分子や細胞の整ったものを作って行きたい。

フライパンの事、この本に書いてありました。くっつかないようにするにはどうしたらいいのか?という疑問がこれで解決した。
私にとって今とってもタイムリーな本でした。赤ちゃんを抱える若い女性が離婚して野菜たっぷりメニューのレストランを開く話。
夢物語じゃなくてしっかりと経済的なことまで書いてあるところが良かった。

雪と珊瑚と (角川文庫)
梨木 香歩
KADOKAWA/角川書店
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