季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ひつじいひつじい

2016-03-02 21:14:11 | 映画 movie
川沿いの柳にたくさんの輝く緑の芽。美しい。

       

前から観たくて、人からも「あれ好きそうだね!」って言われてたから観ないと!って思ってた映画を観てきました。
ひつじ村の兄弟。



アイスランドの原種のひつじを飼っている老兄弟の話。
風景が綺麗。羊がものすごく素敵!!そしてじいさんたちも。髪がぼさぼさでひげもじゃの素敵な人たち。そしてセーターも素敵です。

ひろいひろい草原で大事に育てられている羊。
ものすごくかわいがられている。

でも冒頭の可愛がりシーンでちょっとどうかな?って思った。それはひつじがかわいいからって正面から抱いて鼻づらやおでこを撫でると言うもの。
それは、それはすっごく慣れてる人だったらするのかな? 私はしないし、私の知っている牛や羊を飼ってる人はしなさそう。
と言うのは、正面に立つと言う事は彼らにとっては戦闘態勢。しかも頭突きをすることが攻撃である彼らにしてみたら、鼻ずらや額を刺激されることは攻撃を仕掛けられてることになるから。牛の鼻ずらを撫でて、突かれるようになって困ったって言う人を知ってる。
どうかな?

BSEが怖い。全頭処分。観てる私も悲しくなった。
兄弟の仲間の怒り、悲しみ、あきらめ、落ち込み。その深さ。

動物と暮らすと言う事に付いて考えさせられた。

それでもね、この映画の不思議な所。
「え?ここでなん?」ってところでふっつりと終わる。
暗転、エンドロール。
きっと観てる人の頭の上にはたくさんのクエスチョンマークが浮かんでいたはず。
どうなるの?わからないまま終わった。

願わくば、助かってうまく行って欲しい。でもわからず。

兄弟のセーター。ロピーセーターってのだと思う。
いつでも着てる。着たきり。仕事の時ももちろん。
セーターってそう言うものなんだと思う。北欧の人たちにとっては。
その使いこまれたくたびれたセーターが見物。

結局じいさんたちもひつじっぽかった。
ひつじ。仲間でも喧嘩する。単純でバカなところがある。
そして頑固。
おじさんたち、ひつじを飼いすぎてひつじみたいになっちゃった。

そしてボーダーコリーが可愛かったなあ。

もうすぐ毛刈りの季節。待ち遠しいなあ。ひつじたちどうしてるかなあ?ひつじが恋しい。


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